「ツイてない日」の正体は？今日はなんだかツイてない…その原因と挽回策

なぜかツイてない日というのは誰にでもあるものです。

｢あーホント、今日、なんだかツイてない...｣

「今日は厄日に違いない…」

なんて、なんだか悪いことが続く「ツイてない日」ってありますよね？

でも、それって、本当に“ツイてない”のでしょうか？

そこで今回は、ツイてない日のその原因や対処法などを紹介していきたいと思います。

朝から分かる、「なんとなく」運の天気が悪い日

運が悪い日、ツイてない日だなって感じたことがある人もいるかもしれません。

運が下がっているとき、次から次へと普段起こらないようなトラブルが起きるときだってある。

どうやって運が悪い日を見分けるか？っていうと、早い段階で、朝起きたときから察知することができたりします。

なんとなく朝起きた瞬間からあまり気分が良くない。

そして、普段は起こらないトラブルが起きて、「思うように進まない」ってときは「ああ、ツイてない日」って思いますよね。

具体的にはこういうこと？ツイてない日のこと

例えば、朝から、天気が悪くて「電車が予定通り運行していない」って日だったり、朝ごはんで失敗した、とか、そういう小さいことで、運気の良し悪しが分かったりします。

早い話、あなたが毎日していることで、ミスが起こったり、失敗したり、「普段とは違う」ことが起こったときは要注意で、これはいわば警告。

ですが、途中まで順調だったけど、よきせぬトラブルで、結果的にツイてない日だった、ってこともある。

私の最近の体験をいうと…。

小学校の懇談があったんだけど、ずっと受け持ってくれてるうちの子の担任の先生は、男の先生だけど、若くて主体性を大事にしてくれる、とても話が分かるいい先生。

懇談だけど、「良かったなぁ」と思って、いい気分だったけど…。

ミニトマトの鉢植えと大荷物を持って帰るため、手がふさがった状態のわたしが、校門を出た直後に、さっきから鳴っていた雷が、一番酷い状態になり、稲妻ゴロゴロ走る中、土砂降りの猛烈な雨が降ってきて…。

全身びしょ濡れで、どでかいミニトマトの鉢植えを持ちながら必死で家まで走って帰るはめに(T_T)

こういうのはよきせぬ不運で、ツイてない日。

こういうツイてない日もあります。

ツイていない日の本当のことと対処法。

こんなふうに、本当に｢ツイていない日｣って感じることもあるけれど、本当に運の浮き沈みというのは、あるのでしょうか？

そこで、｢ツイてない日｣の正体を探り、その対処法について考察しています。

ゲシュタルト崩壊と形成

ゲシュタルト崩壊をご存知でしょうか。

たとえば公園の「公」の字を長く見続けると、本当にこんな字だったかな？と不安になり、同じ公の字がハムという字に見えてきて、一時的にだけど、全体の漢字がわからなくなります。

二つの要素からなるものの、片方への要素への認知が強くなりすぎると、字全体の形態認知が一時的に弱くなってしまうのです。

そして、反対にゲシュタルト形成もあります。

これの例をいうと、パラパラ漫画です。

元は一枚一枚の絵が、それぞれ個別の要素ですが、それを連続的に流すとひとつの出来事として形態認知されます。

実は、私達の感じる「ツイていない日」というのも、私たちの一日も連続する多くの瞬間がゲシュタルトを形成していると言われています。

多くの一日をまとめると一年がひとつのゲシュタルトとして認知されます。

このゲシュタルトの考え方が、私たちのツイている、ツイていないの判断に深く関わっています。

一つ一つの小さな「ツイてないこと」がゲシュタルト形成してしまい、「ツイてない日」や、「ツイていない一年」が完成します。

ヒトの解釈で「悪い日」が存在してしまう

現実には｢悪い日｣というものは、存在しない。むしろ、ヒトの解釈によって｢悪い日｣が存在してしまうのだ。『Why Sh*t Happens: The Science of a Really Bad Day』の著者Peter J. Bentley博士より

残念ながら『ツイてない日』や、「ラッキーナンバー」、「アンラッキーナンバー」なんかも、人によって作られたものだって言われています。

ある統計では『悪い日』や数字を信じている人々は、13日の金曜日にアクシデントに遭いやすいことが示されています。

ネガティブで思い込みが強い人は、些細なことにも、神秘的な意義づけをしてしまう。

ツイていない日というのは、私達の頭の中で作っているものです。

なぜ、そう分かっていながらも意味づけしたり、決めつけてしまうのかって言うと、脳には、シンプルに、単純化する仕組みがあります。

頭の中でのデータの整理で、ある経験を誤ったシンボルと結びつけてしまい、不吉だと認識してしまうのです。

慌てていただけ・一時的な関係性の人にイライラしただけ

財布を失くしたり、転んでケガをしたり。

自分が「慌てているとき」は特に「ツイていない一日」になりがちです。

しかし冷静さを欠いていることだけが原因であれば、むしろ冷静さを取り戻すだけで解決することが多いです。

いやなことを言う人。怒りっぽい上司。

イライラしている日に、そういう人と関わったことで、「ツイていない日」になりがちです。

一時的な関係の人と、認知が強くなってしまったから、あなたの一日をツイていなかったとまとめてしまうのは、もったいないことです。

｢ツイてない日｣の対処法

脳を｢リセット｣する

実際の状況や出来事から、ポジティブな面を探しましょう。

たとえば、私の場合…ボーッとしていて、警報が出るほどの雷雨の中、走る羽目になったけれど、一方でいつもとは違う、良い時間を過ごせたし、その出来事をネタにすることができたって面もある。

それが難しい場合は、自分にとってもっと悪い状況になっていたかも...と想像してみてください。

怪我をしていたら？もしも事故にあっていたら？などなど…。

そうすると、実は不幸な出来事は実際捉え方だけで幸運だったって変換することができます。

これが、脳の「リセット」です。

「あえてじっとしている」という選択

確かに、「ついていない日」っていうのは、自分の脳が作り出しているのかもしれない。

でも、逆に体からのメッセージで、「今日のあなたはツイていません。大人しくしていましょう」って捉えてもいいかもです。

そういうときはあれこれ我を通さず、積極的に行動せず、ただ１日が何事もなく過ぎていくのを待つのが吉。

休息したいって自分の体と心が伝えているのかもって捉えてみましょう。

最悪なのは、ツイてないときに、運を軽視して、普段以上に積極的になってしまうこと。

脳でツイていない日って思い込んでいなくても、実際に体が疲れているから、そういうことが起きてしまったりすることもある。

そうなればトラブルは雪崩のように連鎖してやって来るので、ツイてないときは動かざること山の如しで、じっとしているのが、一番賢明な策です。

人生ずっと消極的でいるのはまずいけれど、別に長い人生、ずっと動き続けなきゃいけないなんてないと思う。

消極的になるほうが吉になる時もあるし、そんなときはじっとするようにしましょう。

まとめ

もしあなたが朝目覚めたときから、なんとなく嫌な感じがしたり、運が悪いな、って思ったとしても、それは単なるゲシュタルト崩壊と形成、あるいは脳の思い込みによるものなのかもしれない。

ひとつひとつは別の出来事でも、それが連続して起こると、あたかも「ツイてない日」と感じてしまいます。

でも、普段とは違うことが起こったときは、その日は十分過ぎるほど慎重になって損はないし、じっとするようにしておく、ってことのほうがいいかもしれません。

自分のネガティブ思考が作り出す｢ツイてない日｣の呪縛から、自分を解放すると同時に、「ツイてない日」を脱出しましょう♡