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人を統治することが難しい…大きな問題を小さく処理、分割統治法とは。
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古代ローマ国家が広大な領土をどのように統治していたか、あなたはご存知でしょうか?

その一つが属州単位で治める分割統治制度です。

今、現在の日本国内ではもちろん、勢力拡大、問題の解決など、自分自身の中でも取り入れていくべき方法です。

分割統治法ってなんなのでしょうか?

詳しく見ていきましょう。

古代ローマと分割統治法

ローマはもともと都市国家であり、イタリア半島内では他の都市国家との同盟関係で勢力を拡大していきました。

戦争で勝ち、強制的に同盟関係を結ばせ、その後同盟都市には一定の自治権とローマ市民権を与えてきました。

ローマが成功を収めて、あらゆる都市を治めることが出来て、かつ、勢力拡大できたのはなぜでしょうか?

たとえば、第一次ポエニ戦争で獲得したシチリアは、ローマから派遣される担当官が統治を行ってきました。

ローマの属州統治の始まりであり、これ以降獲得した領土は属州として担当が統治していくことになっています。

属州を納めたのは属州総督。

  • 執政官経験者(プロコンスル)
  • 法務官経験者(プロプラエトル)

 

執政官(コンスル)とは、ローマの行政最高責任者であり、法務官(プラエトル)は司法の責任者です。

これらを経験した人が、元老院(帝政期では皇帝含む)に任命されて、任地に赴いています。

  • 課税、および財政運営
  • 司法
  • 統括

 

以上の任務を遂行する必要があったからです。

属州総督は財政運営のために徴税し、裁判を行い、そして安全のために内外の敵を取り除き、最盛期には50近くの属州がありました。

文化が違う外国の統治は非常に難しいのですが、なんと、この方法で、属州獲得から400年以上も統治を続けたのです。

この当時のローマの柔軟性は、その当時は、国内外の市民から「敵」だと認識されていますが、歴史的に見ると、「賞賛に値する」と評価されており、今でも絶賛されています。

大きな問題は小さくして1つずつ対処する――分割統治法

このことが何を示しているのかというと…。

まず、そのままでは解決することが難しい「大きな問題」は、いくつかの「小さな問題」に分割して、個別に解決することが望ましいことを示しています。

なぜなら、小さくした各個の問題は、元の問題に比べて格段に容易になり、すぐに解決に至ります。

個々の問題解決の積み上げにより、最終的に、元の大きな問題の解決に至ることができます。

そして、時代が移り変わると、当時は忌み嫌われていたとしても、最終的には「立派なことをした」と歴史に残っているのです。

大きなままでは制御不能

問題というものは、規模が大きくなればなるほど、統治しにくくなります。

人の心理で、批判や、やっかみ、制御不能な民衆が、その統治に反抗心を抱くようになるからです。

これは人間の持つ「生存本能」。

最悪、解決できない場合もあります。

国の統治も、たとえば、小さなコミュニティでも、たとえば、日本国内のことでもそうですよね。

このウイルスが万栄している今の状況では、「優秀な統治者が統治をすること」はもちろん、制御が容易になるような規模まで問題を分割して、それから取り組む方が効率的です。

分割統治をしているリーダーに敬意を払おう

いま現代も、この日本をそれぞれの地域の知事が統治をしている状態ですが、このローマのように、(ローマの行政最高責任者であり、法務官(プラエトル)は司法の責任者)のように、法律に長けている人はやはり優秀ですよね。

ただ、今現代、人々は、人気や、称賛を浴びているリーダーが少し失敗をするとすぐに反発をして、引きずり降ろそうとします。

あなたも、人をまとめようとして、批判をされて悲しんでいませんか?

分割統治をやるならば、その「必死さ」、「愚直さ」はとても重要です。

失敗をしても、それでも批判をされようと、情報を提供し続ける姿勢を持つ「優秀、で能力の高い覚悟を持った政治家」は、もしかしたら、現時点では首長としては独断専行の傾向はあるかもしれません。

ただ、歴史から見ても、ローマを見ても、勇み足で統治した統治者が後に絶賛されたように、歴史的には成功するはずで流れを変えてくれる存在なのです。

批判覚悟の人間を応援する民になる

たとえば吉村大阪府知事は、国の統治である総理とは違い優秀なブレーンが草稿を作ってスピーチをしている訳ではなく、不眠不休で自分自ら現場に入り、率先垂範し現場で指示しています。

現場の事が完璧ではないが理解し、朴訥な話でも、説得力を持って、批判覚悟で説明をしています。

一方で、トップである統治をしていないリーダーである安倍総理は有能な官僚の報告を受け、家で寛いでいます。

隠れて何も言わず、出てくることもせず、ひたすら責任を負いたくないから、何も話そうとしない人間をリーダーと呼べますか?

何も言わずに出てこない、責任を取ろうとしない人間よりも、間違っていようとも、研究段階の報告を迷わず、批判されても出してくれる人とどちらが信頼できるでしょうか。

朝令暮改、右往左往で世界中から嘲笑されることがあったとしても、ありとあらゆる手段で統治を試みようとしている優秀な統治者を応援するべき時なのではないかと。

統治者は批判されるけれど負けたことはない

統治者はその国民からはその都度称賛され、何かあれば蔑まれるいわば嫌われ者です。

これらに統治される途中段階では、そのものの多くは、最初は従順でも、常に批判や、反抗をし始めます。

多くの人間は視野が狭く一つのチャレンジをはなから否定し、物事を大局で見ることができません。

どのコミュニティでもそうで、統治をするものは、多くのものを背負い、批判される運命だけれども多くの人の注目を結果的に集めて来ました。

あなたが、今小さなコミュニティでも、現在統治を試みていて、批判されていたとしても、負けないでくださいね。

そして自分自身も歴史的な局面を迎える今だからこそ、だれがきちんと動いてくれているのか、その努力を応援できる人間にならなければ、局面が乗り越えられません。

今は変革を起こしているときであり、それを乗り越えた先に、未来が訪れるのです。

そして、批判するのではなく、応援し、未来のために、それを「個」に取り入れてみませんか?

それが私達にできる危機を乗り越えるための「分割統治法」だから。

自分自身の悩みもまずは大きなものから、小さなものへと分割しよう

自分自身も漠然とした大きな悩みや問題を抱えていませんか?

そういった悩みも実は分割をして、解決することが出来ます。

何が悩みの本質か、小さな問題から一つ一つ解決していくことで、自然とクリアになっていきます。

多くのものを守ろうとしたり、大きく変えようとしなくても問題はありません。

誰かを守りたいときも、まずは自分の周りの身近な人から「統治」して守れるようにしたいですよね。

誰でも分割統治を取り入れて、対処することができるんです。

まとめ

大きな問題は小さく分割して、解決することが望ましい…。

分割統治法はあらゆる場所で使われており、今の日本はもちろん、自分自身の問題も、解決していくべきだと思います。

大きすぎるのであれば、小さく分けて解決を。

優秀な統治者が現れたのであれば…。

物事は大局で見ることが大事で、未来のためにも、勇み足で挑む、統治をするリーダーは褒めて然るべきなのです。

そして、個へと取り入れていきませんか?

私は吉村知事をずっと応援しています❤

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