「あの人みたいになりたい!」って憧れる人はいませんか?
それは、ビジネスで成功したカリスマと呼ばれる人だったり、ベンチャー経営者だったり、有名企業の要職に就いていたり。
あるいは、芸能人だったり、モデルだったり、同じ会社のカッコイイ上司や、先輩だったり、アーティストかもしれません。
そんな人に出会うとこんな気持ちになりますよね。
- 憧れのあの人になりたい!
- なんて素敵なんだろう
- 尊敬してしまう…。
- 能力をインストールしたい!
そんな気持ちが持てるということは張り合いがあるし、人生で自分も頑張ろうって思えるし、素敵なことだと思います。
だけど、憧れの人がいるからといってその人を応援したり「その人になろうとすること」については落とし穴があります。
そんな落とし穴と注意するべきポイントについてご紹介したいと思います。
憧れの人になりたい!尊敬する人がいる時
成功者を見たり、「憧れの誰かになりたい」 という気持ちは誰もが持ったことがあるはずです。
たとえば、私は、誰かになりたいとかってなくて、憧れの人ってあんまり思い浮かばないんです。
私は、強すぎる、「憧れ」という感情を持ってしまうことは、良くないと思ってます。
それは、オリジナルの自分の存在を認められないことになるし、叶わない場合、虚しくなったり、「誰かの真似をする」ということにシフトしちゃうと思うんです。
でも、そんな私でも、与沢翼氏のyoutubeを見て、与沢翼氏の奥さんにたいしてだけ、唯一「いいな♡」と思ったことがあります(笑)
可愛いし、ドバイの豪邸に住めて、あれだけの生活ができていること。
与沢翼氏いわく、その奥さんは、「ノーガード戦法」で犬のように「打算なくついてきて、本当にピュアに応援してくれる人」だそうで…素敵だな~と思います!
憧れの誰かになりたいという思いは、一部の天才たちをのぞいて、誰もが共通して芽生えたことがある感情ではないでしょうか?
憧れの気持ちから、その人になりたいと思った時の対処法
私は、基本的に「あの人になりたい」っていう気持ちは持ったことがないです。
自分は自分でいいと思っています。
だけど、芸能人や、億万長者、あるいは、すごい成功者を見て、憧れの気持ちが芽生えてしまい、「この人になりたい」、ふとそんな気持ちになってしまった時に考えてみたいことをご紹介します。
どんなに努力しても、憧れの人と同じにはなれない
憧れの人がいて、応援するのはいいことだし、またそういう気持ちを持つことは大切だと思います。
だけど、どれだけ努力しても、「あなたは、その人にはなれない。」ということです。
たしかに自分の持つ理想を体現してくれる人、自分には到底手に入れられないものを持っている人だとします。
だけど、その人とは体が違えば、脳も違う、遺伝子も違う、経験してきたことも、積み上げてきたものも、何もかも違うのです。
そもそも人間には適正があり、向き不向きもあります。
なので、同じレベルになれることと、そうでないことがあるんですよね。
そんな自分を受け入れられればいいですが、理想に届かなかったときは挫折してしまいかねません。
「憧れられる」レベルの人はすごい成功者
いろんな人に憧れられる人って居ますよね。
男女から、「すごい」、「憧れです!」って自然に言われちゃう人。
だけど、実際に、その人たちは、何千人、100万人に一人というレベルの成功者なのです。
持って生まれた才能も凄まじいけれど、人の何万倍もの努力ができる人。
それを持続させた精神力に、人を引きつける魅力、文章などの表現力、一度話せば、ファンになってしまう愛され力、肝心の仕事力と実績。
これらすべてが折り重なり、輝きを放つことになった、稀有な才能の持ち主なのです。
憧れの人っていうのは、たまたまそこに居合わせていたわけではないし、そして自分だけが憧れているのではありません。
本人は「自然体でやってて気づいたらこうなってた」と言っていますが、一般人からしたら異常な天才なのです。
だから、到底真似できるレベルではないし、自分がどんなに努力しても「憧れの人と同じレベル」にはなれません。
比べるべきなのは他人じゃない
憧れの人になりたい…って思う瞬間があったとしても、そんな時に、考えてみてほしいことがあります。
自分の成し遂げたい “成功” ってなんだったっけ?ってことです。
憧れの人を見つけると、本を読んだり、真似したり、モデリングしたりしてしまいがちですいよね。
その人の考え方、その人の行動原則、その人の美意識、その人の価値観を、そのまま自分に当てはめようとしてしまう。
だけど、それぞれ、絶対成し遂げたいことって違っていると思います。
たとえば、私の場合は、成し遂げたいことは、大きなイベントに出ることでもないし、有名なクリエイターになることでもない。
他人の成功のカタチはあくまでその人の成功のカタチ。
幸せのカタチも人ぞれぞれ。
他人の成功のカタチとあなた自身が持ちたいと思っているものとは違う、ってことを忘れてはいけないです。
「自己否定」を止める
誰かになりたいという心理には以下の心理があります。
- 自分に足りていない魅力を補いたい!と思う(好意から)
- 自分に足りていない不安を補いたい!と思う(不足感から)
心理学では「同一化」といって、「あの人みたいになりたい」と思う素敵な人を真似たり、影響を受けたりしながら自分らしさ(自我といいますね)を確立して、「あの人はあの人で素晴らしいけれど、私は私でいい」と感じられる心に成熟していきます。
ですが、「不足感」からの「自分以外の人になりたい」という心理は危険です。
なぜなら、「こんな私はダメな奴だから、ありのままでは愛されない」という自己否定がベースだからです。
自分の価値を低く見積もってはいませんか?
そんなときは、「私には、私の魅力がある」「自分以外の誰かにならなくても、大丈夫」と自分の価値を認めてあげましょう。
憧れの人になりたいよりも、過去の自分が憧れた自分になれてる?ってこと
憧れの人になりたい!尊敬する人みたいになりたい!って思ってしまい、他人の姿ばかり追いかけていませんか?
だけど、そんなときにはこう考えましょう。
過去の自分と比べたら、いまの自分は格段に良くなっている!って思えるなら成功です。
たとえ、過去に憧れていた、自分像の100%ではなくても、近づいている部分に目を向けてみると、かなり頑張ったなぁって思えるはずです。
そしてまた少し先の未来では、いまの自分が憧れているような自分になっていれば、いいんですよね。
そのために、人は日々を、頑張って過ごしているのではないでしょうか?
まとめ
あなたは、別の誰かにはなれないっていうのは、当然です。
もちろん、憧れの人がいたり、その人を目標にして頑張ったり、自分のエネルギーにすることはいいことです。
だけど、見た目にしろ、性格にしろ、能力にしろ、生まれや育った環境や周りにいた人も全く違うからこそ、同じ人間は一人としていません。
憧れの人と、全く同じようにはなれないのだから、その人と同じになることを目指して、ネガティブになってしまってはいけないですよね。
憧れの人はあくまでも目標程度にしておくのが幸せです。
そして、あなた自身の大切な日々を過ごしていきましょう♡