コロナウイルスが蔓延する中で、かれこれ数ヶ月。
職場の同僚とも、それから同居する家族とも、大好きな恋人とも、全然会っていない、もしくは適切な距離を開けている…という人はいませんか?
会いたいのに会えない…そんなときは、その距離感が辛いかもしれません。
ただ、コロナは関係なく…。
人間関係には、適切な距離感が大切で…。恋愛でも、パートナーでも、無理はしないこと。
距離感すらも最終的には愛することができるようになることが理想です。
傷つく関係性なら、より一層距離感がとても大切。
ソーシャルディスタンスと言われ、誰かに会えなくて、そして辛いと感じている人は、その裏側も考えてみると楽になります。
ぜひ参考にしてみてください。
ソーシャルディスタンスでの自粛生活は不便で窮屈なのか?
自粛生活は、不便で窮屈な日常。そう感じている人もいるかもしれません。
会いたくても会えない…。
ただし、距離感がない、人と距離が詰まった生活を想像したことはありますか?
物理的に、“密”すぎる空間。
ひとり引きこもれる場所は、用意されておらず、友達とも仲間とも、恋人との会話も、丸聞こえで、誰しもに筒抜け。
全てが、SNSに投稿されていて、誰かの投稿を見たり、自分も投稿をしたり、常に自分が一人になれず、プライベートがない。
距離感のなさは時に厄介です。
共に過ごす時間が長いのはなんとも厄介
人間関係は、共に過ごす時間が長いとは、なんとも厄介です。
片や恋人に会えず、焦がれていることもあります。
ただ、片や家族と一緒にいすぎて、これまでなかったトラブルが発生することも事実です。
人間関係にも、どれだけ愛があったとしても、そこには、適度なソーシャルディスタンスが必要です。
アフターコロナも平和に過ごせるためには、この距離感を今考える必要があると思います。
人と人は同じ気持ちではない
人と人は当たり前ですが、同じ気持ちではありません。
どれだけ関係性が近くても、どれだけ身近でも、人間同士、お互いは同じ気持ちであることがありません。
どれだけ近寄っても、けして一つになることはできません。
無理をすることは断じてよくありません。
ただ、愛するその人となら、多少無理をしてもいい…。
君となら、多少の無理はしてもいいよ?という関係性で、人間関係はできていると思います。
このため、大切な人なら、その距離を二人で作っていくことが大切です。
伝えたい気持ちがある場合も、そばにいてほしい場合も、距離を作っていくことと、その距離を含めて愛することが大切です。
「ソーシャルディスタンス」と人間関係。離れた距離感が心地よい
ここ数ヶ月で、こんなに人と人とのコミュニケーションが変化してしまっています。
新型コロナウイルスの世界的なパンデミックで、「ソーシャルディスタンス」という言葉も生まれ、物理的にも距離を取ることが推奨されています。
これまで、物理的な接触がなければ、人間関係が円滑に進まないというのが考えを改めなくてはならないようです。
会いたいのに、遠くなってしまう。そんな思いを抱えつつも、実はそこには利点が隠されています。
それはその関係が途切れないように、同じ気持ちじゃないなら、無理をしないように二人で縮めていく方法をとったり。
一つにはなれなかったとしても、いつの日かその距離感も愛することができるようになったりと。
根本的に物理的に近づくことがだけが、良好な関係性だとはいえません。
繊細な人はすぐに傷ついてしまうからこそ、適切な距離感がある方が関係は上手くいくことが多い。
つまり、距離感を作り、傷つかない距離を模索したり、大切だからこその、距離も含めて愛していくためのきっかけとなっているのです。
「ソーシャルディスタンス」で関係性が振り出しに戻るの?
ソーシャルディスタンスで、関係性が振り出しに戻ってしまうことを誰しもが恐れていると言えるでしょう。
離れてしまうことで、「相手の気持ちが離れてしまうのではないか…」「心が離れてしまうのではないか…」だとか、不安になる人もいると思います。
しかし、実際に、物理的な距離で、関係が振り出しに戻ることはありません。
物理的な距離よりも、適切な距離を作っていくこととその距離さえも抱きしめられるようにすることが大事だからです。
会えない日々が孤独を教えてくれる
会えない期間や、離れていることで、お互いがすれ違い、トラブルや、いさかいになってしまうこともあるでしょう。
どちらかが孤独を感じて、寂しい気持ちになっているとします。
ただ、会えない日々も、誰かが、距離感の中で傷ついたとしても、そんな体験を通して「この人はこの一言で、こんなに傷つくんだ」、と新たな発見ができたりします。
人間は孤独を知るからこそ、孤独を埋めようとします。
孤独を知らないままでは、本当の温かみも、幸せも感じることができません。
適切な距離感は、孤独を教えてくれるという役割を果たしてくれるのです。
二人で距離感を探ることができる
どの距離感がベストなのか…。と考えた時に、必ずしも近くにいること、密でいることが望ましいとは限りません。
大切な人との関係性を考えた時に、二人でベストな距離を見つめることはとても大切です。
言葉で伝えたくても、伝わらない場合、距離を見つめ直すことで、よりお互いを愛しく思うようになったり、より大切さや、良いところ、素晴らしいところが分かったり。
そのうちにその距離も愛することができるようになります。
無理はせず、途切れない適切な距離を探ることで、関係性が間違いなく向上していくし、距離ごと愛していくことができるでしょう。
大切な人との距離感や、それでも恋愛が辛いという人は第三者に相談をして、適切な距離感を考えていくことが大切です。
まとめ
コロナをきっかけに、物理的な距離、社会的な距離を置く、それだけではなく、大きな概念での人との「距離感」について論じられています。
ただ、この騒動で気づいていませんか?
大変な思い、傷ついている人がいたとして…。
互いに距離を一緒に近づけたり、一緒の時間を共有することが全てではありません。
人と人は同じ気持ちではなく、少しなら無理をしてもいい、という関係で成り立っているのが、人間同士。
ひとつにはなれないことは前提で、距離を見つめ直してみませんか?
距離を持つ、最適な距離を作っていくことで人間関係はもちろん、それごと抱きしめることができるようになります。
そして、より一層、自分自身の内面はもちろん、世界で起きていることに対して心を落ち着けることができるはずです。
ぜひ参考にしてみてください。