有名人の自殺のニュースが届くと、人々は同じようなことばかりいいます。
でも、防ぎたい、自殺する人の心理って共通しているものは何って知りたい人もいると思います。
「びっくりした」「そんな風に見えない」という声もありますが、自殺をする人の心理と、そして防ぐことってできるのでしょうか?
ぜひ参考にしてみてください。
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私が考える自殺をする人の心理とは
自殺は生物・心理・社会的な要因が絡みあい、「生きるのが辛い」という当事者の動機によって起こるものです。
その背景には精神疾患や社会の問題があると言われています。
つまり、自殺に至る人は、健常な精神状態ではない、合理的に考えることができなくなっていると言われています。
最終的に未遂で終わる人と終わらない人の違い
私も、実際にマンションの14階まで非常階段で上がって飛び降りようとしたことがあります。
そういう人の心理って、経験しないと分からないと思いますが、「今後も生きること」から逃げたいという感情でした。
でも、最終的に踏みとどまる人と、踏みとどまらず、自殺を遂げてしまう人がいます。
私が、なぜ踏みとどまったのか…。
それって家族のためだとか、周りのためだとかではなく「失敗したらどうしよう」っていう感情だけでした。
未遂で終わる人と終わらない人は、失敗したときの事を考えるかどうかなど思い切りの良さがあるかどうかなんではないでしょうか。
あとは紙一重だと思います。むしろ意志が強すぎたり、コントロールできない状態になっていたりするといえるでしょう。
愛情不足の家庭で育った
自殺を遂げる人には生い立ちに原因があることが多いです。
すなわち、愛情不足の家庭。複雑な生い立ちや、機能不全家族の場合、それが根底の原因となっているということなんです。
形は立派だとしても、たとえ、おばあちゃん子だとしても、いくら他の人から愛されていたとしても、親の愛を感じなければ、子どもは愛情不足になってしまいます。
大人に愛されてきた実感がない場合には、自分という存在の根っこを傷つけられる。
結果的に、極度に自己肯定感が非常に低くなってしまい、自分を傷つけるようになります。
他人に相談もできず、一人で悩みを抱えてしまう事が多く、孤独に陥ってしまいます。
デストルドー=死に魅せられる欲求
他にも、根源的な欲求として、デストルドーという欲求があります。
これは、死にたい気持ちをやる気のように抱えている人です。
ある日はものすごく死にたいけれど、別の日はまったく死にたくないみたいな気持ちがあります。
- 自我が抵抗しがたい衝動である。
- 最も蒼古的(原初的)な欲動である。
- 「悪魔的」な生命の破壊衝動である。
デストルドーとは、原初的な欲動で、日によって上下するバイオリズム的なものです。
それこそ、希死念慮が強い人は毎日死にたいと考えていたりします。
かなり昔に、「完全自殺マニュアル」という本が流行りました。
この本に自殺を肯定されたことにより、死なずに済んだ人がたくさんいると言われています。
ケースバイケースなので自殺を完全に止める方法はありませんが、自殺したい気持ちを否定するのではなく、受け止めてあげるって大事です。
まずは、デストルドーという欲求が人によってはあるということを知っておく必要があります。
自殺を止めるにはどうすればいいのか
基本的に、自殺を止めるのにはどうすればいいのか?
基本的には止める方法はありません。
少なくとも、私はないと思っています。
だいたい、自殺をする人は、一般人、有名人にしても「想定以上の高いパフォーマンスを求められている」人です。
さらに、成功している人ほど、楽しいことも全部やり尽くしてしまった感と絶望を抱えています。
だから、もういっそ全部息をすることもやめて、楽になりたい。という思考になります。
全部やりきったから、と、軽い鬱状態になって。
声をかけ、話を聴き、専門機関につなぐ「ゲートキーパー」という役割を果たす人がいたとしても声なんて届きません。
人の心や人間性は分からない
「あの人がそんなふうなことをするように見えなかった」
といって、心の状態は親友ですら誰も理解できていないことが多いです。
これはでも実はほとんどの人は、見えているようで、人の心や、本質や、その人間性なんてわからないからです。
その人を知っているように見えても、実はそれは「その人への接し方」がそうなだけです。
その人の心の状態や、本当の人間性まで見えません。
表面上では淡々と過ごしている人が多いから
そして自殺に至るほど思い詰めるような人は、大抵の場合、表面上取り繕うのが上手です。
私もそうですが、表面では明るく見られますし、ちょっと元気ないな、ぐらいにしか見られません。
自殺が止められないならどうしたらいいのか
自殺が止められないというのなら、ではどうしたらいいのか…。
基本的に、生きるか死ぬか、その選択権はあなたに、その人にあります。
追い詰められて、死を選ぶなら悲しいけれど、仕方がないんです。
その人を失いたくないなら
それでも、身近な人や、いつもいると思っている人を、失いたくない、と思っているかもしれません。
特に身近な人が自殺で亡くなれば、何もできなかったことを悔やむでしょう。
なので、対処法としては、その人を失いたくないのなら、「いつその人がいなくなるかもしれない」ということを胸に刻んで付き合うことだと思います。
人って儚いものなので、「絶対にずっといてくれる」という思い込みをなくすことです。
一寸先は闇で、その人がいつ旅立ってしまうかわからないですし、いつ連絡がとれなくなるかわからないですから。
失って困る人との時間は大切に。
しつこくするのとは違いますが、人生でお互いに、時間が重なり合ったときは、接する時間を本当に大切にして、後悔することがないようにしたいですよね。
カウンセリングで心のケアをする
日本では、カウンセリングを受けて心のケアをする、という感覚があまりない人が多いです。
もっと世の中において、オンラインカウンセリングが身近な存在になれば、心のケアができるようになって、もっと生きやすくなるかもしれません。
身近な人におすすめしてみたり、もっとカウンセラー紹介を気軽にしあえる世の中であれば、自宅で誰もが手軽に心のケアをすることが当たり前になれば、メンタルケアの敷居が低くなります。
そうすると、心が弱めの方だけではなくて、多くの人が、心を守ることについてもっと真剣に考えるようになります。
誰にも相談できなかったとしても定期的にカウンセリングを受けることで、そのときにもらった言葉によってふと死の衝動が湧き上がったときに助けになるかもしれません。
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まとめ
デストルドーについてのことと、自殺をしてしまう人の心理についてご紹介しました。
自殺したいは、単純に死にたいではなく、もっと複雑な気持ちから生まれます。
死にたいと考えながらも、日常生活をたんたんとこなしている人はたくさんいます。
性別、年齢、ライフスタイルを問わず、誰にでも起きる可能性があるので、いつかいなくなってしまうかもしれない、とその人とのその時その時の瞬間を大切にすることが唯一の解決策ではないでしょうか。
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