離婚を考えているけれど、離婚が子供に与える影響について気になって踏み切れない…。
両親は、二人揃っていることが一番良い。それって本当でしょうか？
また、完全に仮面夫婦であり、夫婦として冷めかけているけれど、両親が揃っていなければ「不全」であると思って悩んでいませんか？
このように悩んでなかなか一歩踏み出せない人もいるようです。
ただ、「離婚が子供に与える影響」は大きいと何もなく思い込んでいませんか？
そこで、離婚家庭で育った子供は本当に他と違って不幸せなのか？ということについて見ていきたいと思います。
離婚が影響するなんて断定できない・子供による
離婚が子供に与える影響というのを冷静にここで考えていく必要があると思います。
子連れ離婚で心配になるのが、離婚が子供に与える影響ですよね。
実際に、私自身離婚を経験している友達も何人もいて、親戚や、身近な人が離婚をしている例もかなり見ています。
ところが、世間で懸念されている離婚の悪影響というものを全く受けずに成長しているケースがほとんどです。
ものすごくしっかりとしていたり。大企業に勤めている人もいれば、ハングリーになんら一般家庭の人と変わらないもしくはそれ以上に成功して一人で明るくポジティブにやっている人もいるわけです。
そこで改めて感じるのは、離婚が子供に与える影響ってみんなに誤解されてるということです。
たしかに、経済的な影響はあるかもしれません。
ただ、それさえもむしろプラスに働くことも多いということを世の中の人は皆感じているのではないでしょうか。
何事も離婚による影響だと断定するのは難しいということ、そして、実際には、離婚による影響は親が心配しているほど大きくないということです。
離婚による悪影響とされていることは？
離婚により子供に悪影響と言われている事柄がいくつかあります。それを見ていきたいと思います。
- 成績の低下・学業の遅れ
- 子供の離婚率が上がる
- 離婚家庭の子供に対する社会偏見
- 離婚家庭の子供はグレる
- 父親、母親のどちらかがいないことで性格形成が不全となる
離婚による子供の影響ですが、これらのことを考える人が多いのではないでしょうか。
こちらの「成績の低下」についてですが、確かに、それで成績の低下をしてしまうこともあるでしょう。
ただ、それとは逆に「親に苦労をさせたくない」と返って勉学に励む例もかなりいます。
私のいとこも、両親が離婚をし、母子家庭なのですが、自立しなきゃいけないという気持ちがあったみたいで、勉強は自らやるようになり、むしろ成績はアップしたのを目の当たりにしています。
将来的に離婚家庭の人が、結婚してからも、離婚をする可能性もありますが、反対にすごく家庭を大事にするケースももちろんあるわけです。
そして、今は女性も働く時代ですし、もしもそうなってしまったとしても、それが不幸とは限らないですし、離婚を必要以上に恐れる必要もないと言えますよね。
そして、今や離婚率が上がっていますので、離婚家庭の子供だからと社会偏見なんか感じないしそれが原因で非行に走ることもないといえます。
離婚家庭で育つからこそ、逆にしっかりとした賢い人に育つケースも多い
離婚家庭で育った人は、「結婚し子供が出来たら離婚は絶対にしない」と心に決めている人が意外と多く同じような思いをさせたくないということで、むしろ真逆にハングリー精神を持って育っていくケースが多いです。
基本的には、一般家庭の子よりも離婚家庭で育った子の方が生活力があります。
現在、2018年の厚生労働省のデータでも、結婚した3組に1組は離婚しているのが今の日本です。
見渡せば離婚家庭の子供は沢山居ます。
離婚家庭であることをいじってきたり、ましてや離婚家庭であることがハンデになることなどありませんし、多感な時期であった場合には、配慮をしてあげれば、ほぼハンデにならない時代になっていると思います。
子供の気持ちに配慮し正直に生きること
私が思うに、子供の気持ちに配慮した離婚の伝え方をしたり、離婚の理由を正直に伝え、親が正直に生きることのほうが最も重要だと思います。
子供の気持ちに配慮した離婚の伝え方だったり、離婚の理由を正直に伝えることだったり、両親にはいつでも会えるということを伝えておく。
子供は親が思うほど子供ではありませんので、そうする事で子供も親の離婚に対し理解しようと努力しますし、必要以上に辛い思いをしなくて良くなり、逆張りの精神で生きていけると思います。
何よりも、夫婦の関係を取り繕い、そして仮面夫婦でごまかし続け、正直に生きていないほうが子供の気持ちを傷つけると思いませんか？
確かに完全には理解が出来ないかもしれませんが、親の真剣な表情、真剣な生き方をしていれば、重要な話かどうかは分かります。
様々な事を考えて考えて考え抜いた結果が「離婚する」に行き着いたことと思いますし、それらはハンデにならないと伝えることで、それ自体が子供の人生に影響してしまうなんて結果にはならないはずです。
離婚後こそ両親がいつでも会える環境に
言い換えれば離婚後も両親を子供は必要としていることもあると思います。
各家庭事情は様々ですが、離婚に関しては「いつでも会える」環境であるということで、全責任を背負わなくていい環境を整えること。
寂しいときに、会いたい時に会えるように近距離に住んだり、必要なときは協力して、「離婚する事」と「見守っていくこと」は分けて考えていくことが大切だと思います。
子供の充実した心と生活を目指して行動していけばけして悪影響にはならないはずです。
まとめ
離婚をすると子供の心に悪影響か…？という問題ですが、それらは子供の捉え方次第。
「両親が揃っている形が最上である」と考えて「子供のために」だなんて取り繕う必要なんて絶対にないはずです。
正直な生き方を見せていけば、それを逆にハングリー精神に変えて、強く育ってくれるものだと思います。
現に私の周りでも離婚をしていたり、複雑な家庭でも、幸せに生きている人がたくさんいるからです。
なので伝え方や、今後見守ってあげるという姿勢は大事ですが、離婚が悪いことであり、悪影響であるというふうに考えなくていいと思います。
離婚は子供にとって悪影響だという思い込みが、逆に傷つけてしまうことになるかもしれません。自分が思っているよりも、人は強いものだったりするからです。
是非参考にしてみてくださいね。
