まず初めに、なかなか理解や共感の得られない、宗教二世という立場について悩んでいる方もいると思います。
さまざなな新しい宗教が存在していますが、どうお考えでしょうか。
私は、二世ではないのですが、知り合いにそういった方が何人もいます。
今の時代でも、親の信仰によって苦しんでいるという方は結構いるのではないでしょうか。
宗教二世としての悩みって実はたくさんあると思います。
どんな宗教に入っているのかもわからずに、「宗教に入ってるの？」とドン引きされた経験もあるでしょう。
そんな方の解決法はあるのでしょうか？
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宗教二世の悩みにはどんなものがある？
「宗教って怖いよね」みたいな偏見もありますし、さらに宗教二世の場合は、人から第一印象で偏見の目で見られるという悩みを抱えていると思います。
宗教二世の方の場合、親がその宗教に入ったから自分も入っているだけであって、ほとんどの場合、本人は興味がないか毛嫌いしていることが多いです。
けど、周りにはそれは伝わりにくいし、言いにくいもの。二世特有の悩みがあっても同意を得られることが少ないですよね。
- 宗教二世として悩みがある人
- 親が宗教に入っていて自分も入っているけど、特に何もしていないし、熱心でもない人
- 勝手に宗教に入れられただけで、自分はやめたい人
- 幸せになりたい人
殆どの方は、こんな方ではないでしょうか。
具体的に悩みにどういったものがあるのかご紹介したいと思います。
恋愛・結婚する時の問題
お付き合いしている彼女や彼氏と「結婚したい」ってなった時、宗教が原因でこじれることがほとんどです。
宗教は非常に大きな問題で、それだけで愛も打ち砕かれてしまうほどのものです。
でも、一方で「自分は宗教二世＝親が元々その宗教に入っているだけ」という気持ちがありますので、この部分ですれ違い、なんでわかってもらえないんだ、と自分の生い立ちを呪ってしまいます。
あなたからすると、結婚と宗教って何も関係のないことだと思いますよね。
しかし、ここではじめて「世間の目」を思い知るのです。
あなたが入っている宗教を反対されることが、段々と「自分を否定されている」ことのように思えてきます。
ただ、結婚相手からすると、「自分もその宗教に入らないといけないのでは？」という壁やあなたの結婚後の宗教活動（行動・金銭・頻度）も不安要素をかなり占めます。
従って、純粋に恋愛でうまく行かなくなってしまうので、悩んでいる方は多いです。
脱退したい気持ちになった時の問題
宗教二世の方の悩みとしては、子どもの時は、親の言う通りにしていたけど、大人になった。
そして自分のことを考えるようになり、やりたいことや夢が出てきたら「やめたい」という気持ちになるでしょう。
ただし、就職や、学校とは違い、宗教を止めるということはすごく難しいことです。
親によっては、そんなことするなら親子の縁を切る！となる場合もありますし、家族の縁を全て切る必要が出てきます。
親子の縁って何だろう？と考えてしまうと思いますが、宗教で繋がっていることが強固な絆で家族を次世代まで繋いでいることが多いのです。
一世との違いの悩み
一世の方は、その宗教に心酔しているかもしれません。けれど、一世と二世では全く気持ちが異なります。
当人にしてみたら、相談できる相手もいないし、共感してもらえる話でもないので本当に心細いものになります。
一世の場合は、すでにある思想や価値観の上にその宗教の教義を取り入れて、疑いを持たずにまっすぐ信じていることでしょう。
ただし、二世はどういうスタンスで、どのぐらいの熱量で信仰するかどうか全部自分で決めることができてしまいますし、反対に意志があります。
子供は親が熱心であればあるほど、強くその影響を受けてしまいます。
「教育は洗脳だ」とも言われますが、宗教二世は、親を恨みながらも親に好かれたいという矛盾した思いを断ち切れないで悩む方も多いと思います。
宗教二世の方の悩みの解決策は…？
このように、宗教二世の方は、自分を犠牲にすることが当たり前のように根付いてしまう環境にいます。
自分を犠牲にすると、あとで恨みに変わります。
これは二世問題に限りません。
「自分の人生を犠牲にしても、他人が幸せならそれでいいんだ…」
これが自己犠牲の精神です。
そこで、解決策はどうすればいいのでしょうか？
やめることで親子の縁が切れてもいい
はっきりと、対面で親に伝えることです。
自分が思っていること、これからどうするのかをしっかりまとめた上で伝えることが大切です。
もしも、やめることで親子の縁が切れては困る場合には、あくまでも自分の価値観がその宗教とは違うことに気がついたということを説明するようにしましょう。
・電話・メール
・手紙
・活動を不参加にする
・自然消滅させる
・誰かに言ってもらう
・駆け落ち・強行突破
恋愛と結婚については自分が大切なものを明確にすること
恋愛と結婚については、誰が一番大切で、何を失いたくないのか。
これを考えると答えが見えてきます。
これは宗教二世に関わらず、どちらを優先したいのか、優先順位を間違えると幸せが遠ざかっていきます。
自分の気持ちに正直になることが幸せになるための手段です。
結婚したとしても、その子どもが入るかどうかも問題になってきます。
なので、「結婚相手がその宗教に入る必要はない」ことを伝えること、さらにその誓い（書面）を見てもらうことで、安心感を持ってもらうことも大切です。
その宗教と家族を天秤にかけたとき、どちらが大事でしょうか？
それを約束することは、相手や自分の子供の、意思や人格を尊重すること。
まずは、信頼と理解を得ることが大切です。
生まれ変わる瞬間を恐れない
宗教二世が苦しいのは結局、自分の人生を生きられていないからなんですね。
今いる世界から違う世界に羽ばたくことを人は死ぬほど恐れます。
今まで生きてきた「宗教」という世界から、「一般社会」という世界に飛び出すんです。
宗教をやめて「生まれ変わる瞬間」には感情の渦をトンネルにしながら悩みながらも、突き進む不安があるかもしれません。
でも、それがあなた自身の人生を生きるということなんです。
そして神がいなくなることを恐れているかもしれないですが、本来日本は「無宗教」が一般的です。
自分の中の神を大切にしていきませんか。
それでも辛い場合には、第三者に相談をしていくことが大切です。
まとめ
宗教二世が苦しいのは結局、自分の人生を生きられていないから。
しかも、それはあなたのせいじゃなく、そうすることしかできなかったあなたの親がいて、あなたがいる、それだけのことです。
でも、親の存在を抜きにして宗教を抜きにして人生の目的を見つけて幸せになりましょう。
親の価値観と自分の価値観が違ってきても、それは自然なことですか自分で決めた道を歩いていくことが大切です。
あなたの人生はあなたのもの。
幸せになれることを願っています。
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