「善人」と「悪人」、あなたは自分をどっちだと思っていますか?
誰だって、できることなら「悪人」にはなりたくない、「善人」でありたいと願っているものですが、実は、善人はハッピーになれないっていう事実がある。
自分が悪い心を持っている、計算高い、って悩んだり、肩を落としてまで「どうして…」と落ち込む必要はありません。
そこで、善人がハッピーになれない理由とその事実をご紹介します。
善人は損をするのか?
周りが認めるような、人との交流を大切にし、ハッピーにしてくれる存在。
皆がいい人、って評価する人は、実際に接してみると、本当にいい人が多いです。
でも、「善人は損をする」とか、「善人ほど幸せになれない」という話もときどき耳にします。
善人は損をするのか?得をするのか?真実はどちらなのか。
結論からお伝えすると、これは研究結果が出ています。
- そこそこ善人(いい人)は、得をする
- 善人すぎると、大損する
善人の研究結果というのは、すでに研究結果として出ています。
ペンシルバニア大学のグラント教授は、「善人のほうが成功するだろう」という仮説で実は、研究をすすめていました。
この研究では、成績・地位・収入が低い人の共通点は「善人」「いい人」だったのです。
その、中間層は「ずるい人」、「普通の人」が多いという結果でした。
その他は割愛しますが、「下位のいい人」は、ズルい人につけ込まれたり、こき使われたり、精神面などのメンタルだけではなく、ストレスの影響で心臓病のリスクも高いと言われています。
性格の悪い人やズルい人ばかり得をし真面目な善人ばかり損をする
私はこれまでに民度の高い人から低い人まで関わってきていますが、善人が報われるのはあくまで理想論でしかなく、現実の世の中はそこまでのレベルに到達していません。
「不公平な世の中だ!」
って叫んだとしても理想論で世の中は変わらないし、なにをいっても無駄です。
今勝ち組になれるのって「現実のルールを上手く利用して賢く生きることができる人」なんですよね。
善よりも悪の方が強いってこと
まずは原則として「善よりも悪の方が強い」と心得ましょう。
性善説、性悪説、いろいろありますが、人間は、どちらに生まれたにしろ、悪の色が多少ないと生き延びていけません。
ではそれはなぜか。具体的に見ていきたいと思います。
世界全体でも力の弱い国は虐げられている
核問題でもそうですが、ズルく、しつこい国は、核実験の設備をこっそり作っていたりを繰り返しています。
どんなにアプローチしようが相手は応じない。
核保有問題は数十年も解決してない問題です。
これで何がいいたいのかというと、「論理的に対話しようとしても相手が論理的に話さなければ成り立たない」ということです。
論理的な話をすることが善の手法だとして、それに応じないのが悪の手法。
話の通じない人は、理性的に冷静に話ができないので、結果的に悪がのさばる形にあるのです。
ここで上手く話し合いが最後まで行くには双方が「善人」である場合のみです。
悪には悪で対抗しないと奪われてばかり
私も、嫌がらせにあったことが過去にはあります。
でも、嫌がらせにあったからと言って、涙を流して泣き寝入りしたとして、心が傷ついて、そのまま亡くなってしまう人もいます。
善は悪に勝てないという話がありますが、悪に立ち向かうためには、悪には悪で対抗しなければならないんです。
やられたらやり返す、武力行使の警告もするほど強気な姿勢が自分の心を救ってくれることもあるでしょう。
心が生粋の悪ではなかったとしても、悪に対しては悪で対抗しなければ通用しないのです。
悪には悪で対抗をすることで、訴えかけることができるのです。
善人は都合良く利用されてしまう
善しか知らない善人は弱いものです。
この世の中では、むしろそういう善人は悪人に都合良く利用されてしまいます。
真面目で純粋な学生が悪い大人に都合良く利用されてしまうのと同じで、賢い犯罪や、悪の手口に純粋な方は簡単に騙されてしまいます。
善に従って生き、悪を知らない自分でいるということは、相手に騙されて、弱みを握られてしまうことになります。
したがって、悪人の存在を知り、時には、悪を使いこなせるぐらいの自分にならないと安全に生きることはできません。
悪には悪を、使いこなす勇気が必要
世の中の教育では善人でいることを理想としていますが、真面目で従順でいることはバカを見ることになります。
誰にでも優しく、友達がたくさんいて、人付き合いを大事にする人が社会的に好ましいとされているけれどそれは理想論に過ぎず、そのままおとなになり生きていけば、絶対に悪の刃でやられてしまいます。
世の中は善意で成り立っているのではなく、収益構造や人間の欲求・誰かのボランティア精神(自分の欲求を満たすための支配欲)、優越感でできています。
人は、他人に興味がなく、自分が生き延びるために、多少の悪を持っているのがベストなので、利用される前に利用を考える必要があります。
悪に対しては悪でしか身を守れないことを知っておくといいでしょう。
まとめ
弱者や善人は幸せになれない…っていいますが、この世は、善人が勝つシステムになっていません。
なぜなら、悪がはびこっているからです。
善人が通用するのは民度が高い人間の間だけです。
こういった人には、善が通用しないので心が弱かったり、対抗の手段がなければ、相手に一方的にやられます。
これから生きてくためには、「善人はハッピーになれない」って心に刻んで、よく考えながら賢く立ち回りましょう。