私たちは自然豊かな景色や調和のとれたまち並みを見ると「美しい」と感じます。
美しい人を見たら、美しいって思うけれど、そもそも美しさとは一体何だと思いますか?
美しくいたい、よく見られたい…って気持ちは、多かれ少なかれ誰にでもあるものです。
だけど、必要以上に背伸びをしていると、やがて自分自身の中にある矛盾に疲れてしまうかもしれません。
あなたは、等身大の自分でいられていますか?
そんな人に、自身の体に向き合うことについてご紹介します。
あなたは、等身大の自分でいられていますか?
最近では、インスタグラムで美しく見せようとしたり…。
整形や、セラミック矯正やら‥。
ときには、健康な体を壊してまで、美しさを追求しているの人が目立ちますよね。
知ったかぶったり、着飾ったり。無理してお金を使ったり……。
そんなちょっとした見栄を張ってしまうのは、なぜなのでしょうか。
私は、自分自身にもそうですが、娘にも教えたい大事なことがあります。
「あなたは、自然のままの姿で美しいんだよ」ってことを。
どうしたら、ありのままの自分でいやすくなるのでしょうか。
美しさにスタンダードはないこと…ありのままの「私」の美しさを忘れない方法
私は、美しさとは多様性だと思っているんですね。
だから、絶対に整形の類はやらないし、やりたくないんです。
タトゥーやピアスも論外。
最近はメイクもしてないぐらい。
病気の治療は仕方ないにしても、アートメイクも、豊胸も、歯や健康な体を美容目的でいじる行為も全て嫌いだし、一切やらない。
いつまでも、天然の状態でキープしたいと思っています。
自分がたとえ好きじゃなくても。
なぜなら、それは気づかない魅力だったりするからです。
自身の体に向き合うと、人は自分の欠点ばかり探そうとします。
ありのままの自分で納得するにはどうすればいいのでしょうか?
生命力があふれるものは、美しい
美しいという漢字は、「大きい羊」と書きます。
漢字が生まれた、中国大陸では、羊とは、人々のおなかを満たしてくれる食材でした。
つまり大きな羊のように、人間が生きるための力となってくれるもの、生命力があふれるものが、古来から、「美しい」と考えられてきたのです。
「美しさ」=「生きるための力となるもの」と考えると、いろいろなことが腑に落ちます。
サンゴ礁に囲まれた海と、ゴミが散乱した海を比較したとき、多くの人は前者が美しいと思います。
それは、水が澄んでいて魚がたくさんいる海のほうが、人間が生きるための生命力に満ちているからです。
美しいと感じる「人」や「もの」はすべて、人間が生きるために必要なものとつながっています。
美しさとは、見た目の問題だけではありません。
溢れている生命力に人は美しさを感じるのです。
美しさにスタンダードはない
美容の分野では、「多様性」という言葉が重要視されています。
今は、社会が大きく変わる途中です。
美しいものを褒める時、つい「きれい」や「かわいい」という言葉ばかり使ってしまいます。
でも美しさの中には、「派手な美しさ」もあれば、「慎ましやかな美しさ」もあります。
見た目が整っているだけでなく、周りが感銘を受けるほど、精神的に豊かで気高い美しさを持つ人もいる。
“美しさ”と言っても、たくさんの種類があり、それぞれ違った魅力や特徴を持っています。
まずは、自分の好きな美しさや、自分の個性、自分の魅力がどれに当たるか知ることが大事です。
周囲からどう見られるかではなく、自分の中に何があるか?を探してみてください。
「美しさ」の感覚を磨く
美しさは、生命力と先程述べましたが、それは、生きる力と深く関わっています。
安全で便利な世の中では、美への感性が、画一的になり、鈍っていく傾向にあります。
美の感性を磨くためには、トレンドを気にしないこと。
今の時代だけにフォーカスするのではなく、昔美しいとされてきたモノ、人、文化に目を向けてみてください。
そうすれば、「美しさ」の本質を理解する感覚が磨かれるでしょう。
ありのままが一番最強だってこと
美しさの極めつけは…って考えたときに、何を想像しますか?
あれをしなきゃいけない、これをしなきゃいけない…って思うかもしれません。
たとえば、私は、イケメンは好きですが(笑)人工的な顔は好きじゃないです。
イケメンといっても、造形美をいうものではなくて、内面から来るものなんです。
そして、いろんなタイプがあると思うんですね。
だから、結論から言うと、ありのままで大丈夫です。
ありのままで素晴らしい
そんなに見栄をはらなくても、着飾らなくても、あなたはありのままで素晴らしいんです。
もっというと、周りに合わせなくても、無理をしなくても、あなたはありのままで素晴らしく、自然のままが一番です。
なぜかっていうと、生まれたての赤ちゃんを想像してください。
誰しもが可愛いって、思うし、その自然な姿を美しく、綺麗だって思いますよね。
なのに、おとなになると、フィルターがかかり、周りの人と比べだすからこそ、きれいに思えなくなるんですよね。
それはあなた自身のフィルターだ、ということに早く気が付き、ありのままの現象をただ受け入れてください。
ありのままを受け入れられないのはあなたの心の問題。
ありのままで美しさを誰もが持っています。
それに気づくことができないのはあなた自身の問題。
そして、自然体の状態、すっぴん状態で受け入れてもらえないのは、相手側、受け取り手側の問題でもある。
だけど、必ずあなた自身を受け止め、そのままでいいって言ってくれる人はいます。
私も、自信はないんだけど、それでも、自然体で愛してくれる人に何度も巡り合えました。
おしゃれと身体の破壊は違うこと。
修正可能なおしゃれならいいんです。
ただ、身体を削って、変えてまで、破壊してまで、あなたを別の形にしなくっていい。
あなたはあなた自身を変えなくていいんです。
なぜなら、歯も胸も、何もかも、天然のものが一番長持ちします。
人工物を入れてしまった途端に、それはいつか壊れてしまいます。
だから、天然の美しさを大事にすること。
ただ、それが、一番あなたが美しくなる近道です。
沢山の人が、もっと本来の美しさって何?ってことを考えて…立ち返ってほしいです。
まとめ
美しさとは自然体。
ナチュラルでニュートラルな状態です。
私たちは大きく惑わされていませんか?
あなたは、等身大の自分でいられていますか?
トレンドや、周りの人達に惑わされないで、自然のままの自分の体を愛し、もっと大事にしてください。