なぜか自分の思いを言葉にできていない感じがする、
言葉にするのが難しい…と感じることはありませんか?
分かりやすい言葉を選ぶということもそれよりも、気持ちを言葉にできていないように普段から感じていませんか?
人間は、大人になっていけばいくほど、結婚して子供ができてから、子供の頃、独身で好きにやっている頃よりも、気持ちを素直に伝えられなくなっていきます。
これはなぜか?
純粋無垢の子供のままではないから、自分の気持ちをちゃんと言葉にしたいと思ったときに、「見栄」や、「現在の立ち位置」、「弱さを認められない」など、多くの概念が邪魔をします。
いろんなシーンで、「思いを伝えきれなくてもどかしい」、「思いを素直に気持ちにできない」と感じていませんか?
人生においても、恋愛関係においても、大事な人の間でも、自分の思いを上手く伝えられない、言葉にするのが苦手という方は、参考にしてみてください。
伝えたい思いがあるけれど、うまく言葉にできず伝わりきっていない
正直な気持ちを文章にしたり、話したりしてるけど、言葉が足りていないだけで相手に伝わる印象が全然違ってくることを目の当たりにしませんか?
言葉にできない自分がもどかしい。何でうまくできないんだろうって自分に嫌気がさすことはありませんか?
でもそれってとてももったいないことですよね。
それがいつも言葉にならず、言葉に出来ないことで、すれ違いになってしまったり、思いが伝わらず、誠意が伝わらないとみなされてしまったり。
行動と言動がついちぐはぐになってしまい、もどかしく、辛かったりしていませんか?
つい素直になれないという方や、意地や見栄、頑張りばかりが全面に出てしまうという人は、もっと自分の気持ちを表現できるようになったらいいなと、内心思っているかもしれません。
そんな人は、どうすればいいのでしょうか。
言葉は、上手になる必要はない
伝えたい気持ちをうまく伝えることが苦手という方や、感情と向き合うことが苦手という人は、「言葉は上手になる必要はない」んです。
言葉が上手になれば自分の気持ちをわかりやすく、すぐに伝えることもできる。
だけど、これは実際は実は違います。
本当に鍛えないといけないのは言葉ではなく本当の自分の気持ちを知ることです。
本当の自分の気持ちを知ることで、それを表に伝えることが一番分かりやすいです。
実は自分の心の奥底は、自分がよく見えていないから。
うまく言葉を選ばないと何も伝わらないんじゃないかって「コミュニケーションをする力」という表のこちらに意識がいきがちになってしまうことも…。
でも実は、自分の気持ち(内なる言葉)に気づくことが大事なんです。
内なる言葉とは
何かを見て、何かを感じたり考えたりしたこと。
それがあなたの中の内なる言葉なんです。
当たり前のように無意識のうちに使っているからこそ、気づくことができません。
ただ、それを言動に発する前に、ワンクッションが置かれてしまいます。
だからこそ何かを話す前の、書く前の今、自分の中にあるまだ形のない言葉がなにかを考えてみる。
自分の気持ちと向き合うことを怠って自分の気持ちを後回しにしてきていませんか?
だからこそ、自分の中に何があるのかを知るために自分に向き合う時間をつくることが大事。
自分の意見に自信を持てるようになるまで自分と向き合う。自信をつけるために考える。本を読む。勉強すること。
これで自分が本当に何を求めているのか?本当の気持ちはどこにあるのか?が掴めるようになります。
感受性が強すぎることも原因
感受性とは、外からの感覚的、もしくは感情的な要素を、キャッチする力のことです。
誰にでも備わっていて、感受性がゼロの人はいませんが、備わり方には個人差があります。
平均よりも、とても強い感受性を持っている人は、ときにこの感受性で、感情は十分に溢れ出しそうなのですが、会話や人間関係がうまくいかないという悩みを抱えてしまうことがあります。
一般に、感受性が強い人は、ちょっとしたことで泣き出すなど、皆と温度差ある反応の仕方をしたり、会話がテンポよく弾まない、自分の中で感じる力が強すぎると、それ(感じ取ったこと)を、どのように言葉に置き換えて伝えるか、というところで難しく感じてしまいます。
言葉には「伝える」と、「伝わる」がある
「伝える」というのは、誰かに話したり、何かを書いたりすること。
でも一方的に、伝えるだけじゃ相手が分かってくれたとは限りません。
伝えているのに、伝わらない。そんな時は悲しくなっちゃったりします。
これって一方的なものになります。
じゃあ「伝わる」ためにはどうするのか?
最初に「あなたに伝えたいことがある」と言ってみることと、言葉で大事なことは、相手のことを思い浮かべること。
話す相手がいると、その人に向けて伝わるように話そうって思う。
自分の本当の気持ちをその特定の相手に「伝えたいっていう気持ち」が大切です。
匿名で書き出すこと
自分への問いかけを、自分の中の本当の気持ちを書き出すのは、自分だと分からない、周りに気付かれないように、匿名で書き出すことです。
疑問に思ったこと、今自分の中にあるいろんな気持ちを、紙に書いたり、発信したり、自分の名前を出さずに、書き綴るのです。
すると、スッキリするし、自分の気持ちに気づけたことが嬉しくなります。
そこで浮かび上がってくるのが、作っていない、弱くてもいい、かっこ悪くてもいい、本当の自分。
気取ってもおらず、キャラクターを作ってもおらず、ありのままの自分の本当の潜在意識を浮かび上がらせるために必要なのは、何でもいいので匿名で書き綴ることです。
全て言葉にする必要があるのか?苦しさや悲しさを伝えきる必要があるのか?ということ
以前まで、私は私の苦しみを辛さを、トラウマを全て、分かってもらいたい、さらけ出す必要がある、と思って、恋愛でも過去にはそう接してきました。
それを分かってもらえて、受け止めてもらえて、一心同体だと。
ただ、それって別に必要ではないということに気づいています。
何も言わずとも、私の全てを「大丈夫だよ」、と太陽のようにあっけらかんと受け止めてくれる人と出会うことがきっかけに、何も話さずとも、言葉にせずとも、伝わっている。
すると…。もどかしさも苦しさもなくなります。
太陽のように照らし出してくれる光の存在がいると、いつも笑っていられます。
自分が絶望を感じても、思いが伝えきれていなくても、そういう人は、素晴らしいものを見つけてくれたりします。
良いものがあるんだよ、と太陽のように嫌いな場所を美しい場所に、変えてくれるのです。
あなたにも、そういう人がいてくれるだけで、その人がいて、自分がいて、それが全てになり、人生は明るく照らし出されていきます。
大事なのは、この人には、愛も、悲しみも、苛立ちも、伝えきれてないということも、言葉にしなくても、伝わっているし、理解されているということ。
そんな自分を理解してくれている人の存在です。
すると、言葉なんていらない、伝わっている、辛いことがあっても辛いことではないって自動的に変換していくことができます。
全て笑い話に変わり、怒りも悲しみも全て吸収されていきます。
言葉で伝えないと、理解されていないと感じるというのは、やはり関係性の問題があるかもしれません。
まとめ
伝えたい思いが、伝えきれない…と悩んでいませんか?
うまく言葉に出来ない、伝えきれないと悩んでいませんか?
感受性が高い方はもちろんですが、自分のほんとうの気持ちを押し殺して、押し隠して生きている人は、全ての思いを伝えきれずにもどかしい気持ちを抱えていたり。誤解や伝わりきらずに苦しんだりすることもあると思います。
その場合は、言葉に出す前の感情を書き綴ることだったり、自分の思いの丈を内なる方向で考えてみることです。
それを伝えたいという気持ちが大切で、その人に伝えたい事柄をその思いを伝えてみることです。
そして、実は伝えきれいない、もどかしいと、感じているのなら…。
ありのままの自分をそのまま受け止めてくれる人、理解をして照らし出してくれる人の存在で、言葉にしなきゃ伝わらないというもどかしい思いがなくなります。
ぜひ参考にしてみてください。