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失恋の痛みとはアイデンティティの欠如?立ち直り自分を取り戻すための方法
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失恋をしてまさに「人生のどん底のような気分」を味わっていませんか。

でも、「頭で割り切っているはずなのに…」ってなぜ落ち込んでしまうのかわからない部分もありますよね。

失恋の可能性って、別に若いときだけじゃなくて、何歳になってもあります。

順調な恋だと思っていたけど、向こうはそんなつもりじゃなかった…とかもあるし、結婚していても離婚を切り出されるかもしれません。

そこで、失恋でつらい思いをしている人が立ち直るためにはどうすればいいのかをご紹介します。

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失恋の痛みの正体

あなたは失恋の経験がありますか?

「そこまでない」という人もいれば、「何度も味わっている…」という人もいるでしょう。

私は、結構何回も味わっている人で、人生でよくない時に失恋が重なって本当に死のうかと思ったこともあります。

失恋独特の喪失感って、半端じゃなくて、人生終わった…って思うこともあるでしょう。

私も、立ち直ることが想像できないような状態で食欲もでず涙が溢れ、今もよく生きていたな…って思うぐらいです。

そんな失恋の痛みの正体をここではご紹介します。

アイデンティティが揺らいでいる

頭では割り切っているはずなのに、なぜか辛い…そんなことってありませんか。

実は失恋の痛みとは、別れたことに対する痛みではないからです。

失恋でつらい思いをしているのは、「アイデンティティが揺らいでしまっている」ことが原因です。

アイデンティティとは、自己同一性のこと。

簡単に言ったら、「自分が自分である理由」です。

ノースウエスタン大学の研究によると、以下のように、別れた事実よりも、この「アイデンティティの喪失」により、失恋独特の心が沈んだ感覚が出るとされています。

人が失恋で傷つく理由は、好きな人と一緒にいるとその好きな人も自分のアイデンティティになり、自分の性格や自分の体と同じような状態になり、失恋すると、その自分の一部が無くなったように感じるから

新しい人がいるのに、元カレ、元カノのことが忘れられなかったり、あるいはどう考えても上手くいきっこないのに、その人に舞い戻ってしまうことがあります。

これは失恋により失った自分のアイデンティティを探しているから。

たとえば、成人男性にとって、大きなアイデンティティの一つが仕事です。

このアイデンティティがあることによって、【○○に勤めている○○さん】で、<仕事をしている自分>が、自分のアイデンティティ、つまり存在理由です。

同様に、円満な恋人関係を築いていたと思っていた矢先、急に別れを告げられたとしましょう。

相手がいなくなりますよね。

しかし、自分の中には「恋人がいる自分」というアイデンティティが残っている。

「○○という恋人(配偶者)がいる○○さん」という「それが根こそぎなくなる」ということは、自分自身、自分の存在理由が揺らぐことになります。

自分の存在や自分の存在意義を強く良くする生き物だから

このように、失恋は、酷く「アイデンティティを喪失させる出来事」だといえます。

人間は、そもそも自分の存在や自分の存在意義を、強く欲する生き物なのです。

だからアイデンティティが揺らぐということは、自分自身という存在がすごく不安定になってしまうのです。

普段は、自分の存在意義など意識していない人でも、失恋と同時に気がつくはずです。

自分のアイデンティティが揺らがないように自分を取り戻す方法

失恋は、「アイデンティティの喪失」を指します。

自分自身の存在理由がなくなったら、生きている意味が見出せなくなり、精神面に非常に大きなマイナスの影響を与えるでしょう。

では、どうすれば失恋の痛みから立ち直ることができるのでしょうか。

セルフ・コンセプト・リカバリー

失恋は相手がいなくなったことや、別れそのものが、問題ではありません。

自分の心の一部に穴がぽっかりと空いたように感じることが問題なので、新しいその一部を見つけて補うことが必要だということです。

こちらが、『セルフ・コンセプト・リカバリー』です。

具体的に何をするかというと、友達など、誰でもいいので、信頼のおける人に下記のようなことを話してみましょう。

・別れたときの状況
「いつ」、「どこで」、「どういう状況」で、「何と言われた?」
・相手の嫌なところ
・自分がよくなかったところ

話してみる相手がいないなら、占い師にでも良いし、メモ帳に書くことでも問題ありません。

ちなみに、私は過去の恋愛ではいつも友達に聞いてもらっていました。

その結果「このまま続いても結局うまく行かなかっただろう」という現実を受け止めることができ、新しいセルフイメージが徐々に作られていきます。

失恋した時には、別れた相手のことを思い出さないようにしようとするよりは、あえて別れた相手のことを詳細に思い出したほうが効果的です。

そして、具体的に他人に説明した方が、立ち直りは早くなるということです。

失われた自分のアイデンティティを補完する

このように、セルフ・コンセプト・リカバリーが済み、事実を受け止めることができたら、その後は、「彼女or彼氏がいなくなった自分」の新しいセルフイメージを作り上げることです。

わかりやすく言えば、「自分ひとりでも人生は完璧なんだ」だと頭で補完していくようにしましょう。

多くの人は、空いた穴を埋めるために、すぐ新しい恋人(異性)を見つけようとする傾向にあります。

「誰でも良いからこの穴を埋めて欲しい」みたいな感じです。

ですが、実際は、【穴】が空いていることに慣れることのほうがもっと重要なのです。

付き合っている異性がいない自分自身を受け入れることができ、付き合っている異性がいない状態が自分のアイデンティティになれば、辛くなくなります。

自分は自分の足で立っているんだという、自分のセルフイメージができてくることで、心が安定していきます。

自分自身のアイデンティティをクリアにする

今の世の中は、他人から、自分の存在意義を認めてもらうことに一生懸命な世の中だといえます。

たとえば、生まれてからは、親に、学校にいけば、教師や友達に認めてもらうことに一生懸命…。

職に就いてからも、上司や同僚から、プライベートでは、恋人や好きな異性に認めてもらうことに一生懸命…。

世の中がそうだったとして、自分もそれに染まる必然性はありません。

いつでも他人は、気まぐれで、自分勝手です。

そんな他人に自分の存在意義を認めてもらわなくたって、自分で自分の存在意義を認めてあげて良いんです。

自分の存在意義を、他人に依存してはいけません。

他人に依存するから、自分の存在意義が揺らぎやすくなり、精神的に辛い思いをします。

まずは、自分で自分の存在を認め、他人に依存しない生き方をスタートさせましょう。

他人からの承認や愛なんかは、人生のおまけ感覚。

遊び心で求める程度がいいかもしれません。

「なにもない自分」を受け入れないといけない状況に立たされた人は、逆に幸せを手にすることができたりします。

まとめ

私も、今まで失恋を繰り返してきていますが、徐々にそれに慣れてきたと思います。

このような記事を書いていることが、自分にとって、おそらく、セルフコンセプトリカバリーなのかもしれません。

自分の辛い理由がわかったら、辛さが軽くなるといえます。

是非参考にしてみてくださいね。

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