安定って何なのって考えたことありますか?
そこで、この「安定していたい」っていう気持ちを持つ人の落とし穴とその理由についてご紹介したいと思います。
安定感が欲しいと感じている人の悩み
常に安定感が欲しい…って気持ちを抱えていませんか?
- 刺激よりも安定が欲しい
- 仕事でも安定しているかが気になる
- 結婚で安定や精神的支えが欲しい
自分の人生において、絶対的な安心感と精神的な安定が欲しいと強く願う、安定した味方を欲しがるのは、あなたの中の、漠然とした大きな不安を一刻も早く消し去りたいから。
「ずっとひとりで彷徨いながら生きるのだろうか」
人は、こういった不安を抱えています。
だから、突然、襲ってくる大きな恐怖に精神的な安らぎが強く欲しくなる。
精神的な安らぎ。
結婚を考える相手に出会えた段階で、この不安が縮小しはじめていきます。
こういった、「安定」を手放す事を一番怖いと感じる人は心当たりがあるのではないでしょうか?
「安定」が欲しいが故に…
気がつくと「安定」がほしいが故の行動をしていませんか?
- 我慢する
- 転職する勇気がない
- 仕事やいろんなものに対して安定を求める
- 最終的に「安定」を取る
嫌だと思っていても、我慢する、転職する勇気がない、今の居場所から飛び立たない、といった気持ちが出て来る人は、実は当たり前の価値観だと思っているこの「安定」の価値観が強いことを意味しています。
あなたが、こちらの「安定」にしがみついてばかりいると、どんどん自分の可能性を活かせなくなっていくかもしれません。
自分が安心したいがために相手の気持ちを知りたい
気になることをネットで調べる人は少なく有りません。
相手の気持ちですら、知りたくて調べる人はいます。
血液型を調べ、相性を調べ、攻略方法を調べる。
愛されて安心したいから、相手の好きなタイプ嫌いなタイプ、相手の理想の人になるには、って考えたりすると思います。
徹底的に調べることというのは、自分が安心と安定した気持ちを得たいから。
それは、焦り、安定したい気持ちを抱えていることの証拠なのです。
精神的な「安定」が欲しい気持ちの正体は?
安定がほしい、って悩んでいるあなたはもちろん、安定志向の持ち主って少なく有りません。
特に日本人には多くって、自分が好奇心旺盛に動いているつもりでも、周りから見たら安全な選択をしていることが多いんです。
その理由をご紹介します。
安定は親世代の価値観
こちらの安定の価値観が根強い原因にはいくつかの原因があります。
親世代は戦争や戦後という時代背景もあったことから、こちらの「安定」こそが幸せだと思って大手企業への就職、手に職をつけるという選択が多かったのです。
毎月安定した収入を貰える会社勤めは素晴らしく、公務員は超安定した仕事という価値観を持っている世代です。
また、離婚をする家庭も少なくなかったので、「結婚」が安定だという価値観を子供世代に植え付けている世代になります。
親が不安、心配が多ければ子供へその「投影」で良い仕事につく事をすすめたり安定した生き方を選ぶことが幸せだと感じたりします。
「安定」を欲するのは、自分は無力だと感じているから
とっくに令和になっていて、「安定」っていうのは幻想に過ぎません。
でも、「安定」が大事という気持ちが拭えないのは、「自分の力ではやっていけない」っていうのが心の奥底にあるからです。
自分は無力で、無価値だと無意識下で信じているため、安定がないと不安、心配が襲ってくることになります。
だから、安定する環境を自然と選び、しがみついて、そこを離れられなかったりします。
また、これらの無力感、無価値感って劣等感だったりします。
たとえば学歴がない、能力がないし、自分なんて誰も愛してくれないという自己肯定感の低さを実は持っていて、それが強いほど、今ある「安定」にしがみつきたくなります。
安定を欲する心の対処法は?
安定志向はいいことかもしれませんが、安定と刺激は対局。
だから、人生は刺激がなくなりつまらなくなります。
そして、「安定」の考えは、時代によって、どんどん変わります。
このため、安定のほうがいい、って思い込んでいても、それは安定では有りません。
大事な事は小さなリスクを取り続ける事。
これが出来る人はどんな時代が来ても関係なく生きていくことができます。
親の投影が刷り込まれていないか確認する
前述の通りあなたの中の「安定志向」というものは、親から子供への「投影」から作り上げられたものです。
親による刷り込みの仕事像、家庭像というものがあなたの中の基準になっています。
でも、本当の幸せって何だろう?って考えた時、それは「安定」なのかな?って考えてみてください。
今までも、これからも、もしかしたらその基準がなければ、自分の可能性を活かせたかもしれません。
安定よりも楽しさと自分の可能性を
あなたは今、自分の可能性を活かせる仕事をしていますか?
安定より楽しさを常に選んできた人生だって言えますか?
「安定」にしがみつくことの弊害として、自分らしさと刺激、楽しさがなくなるっていうデメリットがあります。
今の時代って、実は安定志向はいいことだけど、どれだけ安定を選んだとしても、それは安定ではないんです。
なぜなら、未来はわからないし、人の気持ちも変化していくからです。
自己肯定感を満たすこと
先程述べたように、あなたが安定を求める気持ちは、自身の無力感や、無価値感の裏返しです。
安定志向は、自分が無力だから、安定していないと怖い気持ちがあるのです。
でも、自身の自己肯定感が満たされると人生でどんな選択をしても、それが安定してなかろうが気にならないようになります。
まとめ
人生って、安定の部分でも、設計するべきかもしれない。
でも安定を欲しがりすぎると、自分の意志とはぜんぜん違う方向にいってしまう。
安定と刺激は対局するところにあるもの。
安定志向っていうのは後回しにしたほうが楽しい人生になることも多いので、安定が見えない時代、少しずつ抜け出してみませんか?