
あなたは、出身地が違う彼氏、と付き合ったことはありませんか?
自分が関東だけど、彼氏が関西人だから⋯と悩んでいませんか?
実は、出身地が違うということは、単に方言や食べ物が違うという話ではありません。
その土地で生活する中で身についた、言葉にする前の反応や判断基準まで違ってくるんです。
では、なぜ出身地が違うだけで、恋愛における説明コストが増えるのか、具体的に考えてみましょう。
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なぜ、出身地が違えば「説明コスト」が増えるのか?

筆者の私は、関西の人間です。
で、最初に私が甲子園球場に野球観戦に行ったときのことです。
私は普段から熱狂的な阪神ファンというわけではないのに、応援歌や歓声に包まれた瞬間、阪神を応援する側になっていました。
それって、関西で育った人間の中にある何かが、自動的に発火したような感覚です。
そこからは、近日まで、たびたび甲子園球場へ阪神戦を見に行ってる阪神タイガース好きです♥
で、「もし相手が非関西出身なら、この雰囲気や前提を全部言葉で教えないとあかんのかな…」としみじみ感じたんです。
自分にとっては説明不要の空間でも、育った環境が違えば、当たり前だけど、説明が必要なんだな、ってことです。
では、なぜ出身地が違うだけでこれほど説明コストが必要になるのか、考えてみましょう。
自分にとっての「当たり前の空気・流儀」が一切通用しない不発感
関西で生活する中で身につけてきた「言葉の裏にある空気感」「日常のやり方」「ふとしたときのことへの対処法」は、別の地域に出ると通用しません。
自分の中では「この場面ならこう動くのが普通」という前提だけど、相手に通じないたびに「あ、これも説明しないと伝わらないんだ」ということが生まれます。
これが地域性ですが、相手にとっては「未知のルール」。
だから、すべての言動に解説を添えなければならなくなるのです。
相手が無意識に繰り出す「地元の常識・自動発火」との正面衝突

説明コストが増える原因は、こちら側だけに理由があるわけではありません。
私は、夫も関西の人間なので、相手が無意識に繰り出す自動発火が同じ。
たとえば今回の阪神タイガースを見に、甲子園行く🐯って話も「ふうんいいね♪」「サトテル最強✊️」って1秒ぐらいで反応が終わります。
今の彼氏の方も、経営者でも生まれも育ちも関西の人なので、「いいね!最近いけてないけど、俺も阪神戦見に行きたい」って反応が0.5秒で返ってくるでしょう。
ですが、相手が同郷ではない場合、全く話が変わってきます。
相手の方は、自身の地元で培われてきた「常識」や「思考パターン」を、条件反射(自動発火)でぶつけてきます。
雑談としては成立しても、相手側は相手側で、自分のふるさとの流儀、価値観を推してくるため、こちらとしては「え、なんでそうなるの?」と困惑することに。
恋愛における「説明コスト」とは、相手が何も知らないことだけではありません。
相手の中にすでに別の答えが自動生成されている時にも発生するのです。
思考の「OS(基本ソフト)」が違いすぎて、すべての行動に翻訳作業が必要になるから
出身地が異なる者同士の恋愛は、いわば「Mac」と「Windows」でそのままファイルをやり取りしようとするような状態です。
要するに、面白い部分もあるし、付き合えないわけではないです。
だけど、ふとした、日常の選択や雑談ひとつをとっても、そのままでは処理できません。
「なぜそう動くのか」「なぜそれを選ぶのか」というバックボーンを、いちいち「処理」しなければならないため、摩擦係数が高いんです。
関西人の彼(同郷)との恋愛が圧倒的に「楽な理由」

では、逆に私の場合は彼氏が、関西人、皆さんの場合は同郷(あるいは同じ文化圏を完全に共有している相手)だと、なぜそこまで「楽」だと感じるのでしょうか?
単に「気が合うから」「地元が一緒で知っているから」という漠然とした感想ではありません。
そこには、コミュニケーションにおける無駄なエネルギー消費が抑えられるという構造的・論理的根拠が存在します。
プロトコル(共通言語)が先に起動するから
たとえば、甲子園へ行けば、二人とも自然に阪神側へ入る。
面白いことが起きれば、どこを笑うのかが近く、街での動き方も似る。
ここでは「なぜそうするのか」という説明が必要ありません。
判断より先に共通の反応が起きるから。
この自動発火の一致がは、共通の言語プロトコルです。
PC通信でプロトコル(共通規格)が合っていればデータが送受信できるように、同じ文化圏の二人には最初から「共通の言語プロトコル」がインストールされています。
たとえば、「阪神」「甲子園」と言っただけで、熱量が一瞬で相手に伝わる、高い文脈の対話が成立するというわけです。
環境においてのすり合わせのコストが少ない
恋愛で、最も疲弊するのは「何かを決めるときのすり合わせ」です。
だけど、同じ文化圏の二人であれば、食べ物の好み、金銭感覚、街の地理的感覚、人間関係のノリといったあらゆる「感覚基準」が割と一致しています。
だから、「どこに行くか」「何を食べに行くか」という選択において、大きくプレゼンする必要がないです。
つまり、違う相手よりも、すり合わせる回数そのものが違ってきます。
脳の「翻訳エンジン」がいらず、認知荷重(疲労)が発生しないから

人間は「相手に伝わるように説明する」とき、多大な認知リソース(脳の疲労)を費やします。
出身地が異なる相手の前では、無意識でも、伝わるように「翻訳作業」を行っているため、脳が疲労してしまいます。
彼氏が同郷だと、感覚をそのまま生の状態で出力できるため、素の自分でいられるんです。
場所に紐づいた記憶や感覚を共有しているから
同じ土地で育った人同士には、場所そのものが感覚に入っています。
たとえば関西人同士なら、「難波」「梅田」「甲子園」「三宮」「四条河原町」と聞くだけで、街の雰囲気や何をするかまで共通イメージが立ち上がります。
出身地が違えば、その土台がありません。
こちらにとっては、一言で済む場所。
でも、相手には何も浮かばないため、場所の雰囲気から補足する必要があります。
そして、恋愛では、イメージや、記憶を使う場面は多いです。
だから出身地の違いって、甘いものじゃなくって、相手と脳内での描く絵すら違っていること。
恋愛の居心地そのものに効いてくるのです。
自動発火&一致がとんでもなく楽ってこと。

当たり前だけど、出身地が違えば、説明するのはこちら側だけではありません。
相手の地元の話、応援している球団、対人、地元の店や文化など、今度はこちらが理解する側になります。
私はそんなとき、テンションがなんだかめちゃくちゃ下がっちゃうんです。
そこで気づいたのが、私は、別に相手の全てを知りたいわけではないってことに。
ただ、楽にしたいだけ。
なんだかしんどいあの感じ、あなたも経験はありませんか?
つまり、どちらかが悪いわけでもなくって、人はみんな自動で発火&一致することや、自分が発したことが瞬時に噛み合うことを求めてるのではないかってこと。
言葉なしで、イメージ共有が秒でできる。
この瞬間、やっぱり恋愛においての醍醐味じゃないですか?
まとめ

恋愛において「好きな気持ち」はもちろん大切ですが、「説明コストの低さ」は想像以上に大きな武器になります。
もちろん、出身地が違う恋愛には、違う文化を知る面白さがあります。
だけど、それは、恋愛の中に小さな「よそ行き感」を残す。
それは、一緒にいてもどこか噛み合わない感覚につながり、無意識に「相手向けの自分」へ変換する回数を増やしていく。
私は、ただ、関西人の彼氏と甲子園へ行ったなら、きっと「今日はどっちを応援する?」という相談すら必要がないってこと。
気づけば二人とも、阪神を応援しているはずだから⋯🐯


