子供の頃両親から愛情を注がれなかった人には、いくつか特徴があります。
恋愛依存症気味の人、あるいは自分の価値が見いだせなかったり、恋愛に苦労をしたり、満たされなかったりしていませんか?
その共通点は、人間関係や恋愛においての障害となります。
一人で、悩み苦しみをかかえていませんか?
この記事では、愛情不足で育った大人の特徴や、それらが及ぼす悪影響と、克服方法をご紹介します。
子供の頃から愛情不足で育った人の特徴は?
子供の頃に周りからたくさんの愛情をもらうことができなかった人には、いくつかの共通点があります。
- 傷つきやすい
- 怒りを感じると建設的な話し合いができない
- 過去にとらわれがちでトラウマが生まれやすい
- 思い込みで0か100かで捉えてしまう
- 意地っ張り など
恋愛に関する悩みや、その他、つらい思いで苦しんでいませんか?
自分ではコントロールできないことが多いです。
そして、一見は恵まれていても、心が常に孤独だったり、苦しみをかかえていたり、自尊心を保てなかったりと、人間関係や恋愛の障害となることも少なくありません。
依存体質である
子供の頃に愛情を注いでもらうことができないと、大人になってからその反動が出てしまうことが多いです。
パートナーから十分に愛されていても、「自分のことを認めてほしい」、「もっと愛して欲しい」、「自分のことは愛してもらえていないのではないか」という思いが強くなります。
これがさらに悪化することも多々あります。
すると、「愛情を独り占めしたい」、「自分だけを見てほしい」、「いなくならないでほしい」という気持ちに変わり、友達や恋人を束縛することもあります。
依存体質ということもあり、常に誰かに気にかけてもらわないと、とにかく不安になってしまうのが特徴といえます。
自分に価値がないと思う・自信がない
子供の頃に愛された記憶がなかったり、愛情不足の場合には、「自分は愛されなかった悪い子なんだ」、「私は生きる価値がないんだ」と自己否定をしてしまう傾向があります。
愛されなかったことで自分の存在価値が見着けられないことが多く、常に悲観的になる人も少なくはありません。
つまり、愛情が注がれなかった理由が、ちょっとしたきっかけで、すべて自分にあると考えてしまうのです。
このような場合「誰にも愛してもらえるはずがない」と考え、人と交流することを避けて傷つくことを避けるようになります。場合によっては、コミュニティで自ら孤立してしまうこともあります。
他人とかかわりたくない・ふさぎ込みがちで繊細
愛情不足で育った人は、人を信用することができないという特徴があり、被害妄想をしたり、疑ったり、意味もなく嫌ったりする傾向にあります。
そのため、恋愛関係においては相手の浮気を疑ったり、人柄を疑い、不安になりやすいです。相手のことを基本的には、信用できていないので、少しの発言や、行動にも、神経質になることがよくあります。
愛情を貰えなかった子どもは、元気がなく、他者と関わりたいという気持ちも薄く、前途多難な人生を歩むことになり、出口の無い迷路の中を彷徨っているかのように見えます。
好きな相手のはずなのに満たされない
間違いなく好きなパートナーがいたり、愛されていたとしても、イマイチ満たされない自分がいます。
恋人などに、特に不満はありません。
でも一緒にいても、なんか胸騒ぎに似た感覚が襲ったりしてくるのもこのタイプの特徴です。
永遠に満たされない気持ちがあります。
相手を変えれば解決するという問題ではなく、ずっと満たされない気持ちがあります。
愛情不足からの恋愛に問題が出てくる理由って?
日本の夫婦間はもちろんですが、お互いに損得勘定で繋がっていることが多いともいわれています。
表面では愛にあふれている家庭でも、愛情不足で育った人は多いと言われています。
一見、普通の家庭でも、損得勘定やお金にこだわる親を見ている子どもは、自分に価値があると思えなくなります。
また、自分を肯定することが出来なくて、自尊心は当然のように低くなってしまいます。
愛情不足で育った人は、ここで愛情が不足してきただけ、普通の人よりも愛情を求める気持ちが人一倍強いのが特徴です。
このため、「心にある隙間を埋めてほしい」「寂しさを忘れさせてほしい」など、恋人に対しても、必要以上に多くの愛情を求める傾向があります。
また、恋人からの愛情がないと思い込み、自分自身に問題があると感じ、自己否定をすることもあるでしょう。
愛情不足でも幸せになれる?克服方法
子供の頃に愛されなかったという経験は、心の奥深くに刻み込まれ、大人になっても自分自身の人間性に影響が出ています。
満たされずにいることはとてもつらいです。しかし、愛情不足であったとしても、それを克服して幸せになれます。
そこで、具体的な克服方法についてご紹介します。
まずは受容する
このように、愛情不足で、依存傾向にあることを人は認めたくありません。
なかなか満たされない気持ちについては、何が原因か分からず、常にモヤモヤしているのがこのタイプの特徴です。
そして、原因が、自分の幼少期や、生い立ち、愛情不足からくる内面にあると気づくことができない人がほとんどです。
愛情って目には見えませんが人間の成長にとても重要な栄養素なんです。
それが足りてこなかったということ、自分の心の形成が不十分だったことを辛くても一度受容することがスタートです。
自分にもっと自信をつける
自分に自信をつけることができれば「いつかパートナー・恋人に捨てられてしまうのではないか」という不安を減らすことができます。
価値基準がそこだけであれば、自信がどんどん持てなくなります。
もちろん、愛情の他にも、仕事で成果を出したり、自分の得意なことを見つけたり「自分は価値のある人間なんだ」と思えるものを見つけていくことです。
然るべきステップで治していく
親の愛情⇒「自分で自分を育てる」環境づくり⇒健全に育っていくというステップがあります。
大人になった以上、親の愛情をこれから受け取るわけにはいきません。
なので、自分で自分を育てていくことが大切です。
愛情不足であっても、不足分を自分で埋めることはできます。
ただし、自分で気づいて、自分で適切な治療というのが非常に難しいです。
まずは、恋愛で相手と本気で向き合いたいという気持ちがあれば、自分の中にある不安やストレスなどを恋人にすべて打ち明けてみましょう。
しっかりと話し合いをして、ありのままの自分を受け入れてもらうことはもちろんですが、相談相手がいなければ、相談をしてみることが大切です。
その後、内観療法などのいろんな療法を試してみていくことがおすすめです。
まとめ
愛情不足でここまで来た人は、多くの満たされない気持ちで、そこまでくる間にはとても辛い思いがあったと思います。
今現在もそのことが原因で苦しんでいるはずです。
強い思いがあろうと、今すぐどうこうできるものでもありません。
本来なら、どうして愛情不足になったのかということを自分で受容することがまずはスタートです。
そして、時間をかけて愛情不足な心情を治療していくことです。
そのためには、相談をしたり、本心を話せるようにすること。
自分と向き合うことから逃げなければ、これまでの経緯がどうあれ幸せな未来を手にできるはずです。
相談相手がいないのであれば、LINEで占い師に相談をするのも一つの方法です。まずはつらい気持ちや、恋愛がうまく行かない方は、相談をしてみてくださいね。