メンヘラとは、不安症傾向が強く鬱になりやすく、メンタルの浮き沈みが激しいので付き合うとしんどい人種と言われています。
実はこのメンヘラというのは表に出てわかりやすいメンヘラもいれば、普段巧妙にそれを隠している人も存在しています。
そこで、メンヘラを隠すことはできるの?隠れメンヘラを見抜くためには?ということについてご紹介します。
メンヘラとは?
メンヘラとはもともとネットスラングの一つです。
どういった病気というわけではなく、「メンタルヘルスになにか問題を抱えていそうな人」をそう呼びます。
たとえば、「メンタルの強い人との関係は長期的にうまくいく」「メンタルが強い人との方が仕事の関係でも結婚生活でもうまくいく」と思われています。
元々、メンヘラ度が強い人と付き合うのであれば、その人のメンヘラ度(神経症的傾向)を治してあげるようにしたりだとか、それを前提に上手く付き合う必要があります。
隠れメンヘラとは?
最初は安定していそうに見えたのに、付き合ってみたらメンヘラだったという事がありませんか?
- 付き合う前や結婚する前は自信満々で、主張もはっきりしているかなと思っていたのにしばらく一緒にいるとかなり小さな事を気にする人だった
- メンタル安定してそうなのに、すごく繊細な人だった
- 意思が強く見えるけど、実は気持ちが浮き沈みするし優柔不断
- 気が強く見えるのに、実は不安を抱えている
これが隠れメンヘラです。
これを書いている私も、隠れメンヘラです…。
隠れメンヘラの特徴としては、強気で明るい人だと思われがちですし、そう見えるように演出しています。
でも、これはメンタルの弱さの裏返しなのです。
自尊心が低く、他人の言うことを気にしすぎてしまうので、それを隠すために強気な自分を表に出しているのです。
強気なところだけを見て判断すると実は…という事になり、振り回される事態が起きます。
そこで、隠れメンヘラの特徴を見ていきましょう。
自分を隠している。
神経症的傾向が高いのがこういう人の特徴です。
自尊心が低かったり、不安を抱えやすいのですが、常にそんな自分を隠すようにしていることが多く、実際の自分じゃない姿で振る舞おうとします。
言葉遣いが特徴的
隠れメンヘラは、言葉遣いでほぼ見抜けると言われています。
イギリスのレディング大学の研究で、不安や鬱に悩む人がどのような言葉を使うのかということを調べています。
テキストマイニング(書いた文章をデータとして検証し単語や文法等の傾向を判別する方法)の手法を使い、不安を抱えやすく、鬱になりやすい人たちが使う言葉遣いを調べた結果、メンタルが悪化している状態になると言葉遣いが変わったそうです。
メンヘラな人の特徴としては、孤独感・悲しみなどネガティブな感情を表す表現が多く、はっきりした口調が多いそうです。
これは自分を表現するときだけでなく、他人を表現するときにも現れます。
やたら発言が強気だったり、内容がはっきりしていて、仕事もバリバリやってそうでなんでもできそう…こんな感じの人は、実は大概メンヘラなのです。
視線を逸らす
私は、隠れメンヘラっていう自覚はなかったんですが、私の夫は最初から私がメンヘラであることを見抜いていました。
なぜ、明るく振る舞っていたのに、私の、メンタルが不安定ってことが分かったの?と聞くと…。
- 「話すときの視線。お前の視線は明後日の方向をさまよっているから。メンヘラの人は視線が定まらない(笑)」
- 「挙動不審だから。」
実はこんな風に思われていたんだなと思いました(笑)
私の夫は、仕事上、いろんな学生や、人と関わりがあるのですが、夫曰く、視線や挙動も、鬱や不安症に悩みがちな人を見抜くための指標といえるそうです。
皆さんのまわりの大事な人にこの傾向が出てきた場合には、「もしかしたら、最近悩んでいるのかな?」「何か不安を抱えているのかな?」と察してみてください。
隠れメンヘラを治すことはできるの?隠す必要はあるの?
私が思うけれど、メンヘラというのは気質もあるので「治す」というのは難しいと思うのです。
だけど、ある程度、マシにするというか、メンタルは鍛えることができます。
神経症的傾向というのは、ある程度改善していくことができる性格特性です。
隠れメンヘラなんだけど辛い、という人に、改善する方法をご紹介したいと思います。
素直に感情表現をする
隠れメンヘラの人は、普段から強気だったりするので、誤解されてしまうことがあります。
だけど隠すことばかりに集中せずに、素直に自然に感情表現をしていくことが大事です。
普段から感情表現を増やしていくことがあなたのメンヘラを上手く世の中に生かすコツです。
ネガティブ感情も、どのようにそう思ったのかということを考えることができれば、ネガティブな感情も抑えることが出来るようになります。
本来の自分と、違った言動ばかりしているのはよくありません。
できるだけ、感情を豊かに、素直に表現することが大事だと思います。
キモチをわかってくれる人を見抜く
相談できる場所があるのはもちろんですが、「この人は理解してくれる!」みたいに、気持ちをわかってくれるパートナーが何人かいると人生が楽になります。
たとえば、私の夫は私がメンヘラであることをすぐに見抜いていたのに、それを指摘することもなく、普通に付き合っていたので、本当にすごいと思います(笑)
人の気持ちがわかるというのは「感情知性が高い人」だということです。
「感情知性」が高い人は、メンヘラがお付き合いする相手としては非常に向いているということがわかっています。
この感情知性が高ければ高いほど、「自分」と「他人」の感情を理解することが出来ます。
そして、自分の感情をコントロールできます。
これらが感情知性が高い人の特徴です。
これが、自分の感情しか理解できないと恋愛でも自分の気持ちばかりをぶつけてしまったり押し付けてしまいます。
隠れメンヘラで辛い方は、周りのサポートが実は大事で、こういった人が周りにいるととても楽になると思います。
メンヘラはたくさんいる!少しでも合理的に解決すること
私も、不安を抱えやすいタイプで、今までずっと辛かったです。
今も、基本的な性格は変わっていません。
たとえばつい先日も、サーカスに行った時に、私はピエロにいきなり舞台の上に上がって!みたいに指名されたのですが、「あ、いいです…」と断ったおかげで、会場の人たちに爆笑されてしまいました(笑)
パッと見た感じだと、私は、気にせずノリよくやりそうに見えるので、分かってもらえないのですが、本当に人前にも出られないタイプの人間です。
だけど、自分にあった方法で、「無理なことは無理」と、しんどいことは避けていったりと合理的に乗り越えていくことが大切です。
「これはしなくていい」「これは私は苦手だから」と常に自分の性格の本当の部分と向き合うようにして、乗り越えるようにしていきました。
隠れメンヘラは自分自身も辛いはずですが、同じ人はたくさんいるのです。
自分なりの解決方法を見つけてください。
まとめ
メンタルを病む人やメンヘラな人は、何も表に出している人ばかりではありません。
強気なふりして実はメンヘラという人も結構いるのではないかと思います。
だけど、理解してくれる人もいたり、神経症的傾向というのは、自分で工夫することで少しずつ良い方向へ改善していくこともできます。
あまり強がりすぎないでください♡