恋人友達との縁切りは可能？縁を切りたい人と縁を切ってもいいの？

人が思い悩むほとんどの原因。それは人間関係です。

もしあなたが誰かとの関係、恋人や友達との関係性で深く悩んでいたなら人間関係の断捨離がおすすめです。

とはいえ「長く付き合ってきたから」「これも仲良しだから、縁を切れば後悔するかも？」なんて思っているかもしれません。

でも、表面的に取り繕うことは可能でも、心の拒絶反応が日々大きくなり続けると、心も体もますます苦しくなってしまうことがあるかも知れません。

私自身、相手がだれだろうと、嫌だと感じたらすぐに離れるタイプです！

そこで縁を切るべき人や、本当に縁切りをしていいの？などその対処法について解説していきます。

友達や恋人と縁切りをしてもいいの？

あの人との関係性がしんどい…縁切りをしたい…と考えている方も多いのではないでしょうか。

友達や恋人と縁切りをしても「もうこんな人と出会えないかも」って思っていませんか？

結論から言うと、あなたがそう感じたなら縁切りをしても問題ありません。

アドラーの思想は、生きづらさを抱える現代人に大きな影響を与え続けていますが、人生の殆どの時間を費やしているのが、「誰かとの人間関係」なのは事実です。

でも、振り返ってみてください。自分の人生のピンチを誰が助けてくれたのかって…。

苦しいときも、しんどいときも、結局解決するのは、自分自身なんですよね。

というか、アドバイスをもらったとしても、助けになったりしたとしても、自分をどうにか出来る人は自分以外にはいません。

ですから友達や恋人もそうで、距離がいくら近くても、同じシーンで学び合うことはあっても『共に過ごすだけ』なのです。

人は、一人で生まれて、一人で死んでいく、っていうのは実は動かしがたい事実なんです。

それを紛らわすために、人は関係を作ろうとします。

縁を切るべき人、友達がいるのに決断できない理由は罪悪感…助けたり助けられたり…の意味合いとは？

恋人、友達との縁が切れない理由。

それは、「助けたり助けられたりしたから」、「あるいはあの時、こんなことをしてくれた」といった、思い出があるからかも知れません。

『あの人は自分に生きる希望をくれた』という方もいるのですが、きっかけをくれただけ。

実は、これらは全て、気づくのは自分です。

友達や恋人、夫婦ですら人生の道すがらでたまたまの巡り合わせにより出会った関係です。

だからこそ、ずっと人生をともに生きるなんてことは自然ではなくて、人生の途中の分岐点で目的地が異なれば離れて行くことが自然です。

なぜかというと、それはその人の人生だからです。

人生が重なり合う瞬間で、特に互いに楽しく優しく、有意義に時間を過ごせないのであれば、一緒にいる意味はありません。

相手のことを考える前に自分のタイプを知る

縁切りをしたい…それは相手と自分とで違和感が生じているということです。

この場合、実は自分のタイプを知ることが肝心です。

今現在、あなたは相手に対して『違和感』を持っているのだと思います。

これについて『時間が解決してくれる』のなら良いのですが、区切りをつけたいと真剣に向き合わないほどの違和感を感じている場合もありますよね。

そして違和感の正体を知るために『自分のタイプ』を知っておくと違和感と縁切りをしたいその理由を理解しやすくなります。

人間には、二つのタイプがあると言われています。

ケンカをしても、それがキッカケで仲良くなれるタイプ。

ケンカをしても、それがキッカケで仲良くなれるタイプが1つ目のタイプです。

このタイプは『話し合うことで、いずれは分かり合える』という考えがあり、ケンカを恐れません。

感情的になりやすく、言いたいことは伝えたいという根本がありますが、感情の高まりで、周囲に迷惑をかけたり、自分を優先してしまう人も多いです。

ケンカをすることで、分かりあえた、と深まる場合もありますが、相手もこのタイプでなければ、相手がパワーに疲れてしまい、関係性自体がうまく行かなくなります。

ケンカを嫌うが、もしもケンカしたら一生会わないタイプ。

このタイプは『自分と人の考えの違い』を理解しているので、ぶつかることを避けます。

相手にどう思われているか、ということを気にかける人が多いです。

極力相手の意見を尊重し聞き入れようとしますが、相手の考えや、分かり合いたいという思いをぶつけられたり、自分の想定範囲を超えた時、関わり自体にすぐに疑問を持ち始めます。

このタイプの怖い点というのは、もしも怒らせた場合、関係の再生は不可能、ぱったりと連絡は途絶えるでしょう。

これらは、どちらが良いと言えませんが、これらの違うタイプを別のタイプに変えることはできません。

気質というのは生まれ持ったものなので、話し合ったとしても、答えは出ないのです。

『そういう習性を持っているタイプの人』という認識を強く持って、第三者の目線でどういう関係性なら、上手くやれそうか、ということを考える必要があります。

「慈悲の世界」と「分別の世界」が合わさって自分の世界になる

人生の流れってどんどん変わっていくもの。

小学校のときに、同じクラスで仲良くしていた人がいて、現在も残っている人はいるでしょうか？

違和感を感じる相手の関係を修復することも縁を切ることも、あなたにとっては必要な学びです。

我慢をし続けることは最善ではなく、自分のためになることをまずは考えてみてください。

これをスピリチュアルの観念で『曼荼羅』といいます。

胎蔵界曼荼羅のすべてを認め合う慈悲の世界と、金剛界曼荼羅の知識ではなく智慧で「分別していく」厳しい世界は、どちらも合わさって一つの世界です。

何も全ての縁を「全て認めてやっていこう」って思わなくて良いです。

曼荼羅の教えは、大きな一つの世界の中には、考え方の違う人や生き方をすべてみとめて「あなたと一緒にいたい」と「肯定」する大きな世界もあります。

でも、それと同時に、「その原因やプロセスを正しい智慧でもって見極めて弁別していこう」とする分別の世界もあるということです。

どちらも同じ一つの世界なので両側面があって自然なのです。

慈悲で受け入れ、別の選択肢を選ぶことも学びである

『縁が切れた』と感じたら、あれこれ悩まず縁切り、時期だと運命を受け入れることも、必要な考え方です。

恋人、友達、離れたとしても死別する訳ではありませんから、互いに必要であれば、再会出来るのがそれが運命です。

自分の気持ちに反し『我慢』を選んだ場合は恨みに代わりますし、『違うと思えば別の選択肢を選ぶこと』が分別でも在り、それも一つの学びであり、人間の経験と賢さなのです。

上手に離れる、あるいは相手を許す

このように、時期が来たと運命を受け入れるのもよし、自分の世界とは違うと感じたら、上手にそこから居なくなることもとても大切です。

人間にはタイプがあるので、わざわざ衝突する必要はありません。

相手の霊レベルと自分の霊レベルは違うので、人生の時間を捧げたところで、それこそ、自分の世界の調和と合わない行動になります。

相手を許し、自分を許すことも、もちろん自分の判断ならなおよしです。

「許しのサイクル」と与える愛を大事にしたい、今回は縁切りをせず許してみよう、という判断もあなたの心を整える方法の一つです。

まとめ

今回は、友達や恋人との縁切りについてご紹介しました。

「縁を切る」と決めて一旦距離を置いてみたけど、許しの感情が湧いてきて、「縁を切るほどでもないな…」って結論になることもあります。

だけど、大事なのが、自分を大事にして、もっと意味のある人間関係を大切にしていくことの方が大切です。

スピリチュアル的にも、両方の考え方はどちらもあって然るべき。

でも、『縁が切れた』と感じたら、あれこれ悩まず『時期が来た』と運命を受け入れることも必要な考え方で、それは『離さなければ、次を掴むことが出来ない』ともいえます。

ぜひ参考にしてみてください。