別れる時にありがとうが言えること。それが綺麗で可能性がある…？

恋人との別れは、いつだって「覚悟」が伴います。

別れを伝えれば、そこでふたりの縁は終わってしまう。

別れを伝える時、精一杯の有難うが言えるのか。

それとも恨み言や、泣いて相手に縋るのか…。

別れる時に、本当にこれで良いのか、心はうろうろしているけれど、自分の中で、結論としては「もう一緒にいることはできない」に戻ってしまう。

そんな時間をたくさん繰り返しているけれど、最終的に有難うと言えるのが素晴らしいのか。

その点についてご紹介したいと思います。

感謝の言葉、恨み言、あなたはどちらが聞きたい？

「ありがとう」や「あなたと出逢えて良かった」、「本当に大好きだった」など…。

別れの言葉で感謝を伝えること。

これって、誰もが言われて、嫌な気持ちにならない内容です。

反対に、相手さんが別れを受け入れられず泣かれ縋られる。

結果的に別れに変わらないとしても幕引きとしてはどちらがいいのでしょうか。

自分の思いだけでなく、相手の気持ちも汲んだ振る舞いと言葉で伝えたいですよね。

結論としては、別れるにいいも悪いもない

私の結論としては、別れるにいいも悪いもないと思っています。

なぜかというと、別れるにしても、絶対にお互いに傷つかずに別れられるということはないからです。

その二人はとっくのとうに完全に終わっていて、実質的に別れていて自然消滅寸前状態だったときだけ。

そうでなければ、お互い、あるいは捨てられるほうは必ず傷つくことになります。

完全に綺麗に終わる、完全に傷つかないように…というふうにはなかなかいかないんです。

恋人との別れは、いつだって「覚悟」が伴います。

感謝の「ありがとう」は、人の心を動かすほど波動が高い最高の褒め言葉

本当に好きな人との別れは、災厄です。

災厄でどうしようもなく…。

数年経っても心に傷が残ることもあります。

トラウマになることも。立ち直れない人もいます。

そんな時、感謝を表す「ありがとう」は、すごく波動が高い言葉です。

そして大きな特徴が「人の心を動かすことができる」という点です。

そんな言葉だけで、相手を救うことができます。

RAS(ラス)を変容させること。

「波動が高い」とは「エネルギーとパワーがみなぎっている状態」と言い換えることができるのですが、脳には、RAS(ラス)というシステムがあります。

RASには「あなたが意識していることだけを見せ、後は隠す」という特徴があります。

別れの状況にある時あなたの気分は最悪。

「苦しくて辛い時に、とてもじゃないけどありがとうなんて言えない」と考えるなら、脳は幸せな意識に蓋をしたまま。

幸せを感じていなくても感謝することで意識を良い方へ持っていくことができる。

たったそれだけで、RASを変容させることができるのです。

だから、「ありがとう」は最高の褒め言葉で自分を受け入れ存在を認めてくれた証。

どんな理由で別れるにせよ、愛情でつながった時間を過ごした相手。

辛いこともあったけれど、そこには確かに愛があり、確かに幸せな瞬間もあった。

別れを選んだのに、自分との出会いに感謝してくれる人は、別れた後もその人の中にあたたかい面影と愛しい感情を残します。

RASの変容を意識することで、純粋に出会いに感謝して終わることのできて、自分にも相手にも、最高の感情を残せるのです。

ネガティブな感情をぶつけないこと

これまでたくさん相手の嫌な面を我慢してきた。つらいことがあっても耐えてきた。振り回されて悲しい思いばかりしてきた。

そんな状態から別れを決めた場合、最後にこれまでの苦しみを思う存分ぶつけたい、と思う人もいるでしょう。

そうすることで、気を晴らすことができますが、相手にとってはどうでしょうか。

別れ話だけでもダメージがあるのに、恨み言や攻めごと、怒りをぶつける最後。

気持ちはどんどん滅入り、相手に嫌なイメージを残して終わることになります。

それは自分の価値を下げることになります。

決して良いやり方だとは言えません。相手に自分の醜い姿を晒す必要がないんです。

「潔さ」が二人の今後も、自分の未来も左右する

本来、別れ話は前向きな気持ちではできないものです。

だから、意識までネガティブになり切る必要がありません。

潔くない態度、ネガティブな感謝のない態度は、子どもじみた印象で、二人の今後はますます見えなくなります。

あなたは、これら、どちらのように思われたいですか…？

人は、先がない場合、誰しもが誠意ある最後を望みます。

だから幕切れの感謝は、相手の胸を強く打ち、「素敵な人と出会えて良かった。付き合えてよかった。」

こんな風に思って貰える可能性は高まり、その後あなたの事を思い出す回数は増えます。

そういう意味では「ありがとう」は相手に対する言葉でありながら、実は自分の未来や価値を上げるために向けた言葉でもあるのです。

出会いが最上の出来事だったことを象徴しているから

「今までありがとう」が最高の別れ言葉なのは、その人との出会いが最上の出来事だったことを象徴しているためです。

そしてそう言えた自分にも輝かしい未来が待っていることでしょう。

胸を焦がすエンドロールとして胸に刻まれていくのだと思います。

復縁はもとより人生を好転させるためには、辛いからこそ工夫が必要。

辛くても、そんな時にあなたの潜在意識はクリアに浄められ、瞬時に大切な人へと伝わります。

まとめ

別れは本来、綺麗ではないし、言い争いみたいになってしまうのは仕方ない…と思っていませんか。

でも、そんなときにも相手に有難うと言えること。

これが、相手にいい人と付き合えてよかったな、と思い出として残すことができます。

それは自分の価値や未来も左右します。

別れに悩むあなたも、辛くても最高のエンドロールが迎えられるように祈っています。