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ユートピアとディストピアの違いとは?監視社会や行動の制限から考える
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ユートピア(utopia)とディストピア(dystopia)という二つの言葉があります。

「ユートピア」は思想家のトマス・モアが出版した著書の名前で、和訳すれば「理想郷」と呼ばれています。

現実には存在しない理想的な社会です。

反対に「ディストピア」は、政府による徹底的な管理下におかれた市民が、人間としての尊厳や人間性までを否定される社会をいいます。

こちらのユートピアとディストピアの違いや、監視社会についてここではご紹介したいと思います。

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ユートピアとディストピアの違い

ユートピアとは?

ユートピアは、現実には存在しない、理想的な世界であり、ギリシア語の「どこにもない(ou)場所(topos)」」と「良い(eu)場所(topos)」をもとにトマス・モアが造った言葉とされています。

ユートピアは「夢想郷ではなく、普通の人々が努力して築き上げた社会主義国家」です。

病気がない、飢える心配がない、犯罪がないなど社会のあり方として理想的な要素が全て成立している世界が「ユートピア」。

あくまでも架空の話なので、人が嫌がる仕事を誰が行うのかといった、現実的な都合はさておき皆が思う理想の姿を集めたものが「ユートピア」です。

ディストピアとは?

“ディストピア”は理想郷を意味する“ユートピア”の対義語でギリシャ語で「どこでもない場所」という意味です。

ユートピアは、食料や物資に事欠かずに誰もが平和に暮らすことができる…など、考えられないような理想郷です。

それに対して、ディストピアは、そんな理想郷が実現することは難しいことに人々が気がついた世界なのです。

どんなに理想の社会を描いたところで、何の役にも立たない…とユートピア小説の意義を見失った作家たちが、ユートピアとは真逆の世界を描くようになりました。

現代は度重なる科学技術の発展により、ディストピアの世界に、確実に近づいているとされています。

あらゆる場所に設置された監視カメラは市民の行動を追い、何かあればSNSで全世界に顔を晒されることも珍しくありません。

人々の幸福が失われたような地獄のような世界が「ディストピア」です。

ディストピアといっても、「秩序のない無法の世界」はもちろん、「飢えと渇きに苦しむ世界」や「政府に全てを支配された管理社会」…など、様々な社会が提示されています。

未来も希望も持てない社会、ディストピアの世界が生まれる理由

理想的な世界が「ユートピア」、理想とは逆のどうしようもない世界が「ディストピア」です。

「ユートピア」と「ディストピア」は概念としての最高の世界と最悪の世界を表します。

社会の在り方の一つとして概念的なものであり実際に存在していませんが、実際に世界がこの様になるのでは…と感じていませんか。

なぜディストピアの世界が生まれてしまうのかをここではご紹介したいと思います。

絶対的な存在が出てくる

「独裁者」と聞くと、時代錯誤の言葉のように感じますが、決して過去のものではありません。

独裁者がいなくならないのか、民主主義が十分に機能しないのはどうしてなのか。

人々がなぜ権威主義的になるのか、独裁的になったりするのかということは過去から研究され続けています。

いつの時代も、民主主義が崩壊するのは、自由な風潮がその極みに走り、社会に悪が蔓延ることがきっかけです。

統治できないことをだれかが疎ましく思うようになり、民衆指導者がこれを煽る。

そして、欲望から支配に周りたい人間が増えていき、独裁を望む人が増えてくるという流れです。

また、ディストピア小説では、絶対的な存在がむしろ必要とされています。

その存在が、いくら国民の自由を奪っていることになってしまうとしても、「無政府状態であること」への恐怖から、独裁政権が生まれるのです。

ユートピア実現のため、ディストピアが存在しがち。

たとえば、「人類のために、なにか貢献しているのは偉い」という思想を多くの人間が持てば、「そんな人のために誰かが犠牲になるのは自然」という考えが生まれます。

そこに必要になってくるのが、『生活維持省』のような存在です。

「理想を叶えるためには犠牲もつきもの」と考えるのが当たり前になっていくのです。

犠牲をもとに得た理想は、果たして赦されるものなのか…という疑問もありますが、いつしか「理想のために幾ばく化の犠牲は必然」という流れになっていくのです。

統制が必要になる

小説で描かれるようなディストピア社会では、飲酒や喫煙、カフェインが規制されます。

要するに「健康で誰も傷つくことのない世界」を目指した結果、あらゆるものの規制が作られるのです。

世界は確かにマイナスのものを駆逐することはたやすいでしょう。

しかし、弊害として、市民から知識や行動する自由を奪い取ってしまうといっても過言ではありません。

有害図書や、有害な映画などを規制する動きも同じことがいえます。

表向きには「有害なものから、社会の秩序が損なわれることを防ぐため」という理由によるものですが、これが繰り返されると、「人々から思考力と行動力を奪う」ことにも繋がります。

このように、「管理・統制」が元となり、人間としての自由・尊厳・個別性がどんどん制限されていくと言うことになります。

全ては表裏一体

ユートピアと言うと、「エデンの園」を思い浮かべると思います。

だけど、神ではなく人類が造り出した機械的なユートピア世界は、そのままディストピアと表裏一体ともいえるのです。

まさに私たちの生きる世界はディストピアの前触れかもしれません。

概念として理想的な世界が存在するように、その正反対の救いがなくひどい世界も存在しているのです。

まとめ

果たして今後、世界はどうなっていくのか。

ユートピアで過ごしたい…なんて考えていたとしても、実はその正反対の世界が表裏一体として訪れることになってしまうかもしれません。

世界情勢とともにディストピアについて考えてみると、新たな発見があるのではないでしょうか。

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