朝、どうしても起きられないのはなぜ…?って悩んでいませんか。
「朝起きられないから普通の仕事はできないかも」とか、「朝から出かけるのが辛い」、「朝早起きするとしんどい」そう考えて、転職をためらっていたり、社会人生活が辛い人もいるのではないでしょうか。
特に若い世代で、早起きが苦手という人は多いものです。
過眠症かも、どうしたらいいの?甘えなの?って悩んでいる人は、朝起きられない問題をどう解決すればよいのでしょうか。
その対処法や原因についてご紹介します。
朝、どうしても起きられない…これって甘え?
- 最近朝がつらくて、どうしても起きられない日が続いている…。
- 眠い、死にたい…
- 絶対に目覚めなければいけない日に限って起きられない
- 甘え、怠けていると思われる
朝起きたくても起きられないために、「甘えだ」「怠けている」と勘違いされ、精神的に落ち込んでしまうこともあるでしょう。
私も、朝起きられないタイプ。
過眠症気味で、早起きすると、そのときはもちろん、その後一日中めちゃくちゃしんどいので、ずっと悩んでいました。
朝が苦手な人にとって「起床」というのは、日々自分の肉体に降りかかるストレスであり、不幸ですよね。
朝起きれないのは、社会人としてあるまじき行為だ!なんて豪語する人達も世の中にはいるので、そういう人たちにとっては、未だにすごく生きづらい世の中だと思います。
今回は「朝起きられない理由」や対処法を考えていきたいと思います。
朝起きることができない原因
大人でも、朝起きられない要因はいくつかあります。
それらの中には、病気が関わっていることもあります。
寝起きの悪さは個性(遺伝子要因)
朝起きれない人がなぜいるの…?っていうけれど、そもそも睡眠時間は、人それぞれです。
そして、寝起きのよしあしに、遺伝子が関連しているという報告もあります。
起きる時間について24個の遺伝子が関係していることは以前から知られていましたが、最新研究ではさらに327個の遺伝子の関与が報告されています。
自分が起きられない原因が遺伝子に関係しているのかを知るのは難しいですが、体質的に朝に弱い人が一定数いることは間違いないようです。
普通に朝起きれる人には理解しづらいかもしれませんが、誰にでも強い部分と弱い部分があります。
大食いの人と少食の人が居たり、足が遅い人もいれば、速い人がいるのと同様で、朝起きれない人もいて当然なんですよね。
うつ病(非定型うつ病)
うつ病のなかでも、非定型うつ病は「どんなに寝ても寝足りない」という過眠状態になりやすいです。
非定型うつ病とは、定型のうつ病のずっと気分が落ち込んでいる状態とは異なっていて、楽しいことには楽しさを感じられる気分の反応性があるうつ病です。
このうつ病を抱えている方は、過眠傾向になり、朝起きられないことが続くことが多く、体内時計も後ろ倒しになります。
このため、朝起きづらい状態が続きます。
うつ病の発症には遺伝的要素と仕事や学業のストレスなどの環境的要素の両方が関わると考えられています。
睡眠障害(過眠症)
私たちの体内時計(概日リズム)は、地球の自転周期・24時間よりやや長い周期を持っています。
入眠時間が遅く、朝は起きることができないために概日リズムが一定に遅くなる「睡眠・覚醒相後退障害」は若年者によく起こります。
また、なんらかの原因で寝付けない、途中でおきてしまう、朝に早く起きてしまうことに加え、日中の活動に支障が出る状態全般を睡眠障害と言います。
不眠の原因には、人間関係・仕事・家庭のストレスなどの環境による原因や生活習慣によるもの、精神的・身体的な病気から来るものなどがあります。
朝起きられない、甘えかも?と思ったら、どう対処する?
この社会で生きていこうと思うと、朝起きることができないことは致命傷になります。
人間は通常ならば、基本的に目覚ましを使えば起きることができます。
だけど、それでも辛い場合には、対処する必要がありますよね。
私も、朝が起きられないタイプなんだな、って確信してからは、やり方を考えるようになったので、是非参考にしてみてください。
朝、起きられないと就職は無理?
朝起きられないことから、普通の仕事を探すのは無理とあきらめてしまう人もいます。
だけど、最近は働き方改革の影響などによって、勤務時間について柔軟性のある対応をしている企業も多く見られます。
午前でも始業が遅い会社や、フレックス制を導入している会社であれば、朝起きられる自信がなくても働くことは可能です。
そして、自営業者やフリーランサーなら、そこまでの細かい縛りはない場合も多いです。
私の場合は、某鉄道会社に居たとき、勤務時間が早朝だと体も心も耐えられなかったので、自分で希望をして、昼からのシフトに変えてもらっていました。(13時~21時)
実は、このように24時間稼働・フレックス制の業界は狙い目だったりします。
意外と、24時間稼働の工場や早朝からの作業がない仕事であれば、朝起きられないことは就職の障害になりません。
あとは、世の中には、一般的に考えられている以上にフレキシブルに働ける仕事が多数あります。
私は、自分が早朝起きるとしんどくなる…っていう状態だから、フリーランスをやっているんですが、自分が経営側になったり、フリーランスになるかという選択も考えてみましょう。
今はテレワークという選択肢も持てるようになってきましたよね。
私が私の生きる道を自分で選択していったように、自分の道を見つけるしかありません。
医療機関で相談
生活に支障が出ている場合はすぐに医療機関へ相談をしましょう。
放置すると、日常生活に大きな影響がでたり、治療に時間がかかったりします。
不安を解消するという意味でも、一度医療機関へ行くことをおすすめします。
何科で受診するかなんですが、「うつ病」「睡眠障害」などを発症している可能性がある場合は、心療内科や精神科を受診しましょう。
心の問題が原因なら「悩み」を解決する
気持ちが不安定になりがちで、それがよく眠れていない原因となっているときには、不安をとりのぞいていくよう行動しなければなりません。
その人なりの心の疲れやストレス、長い間の苦しみが原因だったりします。
私も、失恋やストレスが原因で、余計に朝起きられなかったりしたこともありますが、思い切った人間関係の見直しで、心が軽くなる可能性もあります。
元々、睡眠に問題がなかった人は、その悩みが解決するだけで、元通りスッキリ起きれるようになることもあります。
悩みの解決手段はオンラインカウンセリングなどがおすすめです。
生活時間を自分なりに整えてサイクルを回す
生活時間を整えることって、なにかのスケジュールに「自分が合わせていく」、って考えていませんか。
でも、そうではなくて、できる限り自分の遺伝子に正直に、自然な状態でいるのが理想。
…それは本来の自分を取り戻すことです。
要するに、自分が楽な生活スタイルを自分なりに、見極めて調整することなんですよね。
一般的には7時間以上の睡眠で作業効率が向上するといわれていますが、10時間以上睡眠が必要な人もいるわけで、適切な睡眠時間は人それぞれです。
よく眠れたときの状況から、ライフプランを自分なりに立ててみませんか?
まとめ
起きられないのは、甘えでもなんでもないって私は思います。
そんなことを言う人は、放っておきましょう♡
基本的に人間は起きる時間がそれぞれ違う、と考えておいたほうが楽になります。
そういった人は、自分なりの生活パターンを仕事でも、プライベートでも見つけていくことが大事ですね。
場合によっては、医療機関で相談してみましょう。