「する」ことよりも「しない」こと。信頼される人になる習慣

皆さんの周りに、信頼が厚く、いつも誰かに頼られている人っていませんか？

信頼される人物っていうのは、「誠実さ」のある人物です。

「自分はあんな風にはなれっこない」と諦めてはいませんか？

でも、「誠実な人」になるのに特別なスキルだったり主張って必要ないです。

日々のちょっとした心がけで誰でも勝手に信頼されるようになります。

そんな習慣についてご紹介したいと思います。

誠実とは？

誠実さに欠ける人間は、どんなに知識があり、明敏で、成功していても、（組織）を破壊してしまう（ピーター・F・ドラッカー）

世の中には色々な人がいます。

時々相手を傷つけたりする「不実」な人もいるでしょう。

「誠実」はその反対語。

どんなに賢くて能力が高くても、信頼されなければ、成功することができません。

ましてや、仲間や友人との信頼関係を構築することなんて出来ないから何をしても長続きしません。

良い仕事も出来なければ、親しくなったとしても、残念ながら離れていってしまいます。

「誠実さ」とは、相手と自分の心を繋いでくれる大切な絆。

でも自分は、人間的に優れていないから…自分は、人間ができていないから、そんな積み上げって難しそうに思えませんか。

実は信頼される習慣って、ただ、「余計なことをしないことだけ」で簡単にできます。

その理由をご紹介しましょう。

信頼の積み上げとは何かを「すること」よりも余計なことを「しないこと」に宿っていく

信用できる人って、他者より抜きん出るアクションをする人って思っている人もいるでしょう。

自分は頼りになる、自分にはこんな特技がある…信頼されるために頑張ったり、何かしらアクションをしないと始まらないって思っている人も少なくないです。

でも、そうではなくて、私が考える、信頼の積み上げってもっとシンプルです。

なにか自らすることよりも…「しないこと」のほうが重要。

むしろ、簡単にそれによって、信頼度が上がるんです♡

誠実な人になるためには、今までの習慣や概念を変えていく必要があります。

「しないこと」の積み上げによりその人に信用が宿る

皆さんは、信頼できる人っていうと、どんな人を想像しますか。

どちらかというと、寡黙な人のが信頼できるって思いませんか。

それっていわば、「この人のために、これをしない」、「相手のことを考えて、口を挟まない」、「これは絶対にしない」、「ルールや礼儀、常識的なことを守る」。

これは全て「しないこと」に位置づけられます。

実際、なにかあれば、弾みでなにかしでかしそうな人って危なっかしい。

すぐ動く人って、逆に言うと、「何をするかわからない」、ってこと。

そういう人には、誰も秘密を教えたくならないし、寡黙な人と比較しても、大事なことを任せられない。

少なくとも私は、そういう人には心を開くことはしないし、実は、物事ってシンプルで、「嘘（うそ）はつかない」とか「他者の悪口は言わない」。

「約束は破らない」とか、「すること」ではなく「しないこと」に信用が宿っていくのです。

この「しないこと」ができる人は、仕事が特別できる天才でなくてもいい。

いつもコミュニティの中心にいるような目立ちたがりの仕切り屋でなくてもいい。

ただ、寡黙であるだけで、周りから絶大な信用を得ることができるんです。

これからは、何ができるか、ではなくて、その人のために、「何をしないか」に着目しましょう。

信頼を失うのは一瞬。

信頼を積むっていうのって、難しいことです。

どれだけいい感じの雰囲気だったとしても、不誠実であれば、一瞬で信頼が失われ、信用されなくなります。

土台（根っこ）がしっかりしていたら何かあっても倒れることはない。って思うかもしれません。

でも、信頼は違って、たとえどれだけ積み上げていても一回の出来事で簡単に崩れてしまう。

たとえば、恋愛が一番わかりやすくて身近だと思います。

彼氏、彼女に信頼してもらうためにどれだけ積み上げていても、一回の暴言で終わったりします。

一回の浮気や、どうしようもない不誠実なスキャンダルで、信頼って一瞬にして消え去ってしまう。

そして、その信頼を再び構築するのに時間がかかるし、それどころか、関係って元に戻りません。

この世は信頼で成り立っている

この世の中はみんな『信頼』で成り立っています。

その商品に価値を感じる。

信頼するからお金を支払うともいえます。

これって、人も物も同様です。

「これだ」って思う人を選んだりするのって、信頼で選んでいます。

要は、信頼がなければ、全て失敗してしまうし、信頼されなければ選ばれない、ということです。

「しないこと」を徹底することが近道だってこと

こう考えると、なにか積極的にやることが、必ずしも信頼に結びつくわけではないって気づきますよね？

たとえば「約束を守る。」「相手が嫌だと言ったことをしない」…。

信頼を積むには「しないこと」を徹底するほうが簡単だって思います。

ルール遵守して、相手のためにしないことを心がけている。

ただ、それだけで、周りの評価が恐ろしいほど変わっていきます。

まとめ

信頼されることって、それだけで素晴らしいこと。

生きていると、多くの人や組織、環境や利害関係など複雑な要素が複雑に絡み合ってく。

けれど、どんな時も、誰しもが、信頼のおける人と一緒にいたいって思ってます。

人は誠実さや信頼を感じられてこそ、その人に魅力を感じます。

日頃から周りの人から信頼されている人は、困難な状況に直面した時、自分から助けを求めなくても周りから助けてくれる人がきっと集まります。

人からの信頼を得ることは、積み上げである、「しないこと」。

それだけで、応援だったり、手助けだったり、違う形となってその人の目の前に現れます。