犯罪捜査で指紋を最初に利用したのはロンドン警視庁です。
ただ、指紋認証の次に今後来ると言われているのが、虹彩認証の出現です。
虹彩=iris。
これって目のどのあたりのことをいうのか、知っている人は意外と少ないかもしれないですが、虹彩は、黒目のうち、瞳孔を取り囲んでいる、色の薄いドーナツ状の部分です。
この虹彩の中に見える複雑で細かな線状の模様が、実は人によってまったく異なっています。虹彩は、ひとりひとり、違っているオリジナルの模様なのです。
こちらの虹彩と人体をスピリチュアル的に見ていきたいと思います。
虹彩の模様は、一生変わらない
虹彩の模様は一生変わらないことを知っていますか?
こちらの虹彩は、指紋以上に複雑なパターンをしていて、同じDNAを持っている一卵性双生児でさえも違っています。
この虹彩の模様は、瞳孔が開いたり閉じたりするときの筋肉の影響から、生後2歳までのあいだにできあがる。
つまり、DNAだけでなく、赤ちゃんの目の動き方によっても模様が変わります。
この虹彩の模様はいったんできあがってしまうと、その後は一生まったく変わることがありません。
また、右目と左目でも模様は違います。
つまり、ひとりの人間を特定することができるのが、こちらの虹彩です。
個性を出そうと考えなくても、すでに個性はそれぞれが持っている
この世界に、自分を視てもらいたい…と考えていませんか?
世界に自分を見て欲しいと思っていても、理解されないと感じていませんか?
ただ、人はそれぞれすでにこのようにオリジナルのその人でしかない証を持っているもの。
ヒトはそれぞれ顔や体型が異なるように個性を持っています。
遺伝情報、細胞、その一つ一つが、個性を持っています。
このような個性はしばしば親から子へ遺伝することを,我々は経験的に知っていますが、これすらも、各個人のDNAに書き込まれた情報が微妙に異なることに由来しているからなんですよね。
全てはDNAの仕業
最近では、体質や性格までもがDNAの仕業であることがわかってきており、ゲノム配列の解読が終了した今では、これまで以上に遺伝子とヒトの個性の関係について関心が高まっています。
また、そのような遺伝子の違い(遺伝子多型)はしばしば病気のなりやすさ、治療薬に対する副作用の強弱に関わることが知られていますし、遺伝子多型の研究は病気の発症原因の探求と治療法の開発にも大きな貢献をしています。
最近の遺伝子からなりやすい病気を知るためのキットなどが個人で購入できるようになったのも、これらのゲノム配列の解読による結果なんですよね。
ありのままでいるだけで素晴らしいということ
虹彩から、その遺伝子まで話を広げていくと…遺伝子に含まれる一人一人の情報は「個人遺伝子情報」と呼ばれています。
虹彩だけではなく、瞳の色も、指紋も、その他姿かたち、体内のバランスなど、全てが万物バラバラです。
私達は、いつも「健康であり続けなければならない」、と考え、もともとの体質や、もともとの障害などを障害だと認定してしまっています。
もちろん、環境で変わっていくものもあると思います。
西洋医学的には、他の遺伝子と自分の遺伝子が同じであり、全員が同じ状態でいるべきだとするとしていますが、別の視点で見てみると、こちらの個人遺伝子にも、“個人”という言葉が入っています。
要は、虹彩と同様に、それらの遺伝子は自分にとってかけがえのない独自の情報であるということでもあります。
体質も気質もその人の個性だということ
もちろん、健康状態は大切かもしれません。
ただ、人によっては遺伝子情報に「ガンになりやすい」「将来アルツハイマー病にかかりやすい」といった将来の健康にかかわる要素も含まれています。
個人遺伝子情報を大切に扱わなければなりません。
それは、スピリチュアル的にも、その人自身を尊重していくことです。
同時に、わたしたち自身も自分の体質や体を愛すること。
私達は、自分を一つの概念で、粗末にし過ぎであり、気質も含めて、個人遺伝子情報をかけがえのない「命の設計図」として理解し、自分の個人遺伝子情報を尊重していく必要があります。
気質も体質も、全ては命の設計図であり、自分を呪う、どうにかしようと悩むのではなく、「上手く付き合う」ことが大事ですよね。
世の中は十人十色で自分を大切に
虹彩もそうですが、遺伝子のたった一文字の違いが、私たち一人一人の個性や体質が作られていくということですよね。
生まれてくる赤ちゃんも一人一人個性が違っていて、どの赤ちゃんもみな祝福されるという世の中にしていくべきです。
世の中には、いろんな気質の、様々な人がいます。
そのように面白く多くの遺伝子情報が世界に散りばめられているからこそ、回っているもの。
自分自身の体や、遺伝子、そして体質なども全て地球や祖先からの贈り物だと考えておきましょう。
あなたの大切なその人は世界に一人しかいない
そう考えてみると、失恋をした時、誰かを失ったとき、誰かの愛を失った時に、代わりになる人を見つけたいって思うことがあると思います。
大切な人を失い、どうしても取り戻したいとき、代わりの誰かを求めて、その誰かで代わりになったことってありますか?
その人が消えてしまったから、代わりの誰かで自分をなんとなく楽しくさせよう…。
そう考えたとしても、あの人が持っているものをその人に認めたとしても、あなたの大切な人は世界にその人しかいないわけだから、他の人で代用は効きません。
それはその人にない、世界に一つしかない、貴重な遺伝子情報であり命の設計図だから。
そう考えてみたときに、世界でその人と同じものを他の人に求めることが不可能だってことを頭に入れておいてください。
そうすると、欠点が欠点でさえなくなり、障害が障害でさえなくなり、大切なその人そのものの遺伝子情報の一部なのだと考えられるようになります。
まとめ
虹彩の模様は一生変わらないことをしっていますか?
こちらの虹彩は、指紋以上に複雑なパターンをしていて、一生変わらないものです。
その他にも、あなたの持っている遺伝子情報や、その他の模様はかけがえのない個性です。
病気や障害、体質の悩み、自分自身が愛せないと悩んでいませんか?
それはつまるところ、その人は世界に一人しかいませんし、同時にかけがえのない人は代わりが効かないものなのです。
ぜひ参考にしてみてください。