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悪貨は良貨を駆逐する?!天才の才能を消してしまわない方法

「悪貨は良貨を駆逐する」ということわざについて知っているだろうか?

このことわざは、元々はイギリスの経済学者トマス・グレシャムによって提唱された「グレシャムの法則」に由来している。

現在では、「質の悪いものほど世の中に広がり、質の良いものは消え去る」という意味で使われてることが多い。

ここではこの法則についてや、良いものが消えない方法について紹介したいと思う。

「悪貨は良貨を駆逐する」って本当?人間関係で原則が起きる例

「悪貨は良貨を駆逐する」という言葉、ここでは、悪貨とは「質の悪い貨幣」のこと、良貨とは「質の良い貨幣」のこと。

  • 16世紀にエドワード6世とエリザベス1世のもとで財務顧問を務めたトマス・グレシャムが唱えた経済法則
  • グレシャムは、名目上の価値が等しいが実質的な価値が異なる貨幣が同時に流通すると、良貨は市場から姿を消し、悪貨だけが流通するという現象を観察

この法則は、「良いもの」が使われずにしまい込まれ、代わりに「悪いもの」が広く流通する状況を表すが、現在ではモノだけではなくヒトにも当てはまるといえる。

人間関係や仕事の場で「悪貨は良貨を駆逐する」原則が適用される例を挙げてみよう。

天才を駆逐

頭の悪い集合体が天才を駆逐してしまう例がよくある。

たとえば、出来の悪い人間が、嫉妬からいじめに走ったり、彼らの言動を叩いたり。

才能あふれるアーティストを、ジャーナリズムの名のもとに、不倫だ何だと断罪する、追い打ちをたてるように、匿名の名もなき庶民が叩きまくり、彼らの才能を失墜させる例なんかもある。

世の天才は、孤独であるがため、プレッシャーや迫害に弱い。

なので、こういった凡人の行為(何気ないストレス解消行為)により、簡単に駆逐されてしまうのである。

優秀な人材と未来の描けない会社

優秀な人材は、自分の成長のチャンスを求めるもの。

その一方で、会社が自分が期待する未来のビジョンを描けない場合、またたくまに、不満を抱え始めることになる。

会社が日常業務に埋没していて「つまらない」という環境であれば、誰だって、新しいアイデアを出すことを躊躇うだろう。

まさに、アイデアやモチベーションの高い人が追い出されてしまうといった「悪貨が良貨を駆逐」するという状況になってしまう。

組織文化の悪貨

圧倒的多数による悪い組織文化(例:不正行為、いじめ、不公平な扱い)がまかり通ることで、まともな人材が、攻撃されたり、排除されたりすることがある。

いわゆる「同調圧力」によって、腐った組織が、良質な少数を滅ぼしてしまうと言えるだろう。

その結果、少数の意見、善良な志を駆逐する状況に陥る。

ステレオタイプと偏見

ステレオタイプ型の人間が集合することで、多様性を尊重しなくなる傾向にある。

奇抜なことをする人間には偏見が生まれ、全ての人間がステレオタイプ型に染まってしまう。

こんな状況下では、面白いアイデアや、未来型思考なんて永遠に生まれない結果につながるといえる。

天才がいたら…あなたは教えを請う?その場から追い出す?

それでは、実際に、天才を目にしたら…。

あなたは教えを請うか?その場から追い出すか?

知らず知らずして、その「良貨」を追い出すことに加担してしまっていないだろうか?

悪貨が良貨を駆逐するが原則であるがゆえ、仕方がないのかもしれない。

だけど、人は、人的努力で「天才を駆逐する」のではなく、むしろ、自分の潜在能力を活かすために、私たちは共に努力するべきだ。

以下に、天才に接する際の適切なアプローチを解説したいと思う。

最初にすでに優劣は決まっている悲しきゲーム

基本的に、この人生は、悲しくも最初にカードを選んだ時点ですでに優劣は決まっている。

頭が切れる、先見の明がある…、凡人が欲しがっても手に入らないもの、それを最初から持っているのが「天才」であり「良貨」である。

さらに、天才は、「天才であるがゆえの特権」を惜しみなく使うため、世の中の格差社会はなくならない。

そして、現代では、上層階の参加者は下層階を支配すればいいと気づいているため、下層階がそれをひっくり返すのは非常に難しい。

そんなゲームで反旗を翻したところで勝ち目はないのだ。

あなたは、この「すでに優劣が決まっている悲しきゲーム」のゲーマーなのだから。

なので、ここではひたすら、どのようにすれば、良い思いができるのか?ということを考えよう。

共感と協力

上の人間、良貨(天才)に対して、どう動くべきなのか?

反旗を翻すべきではない、謙虚で協力的な姿勢を示すことがアンサーである。

共感と尊重を持って、彼らの視点やアイデアを聞き、学ぶことだ。

天才へ、直接質問することで、悪貨である、凡人でも、知識やスキルを吸収できることができる。

彼らの経験や知識を活用することで、自分の成長に役立てよう。

良貨(天才)は一握りしかいない。巡り会えたことに感謝を

悪貨(凡人)は無数にいるけれど、良貨(天才)は一握りしかいない。

直接的な知り合いではなくても、そんな人と同じ時代に生まれ合わせる、または巡り合うこと自体が、まずは恵まれているという根本的なことにもっと目を向けてみよう。

そうすれば、自然と、そこに感謝が生まれる。

この原則を思い出すことによって、その人を大事にしよう、守ろう…、そんな気持ちにすらなれるはず。

まとめ

悪貨が良貨を駆逐する、それが、たとえ原則だったとしても、人間社会は、貨幣ゲームではないため、人的努力が必要だ。

それを信じて、天才と協力して、相互に学び合っていくべきなのである。

彼らの強みを活かし、成果を最大化しよう。

天才と競争するのではなく、天才とともに、「自分の成長を重視することに特化」しよう。

天才は新しいアイデアや技術を生み出す力を持っているため、彼らの才能を活かすことで、社会的進歩とイノベーションが促進されるのだから…。

 

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