夫とは離婚はしたくない…。
でもしばらく離れて暮らしている、夫婦仲が疎遠になった…、別居しそう、でも離婚はなんとか回避したいと、様々な理由で今現在同居してないご夫婦で悩んでいませんか。
この先にあるのは離婚なのか、元のサヤなのか、別居からの離婚は回避できないのか、考えていませんか。
別居状態というと、冷却期間や、離婚への歩みだと言われています。
3組に1組は離婚する時代でもあります。
離婚は珍しいものではなくなってきている、と言うことになりますよね。
でも、夫婦双方、どんな気持ちなのか、わからないこともありますよね。
そこで、別居からの離婚回避はできるのかどうか、元サヤに戻れるのか、円満な夫婦に戻れるのか…という点を詳しくご紹介したいと思います。
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別居中だけど離婚したくない…その理由と別居は可能?
別居中だけど、離婚をしたくない、もしくは離婚回避をしたい…と悩んでいませんか。
そして、ずっと別居という形は問題ないのでしょうか?
実は、夫婦には「夫婦同居義務」というものがあり、基本的には一緒に暮らすことが義務とされています。
そうは言っても仕事の都合で単身赴任していたり、週末婚の家庭もあれば、親の介護などの必要があって一時的に別居しているというご家庭も少なくありません。
ただ必要があっての別居はあくまで一時的なもので、その必要な事柄が終わればまた同居するのが前提の別居だとされています。
別居をしている時点で離婚へと話が転がりやすい
片方あるいは双方が離婚したいという気持ちがあっての別居の場合。
その場合は、再び同居するきっかけが得にくく、離婚をする気が相手にあるため、そのまま話が転がりやすいのです。
なので、別居に至る事情は人それぞれだと思いますが、何とかして別居を避けたいなら「別居をしないと意識すること」です。
別居中だけど、離婚はしたくない…悩みが生じるのは双方の気持ちが異なるから
勢いで別居してしまった。
家族の仲は悪くないが、同居の親との折り合いが悪く別れて暮らしている。
仕事のせいで一人別居が楽になり週末も帰ってこなくなった。
などなど、別居に至った理由はそれぞれだと思います。
この時、どちらかに離婚を前提とする気持ちがない別居のスタートであったならば、別居が離婚になると考えていないわけです。
ところが、相手の方はどうでしょう。
同じ気持ちでいれば話は早いのですが、全く違う考えを持っていると揉め事になります。
相手は離婚に持ち込みたい、気持ちがすでにない場合もあります。
- 好きだから離婚は考えていないのに…
- 無理に続けなくていい、別れてもいいとは思うが心細い
- 経済的に生活が成り立っていくのか心配で、養育費などの条件面が整うまでは別れない
様々な背景のもと、離婚に応じる気はない、早く関係を元通りに修復したい、そう思っているのなら、双方の気持ちが行き違っているので、これを解決する必要があるわけです。
相手の気持ち、そして自分の気持ちを把握しておくようにしましょう。
別居&離婚回避の手段4選
別居に至る事情は人それぞれだと思いますが、何とかして別居からの離婚を避けたいという方もいるかもしれません。
では、別居からの離婚をしないために「今できる事」とは何なのでしょうか?
自分達の別居がどういうものか客観視をすることも大事ですが、離婚したくないと思っているあなたから修復への流れを呼び込むようアクションを起こしたり、やってはいけないことを把握する必要があります。
その手段をご紹介したいと思います。
即答せずに冷静に話し合い
まず、相手に多少なりとも別れたいという気持ちがあるのであれば、その気持ちを一度でひっくり返すことは不可能です。
相手との気持ちに差があればあるほど、相手を攻め立てれば、より一層気持ちは冷めていくことになります。
そこで、気持ちはぐっと抑えて、別れるかどうかの話し合いは即答せずにいることです。
修復への話はさらっと口にして、違う切り口から冷静に攻めていきましょう。
違う切り口については次の部分でご紹介します。
違う切り口から攻め、現実を持ち出していくこと
別居の話が出る時点で、感情的になっている部分がありますが、問題点などの切り口を挙げて行くことが大切です。
例えばさりげなく将来の話、5年後や10年後の話を一緒にいる前提で話し、子供の成長を想像させる話をするなど、別れずにいた場合のメリットを話しましょう。
何しろ気持ちを転換させていくのですから、時間をかけて様々な方向からアプローチすることが必要です。
別居に関して、夫婦は二人で生活することが当たり前だけど、一人になったら自分の生活がどう変わるかに関しては予想できないのでそこを突いていきましょう。
「食事が不規則になり、生活のリズムが崩れる」
「家事が大変」
「将来的に不安」
「今まで無意識に夫に頼っていたことが分かった」
「女性の一人暮らしで、何となく不安感がある」
このように、離婚をした場合にのしかかってくる現実を突き詰めて話していくと効果的です。
さらに今払っているローンがどうなるのか、介護が必要になったらどうなるのか、将来的なこともリアルに考えていきます。
熱くなっていた気持ちが冷静になります。
いろいろな揺さぶりをかけてみると、夫婦関係を続けることが得策だな…という現実が見えてくることもあります。
夫婦でカウンセリングを受ける
夫婦二人で解決に至らないことも多々あります。
場合によっては話し合いにもならないことも…。
つい感情的になったり客観性に欠けたりすることも多いですし、お互いに仕事があったりして、問題が長期化して、結論が出ないということもあります。
そんなときには、夫婦でカウンセリングを受けるのも一案です。
日本ではあまり馴染みがありませんが、欧米ではよく映画などでも描かれています。
最近ではオンラインカウンセリングも登場しています。
プライバシーは守られるので、中立的な第三者であるカウンセラーに間に入ってもらうと、円満に落ち着きそうか、問題点はどこか、ということが客観的に見つめられます。
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円満調停を行う
何も、調停というのは、離婚だけではありません。
円満な夫婦関係に修復するために家庭裁判所の調停手続きを利用することを言います。
まともに話し合いができない場合は、調停の場を借りて話し合うことで信頼関係が戻る可能性が期待できます。
万が一話し合いがまとまらなければ円満調停は終了し、どちらかが強く離婚を求める場合には、離婚訴訟の手続きに進むこともあるのですが、これも一つの関係を修復する作業の一つと考えてみると良いでしょう。
別居と離婚回避は柔軟な考え方と誠意が大切って…?
夫婦が一度別居してしまうと、なかなか解消するのは難しいです。
そんなとき、別居を回避するためには、誠意の気持ちを伝えることです。
どうしても、離婚回避をしたい相手なら、自分自身の欲をなくすこと。
心をこめて相手に接することが大切です。
原因が自分にもあるなら、誠意を行動で示し、悪いところは治すなどの改善も大切。
相手を必要としていることを伝えることです。
そして、何よりも別居や離婚回避には柔軟な考え方が大切だと私は思います。
縁あって結ばれた夫婦も、もとをただせば単なる「赤の他人」です。
相手を変えようとしないこと、相手に変わってもらうことを要求しないことなど、柔軟な考え方が必要となります。
人生にはこだわり、ポリシーが必要です。
ですが、基本的には自分と相手は違う人間同士だということ、お互いの合う部分だけで、うまくやっていこうと、柔軟でいることが、必要以上に険悪にならない秘訣だと思います。
こうあらねばならないという「思い込み」の解除
また、夫婦とはこうあらねばならない、という「思い込み」の解除が必要です。
現代には、いろんなカップル、夫婦の形があります。
愛にも形があります。
こうあらねばならないという深く信じ込むこと。
限定的な考えに執着すると、これが自らの首を絞め、危険な事態になり、相手との関係性を壊してしまいます。
世間にこだわり、長年抱え込んでいた、刷り込みで仲を決めつけないことです。
まとめ
今回は夫婦間の別居からの離婚回避の対策と方法についてご紹介しました。
長い結婚生活で悩んでいる方もいらっしゃると思います。
でも、それを乗り切るのか、別離へ向けて舵を切るのかもあなた次第で、片方の意志だけでは成立せず、同じ考えであることもまずないっていうことを知っておきましょう。
そのために、対策を立てて、歩んでいってみてはいかがでしょうか。
是非参考にしてみてください。
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