対人関係に潔癖すぎるのが原因で、人と深い付き合いができないって人はいませんか?
どうしても人間が好きになれないし、生きている人に対する不信感がいつも拭えないって人や、他人を自宅に入れられない、汚れや雑菌が気になって仕方がない「潔癖性」。
潔癖ってきれい好き、みたいな概念もありますが、「とらわれ」の病ともいわれています。
そんな潔癖症かも…って悩んでいる人に対処法はあるの?っていうことをご紹介したいと思います。
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潔癖症とは?
「潔癖症」という言葉を聞いて、どのようなことをイメージするでしょうか。
潔癖症は、いろんな症状があることを知っていますか。
これって、原因は今のところわかっていませんが、脳の神経伝達に関係していると考えられています。
発症の背景には、ストレスや生活環境の大きな変化があるケースが多いようです。
「汚染/洗浄」に関する潔癖はもちろんですが、「潔癖症」になるとそれが一変し、不潔を取り除くために半ば儀式のように掃除するなど、そうするしかないという強迫観念が強い人を言います。
潔癖症の場合は日常生活に支障をきたすほどの感情であることが多く、苦しんでいる人も多くいらっしゃいます。
強迫性障害とは
そして、もう一つはこちらの「強迫性障害」。
皆さんは強迫性障害という言葉をご存知ですか?
潔癖症は「強迫観念」の一種だと言いましたが、強迫性障害は、「不合理な行為や思考を自分の意に反して反復してしまう精神障害の一種」であると言われています。
重い潔癖症はこの強迫性障害に該当します。
潔癖症(洗浄強迫)の他には加害恐怖(他人に迷惑をかけているのではないかという強迫観念)などがあります。
その他にも、被害恐怖といって、自分が自分自身に危害を加えること、あるいは自分以外のものによって自分に危害が及ぶことを異常に恐れる、恐怖強迫といって、怖くて、事件のことを口にできなかったり、そのことを口にすると恐ろしいことが起こると思うため口にできないなどさまざまなものがあります。
潔癖症の対処法ってあるの?
実は私も潔癖気味です。
たとえば、できれば他人を部屋に入れたくない、(清潔度の管理ができなくなることにより掃除をすることになるがかなり面倒)だとか、人の家に泊まるのが無理だとか。
銭湯には絶対に行かないし、信用している人以外触れられたくない。
というか、どうしても人間が好きになれないし、生きている人に対する不信感がいつも拭えないです。
こうした障害を持っている著名人としてデビッド・ベッカムがいるそうです。
こういう人って、外部からは日常生活に顕著な影響が見えないし、認識していない人もあるでしょう。
それではこの症状で、人に対しても、恐怖を感じたり、また何かにとらわれている人はどうすればいいんでしょうか?
分かっていても治せない
強迫性障害などの潔癖症は、本人も薄々わかっているのだけど、治せないのがこの病気です。
重症患者を除き、社会生活に支障のないレベルの患者は、外では他人に病気であることが気づかれないようにしています。
家の中でだけやっていたり、そう見られないように振る舞っています。
だから、自分はそういう人間なんだって自覚して、付き合っていくのも一つの方法だって言えます。
辛いかもしれないけれど分かっていても急に改善するってものでもないからです。
ストレスが少ない環境に身を置く
強迫性障害の原因は、はっきり判明していません。
また、遺伝的、環境的要因の影響があるとされていますが、詳細は明らかになっていないのが現状です。
ですが、その要因に、心身のストレスとなる何らかの出来事が重なることで発症のきっかけになったり、ひどくなるって言われています。
一例としては、進学や就職、結婚などのライフステージの変化や、病気や出産、対人関係の変化、引っ越しなどです。
強迫性障害や、潔癖症がある人は、あまり変化が激しい生活をしないほうがいいって言えます。
他人と関わりを少なくする
潔癖症の中には「他人が信じられない」タイプの人が少なくありません。
他人の作ったもの、持っていたもの、使ったものなどは、どんな菌がついているかわかったものじゃありません
でも、それを口に出したら、自己中心的な人間だと思われる、と葛藤している人もいるのではないでしょうか?
だから他人と関わりを少なくするのが得策です。
なるべく人と関わりの少ない仕事を選んだり、関わらなくてもできる方法を検討してみると辛くなることも減ります。
薬物療法
強迫性障害の原因の1つに、セロトニンの異常が考えられます。
薬物治療は、不安感や憂鬱な気持ちを取り払うために行われています。
SSRIや三環系抗うつ剤などの薬は比較的副作用もないということでセロトニンの働きに作用するためよく使われますが、1~2年程度(長期的に)服用しなければならないです。
私も、メンタルを病んでいたときに、薬物治療をしていましたが、飲んでいる間には、どんなメンタルの問題があっても、気持ちが凄く楽になって、悩みを気にしなくなります。
言われているほど、断薬も言われているほど大変では有りませんでした。
焦らずゆっくり治療するなら効果はあります。
「あるがまま」を大切に…認めることが大切
潔癖や脅迫障害気味だから、なんとかしようってなるとしんどくなるし、病院に通うと自分はますます「病気なんだ」って思えてきて、辛くなってしまうと思います。
だから、ここでは、森田療法的な「あるがまま」という言葉を大切に、自らを受け入れさせるという強迫性障害の治療法をとることが一番大事です。
不安を排除しようとして、たとえばここでなにかしようとすると、より一層悪循環が起きます。
私は、気にしすぎていたら「ほどほどに」って自分に言い聞かせています。
日常生活に支障のない範囲に留められるようであれば、潔癖症の深みに嵌らないよう、最初の時点で何事も、ほどほどにする、という感覚を養ってみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
思っていた潔癖のイメージと相違ありましたでしょうか?
潔癖症は性格や気質的な部分もあります。
必要があれば専門医の診察を受けることをおすすめされることもありますが、日常生活に支障のない範囲なら、まずはほどほどにする、という感覚を養ってみてください。
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