HSS型のHSPは社会に無理に適応しようとすると、才能を失ってしまう傾向にあります。
HSPは敏感なせいで、学校や会社などの人間関係にうまくなじめず辛い経験をたくさんしてきていると思います。
- 「正社員でいるのが辛い。もっと楽に働きたい…」
- 「社会に馴染むことができない」
こんな風に悩んでいる方はいませんか。
私もそうですが、HSS型のHSPの方は、人間関係にエネルギーをつかって、どうにか社会の中で合わせようとすると、その代償として、才能を失ってしまいます。
その理由についてここではご紹介したいと思います。
なぜHSS型HSPの人は社会に無理に合わせると才能が犠牲になるの？
HSS型HSPの人、要するにHSPの要素がある人は、社会に無理に合わせる必要性はありません。
なぜなら、高い確率で、その才能が犠牲になってしまうから。
その理由をここではご紹介したいと思います。
自分の感性まで社会のルールに染めてしまうから
一般的な人は、社会のルールという土台の上で、自分自身を確立しながら生きていくことができます。
普通は会社に勤めたら、順応することができます。
特に問題なく、会社のルールに従いながら、自分自身の能力を伸ばしていくことができるのです。
しかし、HSS型のHSPには、そんな器用なことはできません。
これはなぜかというと、感性が豊かなHSPの方は、社会のルールや制度自体に強い疑いを持っています。
いわば、その疑いや、規制を疑う知性が原動力になっているからです。
社会の中で自分自身を成長させるなんてことは論外。
HSPにとっては、社会に染まれない自分に罪悪感を持ってしまっているでしょう。
ですが、HSS型HSPの気質を持つ人にとって、常識や、ルールに染め上げられて生きていく道は、本質ではないっていうことです。
HSPにとって感性が大切だから
HSPの気質を持つ人にとって、その豊かな「感性」は、自分の生きていく核になるほど大切なもの。
社会に馴染もうとするときに、自分の心の中にそれとは反対の気持ちが芽生えたとします。
だけど、それに合わせるのではなく、その心内を正直に発信したときに、才能が明らかになります。
社会に合わせることによって、その感性は周囲に捩じ伏せられ、失われてしまうことになります。
感性を社会のルールに染め上げて、その代償として才能を失ってしまうのです。
人間関係に振り回される
HSPの気質を持つ人は人一倍人間関係に悩むことが多いんですよね。
たとえば、正社員だと異動などがない限り、同じ社員と何年も仕事をすることになります。
私は、最初に就職した場所は、たまたま同期の子が良い人ばかりでした。
私のように、良い同僚に囲まれればラッキーですが、上司や同僚と合わないと、ずっと悩みを抱えたまま働かなければなりません。
でも、常に自分と合う人間ばっかり…なんて理想的な会社ってないのが現実です。
さらに定期的に飲み会や歓送迎会があると毎回断るのも難しく、それだけで、疲れきってしまいますよね。
人間関係に振り回されてエネルギーを消耗しがちな人は、神経をすり減らしてしまい、それだけでメンタルが消耗することになってしまいます。
ストレスが人の10倍大きい
そもそも、学校や職場は、HSPにとって、全てがストレスになってしまうのではないかと思います。
学校はまだ自由があるのでいいですが、職場だと社会常識、仕事の成果、人間関係などあらゆることにがんじがらめになります。
自分が経営者ならまだしも、指示される側だとしたら、さらに自由がなくなります。
この場合、HSPの気質の人は、生命の危機を感じるほど精神的に参ってしまうことが多いです。
どこにストレスを感じやすいかというと、特にうわべや損得感情だけで形成された人間関係です。
ここに、ストレスを感じることが多いでしょう。
HSPは最終的にフリーランスで働く道を目指したほうがいい
HSPの人にとって、正社員や雇われとして今後何十年も働き続けていかなければならないということは、それだけで生き地獄のようなものです。
だから最終的には、やはり起業をして、経営者になるか、独立してフリーランスとして働くのがベストでしょう。
おすすめは、私のように、それなりの学歴をつけて、その後、社会に一度出てみて、フリーランスになるためのスキルを身に付けて、独立する準備を整えていくといいと思います。
最初に興味のある学校に行って、技術職をやってみたりして、ある程度スキルが身につくと、独立への道が近くなります。
HSPの特性を知って、一つの場所で働き続けることをあきらめた今では、もう人間関係で悩まなくてもいいということが、とても楽に感じています。
HSPの気持ちを少しは理解してくれる人が増えてくれるといいって思います。
HSS型のHSPは社会に染まることよりもその才能を大切にしてほしい
私は、昔から、人一倍、ストレスを溜めやすくて、冷ややかな視線を向けられたり、がんじがらめの状態に耐えられないです。
だから、そんな中でも、どうにか生きていくために、全力を尽くしてきました。
最近では、他人から冷たいことを言われるかどうかを気にしなくて済む生き方をすることがベストだって思っています。
HSS型のHSPの方は、そのままの自分らしく、生きていけることのほうがずっと大切です。
そのための環境づくりが大切だって私は思います。
HSS型HSPの方は、社会に染まるその代償として、自らの感性や、才能を失ってしまいかねません。
私は、元々得意だったことを仕事にして生きています。
ただそれだけで、人生が楽しくなりました。
社会に染まることよりも、才能を大事にする方が大切なこと。
自分の才能の価値を自覚して、大切にしてみてください。
まとめ
今回は、私の経験からHSS型HSPの方が、社会に無理に染まろうとすると、才能を犠牲にしてしまうということについてご紹介しました。
これは、HSPの気質を持つ人に共通していることだと思います。
割といい人に囲まれればラッキーです。
ですが、私にとって、今までは辛い経験のほうが多かったです。
最終的に自分を守ってくれるのは、自分の才能です。
自分を守るために、自分を大切に、才能を磨き続けてください。
