愛と憎しみは表裏一体。
こういう言葉を聞いたことがありますか?
愛があるからこそ、憎しみも非常に強くなることをご存知でしょうか。
ストーカー殺人や、愛があった、おしどり夫婦こそ、揉めるに揉め、最後は、もつれた糸がほどけるように、どちらもが憎しみでいっぱいになる状態を見たことがある人は多いのではないでしょうか。
愛が凍える時、愛が憎しみに変わる人はどんな人なのか。
壊れてしまった愛情を元に、相手に憎しみを抱えていませんか?
別れてしまった元恋人に復讐心を持っていませんか?悪口をいっていませんか?
愛が憎しみに変わることを防ぐにはどうすればいいのでしょうか。
ーこういったことを見ていきたいと思います。
愛が凍えるときと微笑む時。凍えたとき、自分はどうなる?
愛が微笑む時。という映画をご存知でしょうか。
人に対して強い愛情を持っている人ほど、恋愛中はいつも笑顔です。
だた、同時に、強い愛を持つ人ほど、気持ちを拒否されたり、相手の行動などによって何、愛が憎しみに変わってしまうことがあります。
特に、これらの星座の人は、愛が憎しみに変化しやすいと言われています。
- 蝎座
- 牡牛座
- 山羊座
これらの星座の人は、一途に愛情を注ぐ分、強い執着心を持つと言われています。
基本的に、好きになった相手には、常に自分だけを見ていてほしいと思っています。
両思いでうまくいっているうちは相手に深い愛情を注ぎますが、何かあった時に、強い執着心が爆発し一気に深い憎しみへと変化していくのです。
星座に当てはまっていなくても、ずっと別れた相手を憎いと感じていませんか?
たとえば、別れてから、元恋人の悪口を言いふらしたり、暴言を吐いたり、感謝をせず、周りに当たり散らしたり。
あるいは、別れた相手を恨み、復讐をしたり、さんざん相手のことを晒したりする人も存在しています。
恨みつらみで、相手を憎み、自分の幸せをおざなりにしていませんか?
愛が憎しみに変わってしまう理由
「愛と憎しみは紙一重」なんてよく言われるものですが、愛が凍えてしまった時。そこに本当の愛があれば、憎しみは湧くのでしょうか?
実は、最終的に、本当の愛があれば、憎しみなんて沸かないんですよね。
本当に人を愛するというのは、「相手が幸せなら、自分も幸せ」だから。
どうあがいても、相手を苦しめたい、不幸にしたい、なんて思わない。これが真理です。
ただ、世の中には、「愛と憎しみは紙一重」の人が存在します。
復讐に燃えたり、あるいは、とんでもないことをしでかしたり、なかにはストーカーや、犯罪スレスレの行為、脅迫や、その他、嫌がらせをする人間が、男女ともにいます。
相手を好きで、一時は本気で愛した人なのに、どうして苦しめたくなるのか?
これにはカタストロフィー理論が関係しています。
愛情は心を強く揺さぶる…カタストロフィー理論とは
愛情は強く心を揺さぶる、不安定なものです。
そんな感情だからこそ、マイナスに振れたときには、相手への恨み、憎しみに火がついてしまうことがあります。
「最大の憎しみとは最大の依存型愛情から生まれるモノだ」とよくいわれます。
つまり、最大の依存型の愛情を捧げていたからこそ、そのような憎しみが生まれます。
可愛さ余って憎さ100倍。
その可愛さはいかに相手を自分の精神安定剤にしてたかを物語っています。
本当の恋愛は自立し合った男女が互いに敬意をもち、交際をして、求めるより与える気持ちの方が多いもの。
これがいつ頃からか歪んでしまったものがこの憎しみを生み出します。
カタストロフィー理論と恋愛
心理学の父フロイトによればこの可愛さ余って憎さ100倍というのは「カタストロフィー理論」というものの一部と関連づけされています。
「カタストロフィー」とは「大変動」「破局」といった意味をいいます。
心理学的には最高の至福状態から、いきなりに下降し悲劇的な結末を迎える事をいいます。
例えば、「愛と憎しみは表裏一体」とはよくいわれるように、愛が深ければ深いほど、強い憎しみに変わる可能性も高くなる恐れがあります。
「愛」と「憎しみ」のような相反する感情が突然入れ替わることを、心理学の言葉では「カタストロフィー理論」と呼んでいます。
ただし、ここまでの「「愛おしい」といった「憎しみに至るまでの愛」といった感情は、現代では、段々平坦化していることが自然です。
それは、なぜか?
他のことにも力を注ぎ、大人になるにつれて、自立をしていくことが一般的だからです。
現代では、フロイトの理論はもう当てはまらなくなってきます。
この憎しみや執着に陥るパターンは、「心理学的に言う自立や、個性化」ができておらず、共依存の極度の状態だったと思います。
まさに「カタストロフィー理論」に合致しているということは、不釣り合いで強い危険性の高い恋愛なのです。
自立した恋愛は青い炎のように長く続く
自立した男女の恋愛や結婚は緩やかに燃える蒼い炎のように長く続きます。
しかし先ほどのようなカタストロフィーに陥るのは激しく燃えて全てを焼き尽くす激しい真っ赤な炎のようなものです。
共依存のような危険な関係性は、現代では減ってきていますが、時々、こちらの「カタストロフィー理論」で憎しむ人もいます。
恋人が自分の精神安定剤になっている状態は依存傾向が強いのです。
普段は、青い炎でも逆に相手をカンフル剤にできる恋愛や結婚が望ましいのです。
そこには互いへの敬意が無いと至りません。
自立した愛こそ全て
人はなぜこの世に生きているのでしょう。それは愛するためです。
生きていれば人生にはいろいろなことが起きます。
仕事に失敗したとき、失恋したとき、問題を起こしてしまったとき、怒りで腹ただしい時、大切な人を失ったとき、もう、生きるのが嫌になったとき……。
もともと、「男と女」「くるしみ」「しあわせ」「わかれ」「さびしさ」「いのり」と愛は始まりから最終形まで、いろんな形を見せるのです。
それが裏切りだと捉えてしまうのは、自己愛に過ぎません。
そして別れた相手を下げる行為は、幼い執着です。
相手の悪口は自分を下げることになります。
そこから卒業をして、自立することが大切です。
まとめ
自立した男女の恋愛や結婚は緩やかに燃える蒼い炎のように長く続きます。
しかし先ほどのようなカタストロフィーに陥るのは激しく燃えて全てを焼き尽くす激しい真っ赤な炎のようなもの。
相手を激しく憎んでいるのなら、今一度共依存ではなかったのか、ということや…。
別れた相手の悪口をいう自分が今好きか?と見直してみてください。
執着している自分を手放すことが大切です。
憎しみで、自分をダメにしていないか…ということを純粋に考えると、それが幸せではないことに気づくはずです。