「寝るのが怖い」…。と悩んでいませんか?
実はこういう人は、世の中に多いと言われています。
理由には、単純に夜が怖いというだけではなく、自分の心の中や、トラウマ、現状への不安など、様々なものがあります。
「睡眠」=「意識不明」から「死」まで連想して入眠困難に陥る人、目をつむると嫌な事ばかり考えてしまい、なかなか寝られず昼夜逆転してしまう人、夜が怖くて子供みたいな気持ちを引きずっている人…。
そんな人はどうすればいいのでしょうか?
幸せでも、不安なことが襲い、次の日が来るのが怖くてたまらないのはなぜ?
夜が怖いという人には、「 嫌なことや不安なことがブワーッて襲ってくる」という声もあれば「次の日が来るのが嫌で眠れない」など、「寝ること」に脅える人たちがいます。
原因は違っていても、根本には大きな「不安」があります。
昼間、何かしら活動している中では考えない心配事や悩み。
誰かと揉めるに揉めて、気になったことがあれば、一睡もできなかったり。
夜静かに床に就いたとき勝手に脳裏に浮かんでしまうものですよね。不安で眠れぬ夜、傷ついた夜、考えることから逃げたくて、朝になってほしい…って思ったことはありませんか?
夜が怖い理由をご紹介します。
予告もなく前触れもなく、一人になった経験がある
現在幸せだったとしても、誰しもが過去の経験を潜在意識に秘めています。
それまでいつも離れず、触れていた人が、ある日突然いなくなった…。
今後すれ違うことはもちろんだけど、話すことも、触れ合うこともできない…。
要するに、失恋や、喪失体験です。
そういう心が激しく千切れるような、過去にトラウマになるほどの経験をしたことがある場合には、夜になると、記憶の中で、そういった影が楽しそうに見えて頭をよぎっています。
今、幸せなはずなのに、正常な判断がつかなくなり、「過ちを犯したんじゃないか」ってその都度、脳が試行錯誤します。
月日が流れて、全てが終わっても感じることがあります。
あの人に「もう一度そばにいてほしい」と、その人を潜在意識で叶うはずのない夢や愛を追いかけてしまうのです。
昼間はそんなことは感じていないはずなのに…そういう思いを抱えて、どこまでも深く潜ってしまう。
夜になると、それを止めてくれる、周囲のものがないからです。
虚しさを埋めるものが分からなくなっている
昼間なら、窓から差し込む日差しで、話し相手がいて、右から左に流れて行くだけでも気が紛れています。
ただ、そんなときも、心に思って外に出せない自分がいます。
心に浮かべて考えすぎてしまう自分がどこかにいて、心に決めて心配しつづけています。
その時、心に衝撃を受けたり、傷ついたり、突き刺さったことは、落ち着けないままそのまま夜を迎えています。
そして、不安な毎日で、実は楽しく見えても、時間をもてあましている。
友だちがいたとしても、それは素通りで、雲のようにどんどん現われてまた消えて…。と、むなしさをうめるものが何か、実際は分からなくなっている時。
そんな時には夜が怖いと感じます。
夜になれば、それが顕著に、夢や、思考に、寝る前に不安となって襲いかかるからです。
ちょうどいい時期なのに心が荒ぶる
ちょうどいい時期なのに、何も起きていないのに…。
調子がいいはずなのに…心が荒ぶっているときはありませんか?
世の中は、秘密や嘘も、矛盾もしかたない事です。
でもうまく行かなかったりと、自分の調子はいいはずなのに、世の中の流れは、そうならない。
今日もまた終わる1日に心が荒ぶってしまったり、もやもやした気持ちになってしまいます。
明日が怖い
夜に寝てしまうと、すぐに次の日の朝になります。
夜に寝るのが怖いのは、明日が怖いからです。
夜に怯えているのではなく、実は明日に怯えているということ。
明日に起きる不安が頭にあるからこそ、夜が怖く感じてしまうのです。
ストレスからの不眠の人の多くの原因はこちらだと言われています。
夜が怖い気持ち…そんな気持ちを受け止めるためには
夜が怖い…不安定な気持ちを引きずるという方。
いきなり解消することはできなくても、そんな気持ちを受け止めていくためにはどうすればいいのでしょうか?
素晴らしい出会いで、ありふれた日常が急に輝き出す
退屈な毎日、ありふれた毎日、日常にないものねだりをしていませんか?
平気な顔をして、嘘をついて、笑って、楽ばかりしようとしているのが人間です。
ただ、そんな退屈な毎日が誰かと出会うことで、急に輝き出すことがあります。
病めるときも、健やかなときも、嵐のときも、共に歩んでくれるその人に、心を誰かに奪われたその日から、孤独でも孤独だと感じなくなり、つまらなかった日常が急に輝き出すことがあります。
そうすると、夜が怖くなくなる日が来ます。
それは本当に突然です。
窓の外を、誰かを、何かを探しても見つからない
喜びとか楽しみというのは、外の世界にはなく、自分自身の心の奥にあるのです。
喜べる心、叶うはずのない人、叶うはずのなかった出来事、物事を追い求めても、その思いは届きません。
本当の自分を知り、生かされていることを自覚し、心から自分を愛し、自分自身の素晴しさを知ることです。
夜に、不安解消の元や、幸せを宇宙中探したとしても…。
それは永遠に、見つからない、手に入りません。
誰もが満ち足りているのにも関わらず、愛の影を追いかけます。
時には、人の幸せを奪い合おうとします。
ときどき届く幸せはやってくるものではなく、自分の心の内側にあります。
そして、時折溢れ出てくるような喜びは本当に時々だからこそ、私達は幸せを感じるのです。
今手元にないものを、夜に探す思考の癖を忘れていく…。これがとても大切です。
精神的な疲れの原因は何?価値観の優先順位につながっているかを考える
「夜が怖い」ということは、「明日がくるのが怖い」という感情です。
こちらは、精神的な面での疲れが大部分を占めています。
小手先の方法なんかじゃ解決できない問題で、”逃げ場の無いところに追い込まれてる人”がほとんどです。
今まさに逃げ場を失って追い込まれている人がいるとしたら自分の価値観の優先順位を考えて、今やっている行動が自分の価値観に当てはまっているのかを考えてみてください。
すると、マイナスばかりではなく、実は自分の目的に沿って行動をしていたりすることも多く、良いことばかりが思い浮かんでくるはずです。
まとめ
夜が怖い…その理由は、気持ちの奥にしまっていたい出来事、人、不安要素が目の前に浮かび上がってくるから。
こんなに夜が 怖くて長いものとは…。
寂しさを忘れようとしても、孤独につつまれているような気持ちになるでしょう。
しみわたる痛みがあるかもしれません。
普段全く見えない孤独でも、夜になり、胸を撫で下ろしたとき、そういう部分はみんな持っています。
永遠に迷うより、自らの内側に幸せを感じましょう。
葛藤が生まれるのがあなたにとっての夜かもしれません。
ただ、ある時、誰かに出会うことで、ある日突然日常が輝き出すこともあります。
そんな弱い自分も受け入れてみませんか?