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ディベートが強い人になりたい…ディベートの真髄って?議論に強い人を目指さなくていいってこと

チームで働いていれば、時には議論をすることもあるはずです。

最近では、ネットが普及して、有名人どうしのディベートや議論が取り上げられることが多いと思うし、ディベートをして、勝ち負け判定しているような番組も見かけます。

それで、ディベートで、強い人になりたいだとか、精緻な論理を考えられるようになりたい、って考えていませんか?

でも、ディベートって本当に強くなる必要ってあるんでしょうか?

それって間違っていないでしょうか?

ディベートの情報集めや論理の構築ができるようになりたい論理力に自信がないと考えている人にご紹介したいと思います。

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ディベートで大切なのは、物事の視野を広げること

最近では、議論やディべートで論破できるのが「賢い人」だとか、相手の揚げ足を取って勝つことが必要だって考えられている傾向がありますが、これって本当にそうでしょうか?

私の意見としては、ディベートで論破することとか、議論に勝つこととか全然興味がない。

でもたとえば色々な立場の人たちの意見を複合的に知ることができることと、意見を飲み込んで昇華(消化)できる、その能力があることが大事だって思います。

だから、勝ち負け自体には、意味もないって、思います。

弁が立つだけではディベートの恩恵を受けられない理由とは

ディベートで重要なのは単に相手を論破することだと考えられていますが、単に弁がたつだけでは、ディベートの恩恵を十分に享受できません。

それらを詳しくご紹介します。

「言うは易く行うは難し」

ディベートが得意な人が必ずしも結果が出せる、出せているとは限りません。

たとえば、議論の場、討論の場で、言葉では明快に表現できていたとしても、それと同様の行動ができるかは話が別です。

まさに「言うは易く行うは難し」な面がビジネスには存在しているし、政治の世界でもそう。

論理上では無理やりわかりやすい結論までこぎつけることができるが、現実世界ではそう簡単に白黒はっきりした結果を手に入れることはできないし、口が立つ人=結果を出せる人ではありません。

議論は、時に人の輪とチームワークを大きく乱す

議論の結果「双方の意見を知ることが出来て、物事が前向きに進んだ」なら結果的に素晴らしい議論だったと言えます。

ですが、議論はやり方に注意しないと、「人との輪」とチームワークを大きく乱すだけになります。

メンバーの中に「議論が大好き」な人がいる場合には、「議論を議論のための議論」にしてしまい、その場にいる人の輪や足並みをバラバラにします。

仮にマンツーマンの場合も、相手との関係性そのものを悪くします。

物事が後ろ向きにしかなりえないし、その関係性にも発展性がない。

なら、それは不毛な議論なので、まだ頭の中で一人で考えていたほうがマシです。

議論に負けて楽しい人はいない…周囲から人はいなくなる

「議論に強い人」で、仕事のできる人でも、多くの人から称賛されて大成することはほとんどありません。

それはなぜなら、「議論で論破する」ことそのものが好きな人の周囲からは、徐々に人がいなくなるからです。

結局、その人の出すアイデアを実現したい人はいなくなります。

論破した結果孤独に陥ることは結構多くて、自分の二の腕すら去っていく、結果的に一人になってる、そういうパターンって結構あります。

女性から見ても「議論好きで相手を負かすことが好きな人」なんて、マイナスでしかないし、男女ともにモテないです。

周囲が去った後に気づいてからでは遅く、自分のアイデアをその後生かしたくても、頭の中の集大成だけでやりきらなければなりません。

リアルでのディベートの真髄と大切にしたいことは?

「ディベート」の結果的な勝ちって実は大したメリットは享受できないので、なんのための議論なのか、その真髄を把握しておかないと意味がないです。

そこで、ディベートで大切にしたいことっていうのをご紹介したいと思います。

破は0点、相手に心から納得してもらい前に進んでようやく意味がある

ネット上ではよく「論破」という言葉が使われますが、「論破」は基本的にはご法度。

人間関係の古典であるデール・カーネギーの『人を動かす』にもこうあります。

「議論に勝つための唯一の方法は、議論をしないことである」

これは、議論に勝つことで相手の考えを放棄させても、それは周りを動かす原動力にはならないということを意味しています。

だからと言って自説を持たず、ただ他人の意見に迎合すればいいってわけではなくって、ただ自分の意見に納得してもらえるように、誠意をもって働きかける工夫が大事です。

自説への固執を捨てること

物事ってより良い方向に進むことが大事なので、「誰が言ったか」、って実はこの世の中で、ほとんど関係ありません。

だから、自分の意見よりもよいと思う意見を提案する人が出てきたら、サッサと自説を捨ててそちらを採用すればいいのです。

結果的に良い方向に行くのなら、自分の意見をゴリ押しする必要はないし、ヘンなプライドは捨てることです。

穏やかに説明を求めて一緒に考える…批判よりも建設的な意見を

相手の意見でとんちんかんだな、と思ったとしても、自分も相手にそう思われている可能性があります。

人間なので、相手はパーフェクトじゃないと考えておきましょう。

冷静でいたほうがかえってメリットがあるし素敵だと思われる可能性が高いです。

相手の意見が理解できないのであればディベートで強くなるのではなく、穏やかに説明を求めて、少し一緒に考えてみることができる人になったほうが得です。

人の案がイケてないと思うんだったら、感情的に直球で批判するより、建設的な意見を穏やかに言って進めるべきです。

強さって何?本当の意味で強い人になること

ネット上のブログや番組などではお互いに批判しあって消耗しているものを多く見かけます。

傍から見ている分にはおそらく、観戦的な面白さがあるのかもしれないです。

エンタメとして成り立っているものは、プロが作っています。

でも、私もそうですし、多分女性の場合、ディベート楽しいって思う人ってかなり少数派ですよね。

リアルやネットで同じことをしても、得をすることってないです。

議論の目的は、相手を言い負かすことや、自分の意見とワガママを押し通すことでもなく、まだ見ぬ「真実」に到達することに意味があります。

つまりリアルで「議論に強い人」とは、相手を論破できる人のことではなく、大事なのは、その後を考えて相手のことも同時に(消化)昇華できる人のことです。

大事なのはその後、その未来、その先、ってこと。

そう考えると、冷静に、双方の納得できる最適解を見つけ出せる人っていうのが、真の意味で「強い人」なので、そこを目指していきませんか?

まとめ

最近、ディベートが強い、論破する人がすごいって思われているけれど、そのまま受け取る必要はないと思う。

人の意見に、好奇心があることはいいことかもしれない。

でも、感情的にならないことと、相手を等しく尊重できること、大人であることってそれ以上にずっと大事。

本当に強いのは相手の価値観も受け入れることが出来るひとだから、テレビ番組のように、ディベートが強い人なんて、ならなくていいんじゃないでしょうか?♡

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