生きていれば、誰にでも心が満たされないなと感じる瞬間はあると思います。
ただ、誰がどうみても「恵まれている」という状況で心が満たされない場合。
なんで心が満たされないかがわからなくて辛い…。恵まれてるのはわかっているけど、何をしても満たされないい…。心が満たされるようになるにはどうしたらいいの?
…と、このようなもやもやをかかえていませんか?
私も実はこの状態が長年続いていて、恋愛相手に期待をしたり、多くの愛を求めたり…。
それでも「孤独感」があり、刺激を求めても一向に心が満たされず、苦しんでいました。
心が満たされないのはとても辛いこと。
心が満たされないのは、何かが足りないという「不足感」が原因となります。
心が満たされない原因と対策を知れれば、今の辛い状況から抜け出すことだって可能なのです。
そこで、その原因と、今すぐできる心が満たされない時の対処法をご紹介します。
心が満たされない、「心が常に飢餓状態」ってどんなもの?
何か物足りないと感じて心が満たされないと思われている方は多くいると思います。
ただ、何らかの外部的なモノである、やりがい、家族、恋人、友人などの形あるものであるかに関わらず欲しかったモノが手に入れば大抵の人は、「不足感」というものを感じずに済みます。
ただ、満たされない気持ちに苦しめられている人は、何かしらかが原因で、十分に満ち足りている状態でも常に「足りていない」と、何かを求め続ける状態になっています。
もちろん、現状に100%満足している人なんて存在していません。
そして、人間はいつも、「もっとこうだったらいいな」、「あれが手に入ったらもっといい」といったような欲望を持つ生き物です。
ただ、人よりも才能も、愛情も多く持っていて、むしろ持ちすぎているのにも関わらず、それでも現状で不満を持ち、愛されていないと不安に駆られる方もいます。
原因となっているこの「不足感」を埋めていくことや、満たされない気持ちから脱出することはできるのでしょうか。
そこで、心が満たされない原因を見ていきたいと思います。
愛されている実感がない
家族や恋人からの愛情を実感できない、実際にどうであろうが、常に不安を抱えていて、「自分なんて価値がないので、本当に愛されていない」というのは、心が満たされない原因の一つです。
「愛されている実感がない」、「愛されているか分からない」といつまでも複数の異性の愛を求めるというのは、幼少期の愛情不足が関係しています。
幼い頃に、親からの愛情を十分に感じられないと、大人になってからも「何かが足りない」という状態になりやすいと言われています。
幼少期にどれだけ愛情を受けて育ったかというのは、性格だったり大人になってからの恋愛の仕方だったりにも影響を及ぼしてしまいます。
- 恋人に依存してしまう(依存していても、それを認められない)
- 離れていると不安になり束縛をしてしまう
- 傷つかないように自分から突き放して離れようとする
- わがままになってしまう
愛情不足の人は、基本的に自分に自信がありません。
自分に自信がもてないので、周囲の人からの愛情を感じ取れず、常に相手を探したりすることもあれば、少しでもすれ違うと不安でもうダメだ…と自ら突き放してしまったりします。
独占や束縛をしたいけれど、言い出せずに、ずっともやもやをかかえていたりします。
今なかなか恋愛が上手くいかなかったり、愛情を感じ取れないという場合には、幼少期の愛情不足を疑ってみてください。
特に、愛されている実感がないというのは、とても根が深いことが多いのです。
自己肯定感が低い・自分が好きではない
自己肯定感が低いと、心が満たされないと感じてしまいます。
こちらも幼少期の愛情不足が原因ですが、自己肯定感とは、自分を肯定してあげる感情のことで、自分をどれだけ認めてあげられているかということです。
自己肯定感が低いので、自分には価値がないと思い込みます。特徴としてはこのような特徴があります。
- 本気にならない・適当だと主張する
- どうせ私なんて…という思いが強い
- 褒められても否定してしまう
- 最初から諦める
- 他人を下げることで自分を高めようとしてしまう
心が満たされない人は、自分は無価値だという気持ちを抱えています。
このため、どうせ自分はこの世界で必要がないんだ…と否定することを続けています。
そして、心が満たされなくなってしまいます。
ネガティブ思考で理想が高い
大抵の人は、小さな目標を積み重ねた先で大きなゴールが待っていると感じ、常に心が満たされた状態をキープできますよね。
ネガティブ思考の方は、持って生まれた気質の問題です。
ただし、ネガティブ思考の方は「これではダメだ」と目標設定が現状から見て遠いことが多いのです。
いきなり高い目標や、理想をかかえていて、その理想に届いていないと勝手にネガティブに捉えています。
心が満たされないと感じてしまう人は、他人と比較しても、人一倍理想が高いことが一つの原因です。
心が満たされないと感じている人の対処法は?
心が満たされない原因や、心が満たされない人の特徴がわかれば、次に知りたいのは「それでどうしたらいいのか?」ということですよね。
対処法というものがありますが、実はこれって自分の中にあることが多いのです。その対処法をご紹介します。
世界はバランスでできていると考える
これは、ディマティーニの本に何回も出てくるキーフレーズです。
そして、ワークもいろいろなものが紹介されていますが、共通するのは「ネガティブに捉えている物事のメリットを書き出してバランスを取る」という視点を変えることです。
人生に老いて、人からされて、嫌だった、あるいは、現在も嫌だと感じている状況、悲惨だったことなどを思い連ねてみても、それが逆に、あなたにとって利益、好都合、メリットとなっていたり役に立っていたりしていることを書き出しましょう。
この状況が無条件の愛の種をまき、刈り取る機会をあたえてくれたことに感謝することができれば、心の持ちようで、満ち足りない心が治癒していきます。
※『ドクター・ディマティーニの世界はバランスでできている』より引用
このワークは、「嫌だ」と感じるネガテイブなことについて、嫌だと感じることに何らかのメリットがある、過去に嫌だと思ったこと、悲惨だと思ったこと、もしくは今悩んでいることも、良い面がかなりあるということに気づかせてくれます。
恋愛、人生、仕事、お金、いろんなことについて見方の反対の視点を追加することによってバランスを取ることが大切です。
時間はかかりますが、すると良くないと思っていた出来事や、昔のトラウマに関しても感謝することができるようになります。
自分と向かい合う・自分を愛す
自分で自分の心を満たすには、まずは自分自身としっかりと向かい合って対話をする必要があります。
他の誰かを求め続ける、愛を求め続けるのではなく、まずは「自分と向き合う」ことと、自分を愛してあげることです。
満たされない気持ちというのは、他人が自分をどう思うのかを重視し、愛されているかどうかで人生が振り回されてしまいます。
そうではなく、それらは相手の課題であり、自分は相手の課題には介入することはできないと考えましょう。
他人にあなたの価値を決めさせるということではなく、自分自身の長所も短所も含めて、「バランスである」と愛しましょう。
そして、ここで大切なのは、自分が何を嫌だと感じているのか、しっかりと自分と対話することであり、その事実を把握することにあります。
自分との信頼関係を深めることは、精神衛生を整えて、嫌なことを解消して人生の諸問題を解決していくのです。
自分の価値は相対的なものではなく、自分自身で決めるものです。
つまり、他人に何を言われようと、どう思われようと、会社や学校からどんな評価をされようと、それはあなたの価値を決めるものではありません。
カウンセリングやセラピー・占い師による相談を受けてみる
心が満たされるために大切なのは、考え方を変えることです。
自分自身で、なぜ満たされていないのか、気づくことができない場合も結構あります。恋愛や、人生に躓いて、現在相談相手がいない場合もあります。
相談ができていても、その方が親しい相手であれば、その他の第三者に聞いてみることで、正解が見えてきます。
このため、カウンセリングやセラピー、占い師に相談をしてみるなどの方法がおすすめです。
具体的な療法を受けることもできますが、どちらを選べばいいか、恋愛や、目の前の問題に、アドバイスが欲しい場合もアドバイスが貰えます。
まとめ
心が満たされないのは、幼少期の親の愛情不足、そして自己肯定感の低さ、ネガティブ思考などの原因があります。
ただ、心が満たされない原因さえ分かり、それに気づいた時点で、答えはあなた自身の中にあります。
バランスでできていると考えると、どんな嫌だと感じることや、出口がないと考えている問題点、無気力感などについても、良い面が見えてきます。
自分のトラウマについても、実際は良いことづく目立ったなんてこともあります。
そして、多くの愛をただひたすら探すのではなく、まずは自分を好きになることです。自分を「理想像」から引き算するのではなく、ゼロからの足し算で認識することで自分を大切にすることができます。
とはいえ、いきなり自分を好きになるということは簡単ではありません。
自分が意識できない部分で、ダメだと思ってしまうなら、そこでおすすめしたいのが、プロに頼るという方法です。
手軽に相談できるのが、LINEで占い師にチャット相談する方法です。ぜひ相談できない人は、相談をしてみてくださいね。