ネットでよく目にするメンヘラという言葉。
みなさんはメンヘラですか?予備軍ですか?自分の彼氏彼女がメンヘラですか?
メンヘラ彼女に毎日振り回されてうんざりしている人は、たとえばこんな風に思うはずです。
- 「彼女のメンヘラ治せないかな」
- 「なんとか精神的に安定して欲しい」
でも、メンヘラはそもそも治せるのか、という疑問もあります。
重度メンヘラは完治せず、最終的には仕事も上手くいかずに自殺する運命…そう思っていませんか。
そこで、メンヘラは治るのか?という点について実際に、私の体験からご紹介します。
メンヘラの治し方はあるの?
パートナーや家族、友達など身近な人にいると何かと厄介な人。それがメンヘラです。
自分である程度理解し、治す努力をしている人もいれば、自覚できていない隠れメンヘラもたくさんいます。
自分が嫌だ、どうにかして治せないものか…と思ってはいませんか。
できることなら誰だってそうなりたくないし、好きでなっているものではありません。
ちなみに、メンヘラとは2ちゃんねるから生まれたネット用語(ネットスラング)です。
メンヘラは心に病気を抱えていると言われていますが、ホルモンバランスの関係で女性の大体の人はメンヘラです。
女子である限り、誰でもなりえるのが「メンヘラ」なのです。
重度メンヘラで、現在中等症メンヘラの私が思うこと
一見、メンヘラは不治の病ではないかと思われがちです。
私のことを言うと、過去は重度なメンヘラだったと言えますし、今まで三つのメンタルクリニックに通っていたこともあります。
あるときは、クリニックに泣きながら飛び込んで、「暗いトンネルの中でも道筋と光は絶対にあるから」って励まされてきました。
私は、依存の激しいメンヘラで自分をだましだまし人生を送ってきてます。
私の結婚が決まったときには、メンタルクリニックの先生には「本当に良かったね」っていってもらえました。
よく死なずに生きていたと思います。
あれから私は、メンヘラから完全に脱却とは言えないけれど、落ち着いてます。
結婚した今の旦那が良い人で、私を変えようとしないこと、これが私のメンヘラが好転したきっかけになったのだと思います。
そんな私の見解から、メンヘラは治るの?ってことについてご紹介したいと思います。
治せるメンヘラと治せないメンヘラがある
治せるメンヘラと治せないメンヘラの決定的な違いは、それが一過性のものであるか、性格的なものであるかです。
一過性のメンヘラ
一過性のメンヘラは、なんらかの原因で一時的にそうなっているパターンです。
例えば仕事が忙しすぎて心の余裕が無くなっていたり、失恋や、会社の人間関係で悩んでいたりです。
また、うまくいかないことが続いて自分に自信が無くなってきたりすることも原因かもしれないですね。
こういったケースの場合、その原因が無くなり自信を取り戻すと治ってくるものです。
先天的で性格的なメンヘラ
治せないメンヘラもあります。
それは、先天的で性格的なものです。
メンヘラが幼少期からの家族や友人関係の影響によって形成された性格的なものの場合は治せません。
なぜなら、人間の性格はそうそう変えられるものではないし、メンヘラの原因が心の奥底にあるものであればなおのことです。
このパターンの場合、子供のころに満たされなかったことを大人になって欲するようになります。
このため、彼氏に依存したり、安心感を得るために常に誰かと繋がっていたがります。
なぜかというと、常に不安な気持ちに包まれているから。
そして、物事を何があってもネガティブにとらえてしまいます。
考え方をしなやかにしてみたり、「少し意識を変えようとした程度」では治るものではありません。
メンヘラを治すために自分ができること
メンヘラは気を紛らわす術を知ることが完治への第一歩です。
メンヘラだったら、必ず、仕事に失敗したりだとか、最終的に自殺しちゃうだとか思っている人もいるかも知れません。
ですが、そうではなくて、メンヘラでも、仕事を成功させて、自殺はせずにやっていくことはできます。
そこで、実際に私がメンヘラを治すためにできることについてご紹介したいと思います。
知性を身につける…合理的に考えること
私は、事業で失敗したり、自殺してしまったりはいまのところしていません。
相次ぐ芸能人の自殺のニュースもあるので、メンヘラじゃない人からしたら、危なっかしく、行き着く先に失敗や自殺があるって考えられがちです。
私が、私の命と心、身体を守れているのは「合理的に」考える術を持っているからです。
私は、感情やメンタルは強くないけれど、その分、知性を働かせるというか、頭で計算することに関しては、人よりも優れていると思っています。
つまり、自殺したくなるような出来事、なにか自分にトラブルが起きたときにも、冷静に頭の中で計算するようにして、合理的にいこう、と努力しています。
あなたの心の安心は、あなたが作らないといけません。
仕事に失敗してしまうのも、安易に自殺を選んでしまうこと、それは妥当なことを選んでいますか。
メンヘラでも、自分の知的な部分で「妥当ではない」って合理的に判断できる頭があれば、最後の一歩を踏み外すことがありません。
人生で失敗をしてしまう確率もかなり減るでしょう。
この情報化社会の中では、何よりも、知性を身につけて、自分の頭で計算して動くことができるようになれることが大事です。
それは精神科医の役割ではありません。
あなたの頭脳をあなたが働かせることが大事なんです。
メンヘラからの脱却は、1日2日で出来るものではない
メンヘラでずっと過ごしてきている人が、すぐに性格的な脱却をすることは難しいでしょう。
それは、1日2日でできるものではありません。
結構長く時間が経って、いろんな経験をしてようやく、心が毎日平和になるんだと思います。
心が平和になり、やっとそんな自分を好きにもなれます。
いくつか経験を積んで、徐々にマシになっていく…そんなものです。
あなたも頑張って、是非この心の平和を手に入れてください。
自分に時間とお金を使うこと
私は、病院でカウンセリングや薬物療法を受けてみたこともあるし、いろんな本を読んだりもしたりして、自分の心がネガティブな原因を探ってきました。
どんな対策を講じても、なかなか改善しない場合は、精神科や心療内科を受診してみることをおすすめします。
うつ病やパニック障害など、生活に支障をきたすような症状が潜んでいることもあるし、それは自分ひとりだけで、解決できないでしょう。
本気でメンヘラを治す意志があるなら、一度心理のプロに相談してみましょう。
恋人のメンヘラを治してあげたい!どうしたらいい?
好きな彼女がメンヘラであった場合、治してあげたいと考えるのが彼氏の本音です。
彼氏がメンヘラ彼女を治してあげたいと考えるのは善意だし、たしかに大切なことです。
しかし、メンヘラというのは幼少期からの経験の積み重ねから形成された、トラウマが関係しています。
- 家族関係
- 学生の時の友人関係
- 恋愛経験
- 体の状態
メンヘラになる原因は、幼少期のイジメや家庭環境など、様々なことが考えられます。
子供の頃から積み重ねった性格は、簡単に治すことはできません。
そのため、基本的にはメンヘラを治すことは不可能なのです。
治そうとする行為=否定につながることを理解する
- 「じゃあ、俺が彼女のメンヘラを治してやろう!」
- 「よくないところを指摘して解決してやろう」
と思われる男性もいると思います。
しかし、先程述べたように、メンヘラ彼女をあなたが治すことは不可能です。
むしろ、彼氏であるあなたがメンヘラ彼女を治そうとして意気込むと、余計に悪化することになります。
なぜなら「メンヘラを治そうとする行為」=「メンヘラ彼女を否定する」ことになるためです。
ですから、どんな事情があろうと、彼氏ができることは彼女をまるごと受け入れてあげることだけなのです。
抜け出すのは彼女自身であり、あなたはそれを見守るしかありません。
誰かに必要とされ愛されること
メンヘラ彼女の彼氏になったのであれば、メンヘラを無理に治すのではなく、純粋に愛してあげることがメンヘラの症状を緩和させる方法です。
メンヘラ彼女は、寂しがりやであるため、誰かに必要とされ愛されることを強く望んでいます。
そのため、日頃から言葉に出して愛情表現を行うことが大切です。
些細なことでも褒める
メンヘラ彼女は、自分のことをネガティブに捉えがちであるため、少しのことでも卑下したり、ヒステリックになってしまうことがあります。
些細なことでも褒めてあげたり、メンヘラの症状を緩和させることに繋がるでしょう。
褒めることによって、その人は、自分の存在意義を確認することができます。
基本的に和やかに接する
たとえば、メンヘラ彼女は心が繊細であるため、彼氏が嫌な顔をしたり、強い言葉をかけてしまうと、すぐに自分の殻に閉じこもってしまう性質があります。
その後、どんなことを話しても、機嫌が治ることはありません。
少しでも症状を治してあげたいのであれば、基本的に和やかに接すること。
基本的に笑顔で対応してあげることが大切です。
そもそも、他人の性格は人が変えられるものではない
メンヘラ彼女の性格を治してあげたいのは、彼氏として大切な行為と言えるでしょう。
しかし、メンヘラ彼女の性格を治そうとする行為が、彼女の存在を否定することに繋がります。
誰かに「治してあげたい」って思われることは、心を痛める原因になります。
全てを愛せないと思ったなら、メンヘラを受け入れるか、早々に別れることを検討した方がいいでしょう。
まとめ
メンヘラからの脱却は、1日2日で出来るものではありません。
それこそとてもつらい時期に突入することもあります。
私は、メンヘラ完治へ向けて長い険しい道のりを歩き続けてきました。
知らないとか、決めつけたり、治そうと言うのはとても簡単だし幸せです。
あなたも頑張って、少しずつ心の平和を手に入れてください。