変化とは恐ろしいものかもしれません。
実際に、変化が好きという人もいれば、変化したほうがいいと思っている人はたくさんいます。
でも、私が見てきた中で、実際に変化をすることになると、拒む人がほとんどです。
人間関係のはじまりや終わり、引っ越し、転職、別れ ─── 良いものであれ悪いものであれ、変化はストレスを引き起こすといわれてますが、変化を不安に思う理由と、対処する方法はどうすればいいのでしょうか?
そして人々が変化を恐れる理由とその対処法についてご紹介します!
なぜみんな変化を拒むの?
維新前代表の橋下徹氏は1日夜、出演していたフジテレビの番組で、大阪都構想が住民投票で否決された要因について「人間は現状の問題点に寛容で、将来の不安に神経質になる」と話した。
変化に対処するのは、それほど難しいことではありません。
2020年大阪都構想は否決となってしまいましたが、私は大賛成。
この数年間だけでも、大阪維新の会の知事と市長のおかげで、大阪が本当に良くなったと想えるから。
何よりも、自分たちの利権ばかりではなく、未来のため、本当に良くしたいと、尽くしてくれているのが目に見えて分かる。
日本に先駆けて、古い価値観から、新しく変化する都道府県のお手本の都市にしてもらいたかった。
極めて残念です。
何よりも、変化を恐れ、未来を担う若者のことを考えられない人に憤りを感じませんか。
実際に変化をしなければならない、となると現状に甘んじて、変更をしようとしないのが人間です。
これは人間の根本的な心理だと思います。
変化を不安に思うのが人間、年齢が高いほど、頑固で頑なになる…?
変化や刺激を求めている人でも、すでに知っていることや理解している情報を好みます。
誰しもが、大きく生活様式を変えようとしません。
多くの人が、同じ場所で生活をして、同じ毎日を送っている。
自分の仕事、住んでいるエリア、自分の家周辺、自分の行動パターンを変えようとしません。
現状では、衰退する一方って皆分かっていても、大きく人生のルートを変えない人がほとんどだと思います。
「変化を追っていたとしても、変化を求めていたとしても、自分の生活パターンは決まっている」っていう人がほとんどではないでしょうか。
それが、どれだけ刺激を求める人でも。
それが歳を取るにつれて、ますます頭が凝り固まり、新しい思考や、柔軟な考え方を受け入れられなくなります。
ますます必要であっても、「変わる」ことをしなくなり、思考も柔軟性が削がれていく。
「変化を全て受け入れて未来へ」その域に達するのは口でいうほど簡単ではない
実は変化を恐れる必要はない、という風に口で言っていたとしても、もちろん、その域に達するのは、口で言うほど簡単ではありません。
これは、自分の「ソースコード」がその人の中にあるからです。
昔からある自分の脳内のソースコード、生活様式、基本理念を書き直すのは大変です。
変化を受け入れて、未来へ、という考え方をしたくても、それを実行することはできなくなっています。
変化を受け入れるため、よりよい人生にするためにはどうすれば?
私は、いい方向への変化はどんどん取り入れていくべきだと思っています。
でも、これをいつも心に留めておいて、かつ実行に移すのは、とても難しいこと…。
変化を受け入れて、柔軟に生きていくにはどうすればいいのでしょうか?
失われるものに固執しない
人は、失うかもしれないものに、執着をします。
若さ、恋愛、自身の成功、実績、経歴、住所…。
でも、それってそれほどこだわりをもつべきところでしょうか…?
無理につなぎとめて、おいておくものでしょうか…?
変化によって失われるものに固執していると、新しい状況が連れてきてくれるかもしれない良いものを楽しめなくなります。
たとえ愛する人を失った場合であっても、自分の心の痛みに向き合ってそのプロセスをくぐりぬけることができます。
人は失うかもしれないとなると、異様に固執して過去へトリップし、昔を美化します。
でも、実は現状維持っていうのはありえなくて、全てのものは諸行無常で移り変わっていくものです。
失われるものではなく、新たに手にできるものに目を向けませんか。
なので、むしろどんどん変化をして、新たな希望や幸せの可能性の視野が広がります。それが、現在をベストなかたちで生きるということなのです。
今この瞬間も変化し続けているので長い目で見ること
現在、地球上では、さまざまな大きな変化が起こっています。
これまでの私たちが基準としていた価値観は崩れ、個人の生活様式、企業の経済活動、そして自然環境に及ぶ幅広い分野で、新しい価値観が生まれています。
ですが、私たち人間は、慣れ親しんだ環境が変わることを嫌う生き物です。
それは「慣れ」=「安心」、「変化」=「不安」を生物の本能として感じているから。
誰よりも自分自身が慣れに甘んじていないか考えてみてください。
でも、「変化」せねばならない状況がやってきているので、そのチャンスが到来したなら、「変化」を自分のために利用しても良いのではないでしょうか。
自分の頭で考えることを止めないこと
今は多くの人が「考えることをやめている」といえます。
「将来どうなるかわからない」ということで、漠然と将来への不安を感じている人は大変に多いと思います。ただ、正確には誰にもわかることではありません。
「何それ?」「よくわからないけれど、変わるのは嫌だ」という人は多いけれど、大切なのは、わからないけど、そこで考えを止めないことが大切です。
わからない、どうしようもない、だけど、考えることを放棄したら。
この考えることをやめることによって、自分の人生でも、問題が山積みになり、ずっと問題が先延ばしにされていきます。
「いつか」はわからなくても、この先に起こりそうなことや、方向性はかなり見えてくるものですので、どうなっていくのか?っていうのを自ら考えてみることです。
たとえば、遠い国のことで「自分には関係ない」と思っているとします。
でも、それはいずれバタフライエフェクトで、波及して、影響し合います。
いずれ自分の身近にも繋がってくることもある。
なんてことないことでも、自分とは関係なさそうでも、自分の頭を使って常に考えてみる事が大事です。
すると痛みを伴っても、今変わるときだって意識できるんです。
変化は時には必要なもの
変化はときに必要です。
変化をしないということは衰退を意味します。
現状、歴史が、物語っています。
何もしなかった都市や、何もしなかった人は、どんどん衰退していったことは歴史から知られています。
来るべきときに、変化を拒んでいては、衰退する一方で、ただひたすら恐れるよりも不安を解消するためのビジョンを考えてみませんか。
そして、変化を恐れる人が多い世の中、フラストレーションが溜まっていませんか。
そんな人も、国にも、他人にも期待をせず自分自身で自分を幸せにする、これがベストです。
民主主義というのはときに残酷です。
だから、誰かに期待をするのではなく、それを楽しむための要素としておきましょう。
他人に期待をして、人生を充実させるのでは、いつまでも周りに腹が立ち、変わらないことに対してフラストレーションが溜まります。
たしかに国や政府は大きな力を持っています。
経済状態にメスを入れ、悪循環を断ち切る強い力があります。
そこでみんな期待します。
「国が何とかしてくれるだろう」
「政府がうまくやってくれるに違いない」
大きな期待を抱いてしまいます。
でも、そうではなくて、まずは自分の足で立つことが最初の一歩です。
余裕があってから、誰かを応援することがベストで、何かをなし遂げる人は、自分自身で自分たちを幸せにします。
自分たちを満足させて、自分の孫まで安心して暮らせるだけの幸せを築くという「速攻性」という強力な不況対策があるのです。
そしたら変化が怖くなくなり極めて、フラットな目線で世の中を見ることができます。
まとめ
世の人は変化を嫌い、変化したがっているように見える人や刺激に飢えているように見える人も、実は「慣れ」に甘んじています。
これは生存本能。
年齢が高くなれば、頑なになります。
それを理解しておくことも大事ですし、自分自身が未来はそうなるかもしれない…。
でも変化を恐れることは、いずれ衰退していくだけってことは知っておくと良いでしょう。
もしも変化が不安なら、失われるものに固執せず、グローバルな視点で見てみてください。
また、どうしても変化が怖く、波を乗り切れるかわからない…。
そんなときには、せめて自分と自分の周りだけ、守れるだけの財を成し遂げてみると、期待をすることがなくなります。
是非参考にしてみてくださいね。