負けるが勝ちのスピリチュアルとは？「負けてもいい」って思いこそ勝ち組

受験生だったり、ビジネスの現場で厳しい競争を勝ち抜こうとしている人が望んでいるのは「勝つこと」。

でも、負けることになるのが怖くて、そんなことになったら、どうしていいか分からないくらい、気持ちが恐怖に傾いていて、勝つことにこだわっていませんか？

でも、私は、負けるが勝ちだって思っているし、「負けたっていい」という気持ちを持っている人が既に勝ちだって思ってます。

そこで、負けるが勝ちってどういうこと？ってこととスピリチュアル的な意味についてご紹介します。

「負けるが勝ち」ってどういうこと？なぜ言われているのか

「負けるが勝ち」って言葉を知っていますか？

そんなのはありえない、勝ちにこだわりたいって人もいるかも知れないです。

「負けるが勝ち」って言葉は、戦国時代とか江戸時代とか、負ける奴が多かった時代に言われることが多かったそうです。

なぜなら、関ケ原で8万人も負けて死んだことを考えると、戦争があったことを考えると、常に勝ち、なんてありえなかったから。

今の時代はますますそうで、令和だからこそ負けに屈せず、余裕を持っている奴が勝ちにたどり着けるってこと。

負けてもどうでもいいって、笑える人のほうが、人生勝ちだって私は思っている。

常に勝ちなんて、ありえない

そもそも、スポーツでも、勉強でも、コンクールでも、商売でも、どんな世界であろうと「一度も負けなし」のナンバーワンになんてなれない。

そんな人がいたら、むしろ怖い。

試合も、勝者はたった一人だけ。

そこに参加している残りの全員は「負け」を経験することになるのが現実。

「負ける」というのは特別なことでもなんでもないし、経験するのは当然のこと。

「勝つのが普通」ではないし、負けることはあって当然です。

だから、私は勝ちにこだわる人、勝ち負けを異様に気にする人って頭が悪いって思ってます。

勝ち負けにこだわらないことで、むしろ自分の魂が守られる

私は勝ち負けにこだわらないです。

たとえば、大学の時には、とあるテニスの試合があったんですが、勝った方は「別の日にも試合にいかなきゃいけない」って言われたので、「うわっダル」と思い、やる気無しになり、わざと負けました(笑)

中学の時には、エレクトーンの賞が取れるか否か、っていう関西大会に出たんだけど、賞金とか別にでない、って聞いたので「どうでもいいや」ってなり、ミスはしてないけど、何位だったか覚えていません。

勝敗に拘る人は小さいし、めちゃくちゃ傷つきやすい人です。

「自分だけは負けなしでいられるはず」なんていう“おごり”を抱くってことは、この世界から深く傷つけられるときを恐れているからです。

スピリチュアル的には、勝ちにこだわると、「こんなことが自分に起こるべきではないのに！」と、誰かを呪いたくなる感情が芽生えます。

そして、行き場のない怒りが自分自身に戻ってきて、その魂を傷つけてしまうといわれています。

「できることなら勝ちたい……」と思うのは、健全なことですが、それが単なる希望なら問題ありません。

ですが、「希望」を叶えるための努力や、やれるだけのことをやってみたとしたら、あとは天に運を任せるしかない。

あとは、確率論でしかない。

そうすれば、不安も恐怖も、負けたくない怒りもなく、落ち着いた心を保っていられます。

負けるが勝ちのスピリチュアル的なその意味とメリット

「勝たなきゃいけない」、なんて自分に言うのも酷だけど他人に課すのも危険なこと。

それに、「勝たなきゃいけない」という無茶な課題を持っている方が、負けを生む可能性が高まります。

勝ちたい思いは「負けてもいい」って人に負けてる

本当の勝ちってどんなものだと思いますか？

たとえば…絶対に負けたくないって、必死になっている人よりも、「へー別に負けてもいいや」って勝負にはなからやる気がなかったり、土台に上がらない人、どちらが勝っているだろう？

後者のほうが余裕があるように見えませんか。

勝敗にこだわらないで余裕を持つことって、実は、いつでも不戦勝でいられます。

むしろ、勝ちたいって思いが強すぎる時点で、負けてもいいってリラックスしている人に負けているんです。

タイマンでもそうですが、周りから見ても、一目瞭然です。

そういう人は、「負けるのは全然、普通のこと」って悟っているし、心がイライラや、プレッシャーから解放されているからです。

余裕=勝ちです。

自分の悪い所を認めた方がラクになれる

誰しも、自分の悪いところを認めたり、「自分は勝てない」って認めるって抵抗あるんですよね、

自分自身を踏み付けられるような気がして、辛い気持ちになるから。

けれど変に言い訳したり、「自分にダメなところはない」なんて強がるより、認めてしまったほうが楽です。

人間関係もその方が良くなります。

私は、実際のトラブルとか、何かふっかけられたときも、ああ、それでいいよ、みたいにあっさりと認めて、それで終わりにしてます。

すぐに下りて、別のところに行きます。

いろいろ揉める時間の方が無駄なんですよね。

無駄な試合は、長引く。

さっさと認めてしまったほうが自分のためになります。

負けでも100％負けではない

仮に「負け」になったとします。

でも、世の中、負けたとしても、そこに得るものがある。

さらに、圧倒的にあちらが勝ちだったとか、完全に負けだってことってないって思うんですよね。

基本的に、「どちらに否があったのか」っていう問題でも、100パーセント相手だけのせいではなく、少なからずこちらにも、非があるってことはほとんど。

離婚問題でも、どんな問題でもそうですが、自分が負けてしまったとしても、どちらかが一方的に悪ってことはないはずです。

負けたとしても、全てが否定されるわけではないってこと。

負けた方が「学べる」

わたしたちは、時には愚かな過ちを犯すべき。

間違いをむしろ体験するべきです。

負けも体験するべきで、リスクを負ってでも、勝ち負け、どちらも全て体験するべき。

そのために、命があるのだから。

なぜかっていうと、その方が圧倒的に「学べるから」です。

負けることによって、自分に足りていない部分や、なぜダメだったのか、考え直すことができるし、自分の得意不得意、レベルを知ることができるから。

だから、そこで、ありのままの（大したことない）自分を愛せる受容性が手に入るってこと。

負けないから強いのではなくって、負けるべきなんです。

「愛され力」って、大事ですが、男性でも女性性が必要だし、スピリチュアルな言い方をすると「必要なものはもたらされる」からです。

負けることで、結果生きやすい人生を勝ち取れる

勝ち負けにこだわらない、適当に負けることができること。

負け犬だってすぐ認められることで、結果生きやすい人生を勝ち取ることができます。

だから「負けるが勝ち」なんです。

譲って通す、損して得取れって言葉があるように、すんなりと認めたほうが得になるってこと。

どんな人間だって、必ず負けるときが来ます。

勝ちっぱなしで終われるほど人生は短くもないし単純でもないです。

だから、「うまく負ける」というのは処世術として非常に大切です。

うまく負けられないと、大したことない失敗で心の、魂に致命傷を負ってしまいかねません。

まとめ

負けたくないって気持ちで居続けるって不自然だって思います。

だってずっと勝ち続けるなんて、不可能だから。

「気負いのない心」からは、「プレッシャーで固まっている心」からよりも、ずっとずっと高い確率で、持ち前の実力、魅力が発揮されて全て円滑に生きます。

それが、本当に、人生において勝利の女神が微笑んでくれるコツです。