この世は弱肉強食？適者生存の世界っていうのは本当？どうすればいい？

動物の世界は、よく「弱肉強食の世界」などとも言われたりしますが人間の世界は、どうなのでしょうか？

人間の世界も野生の動物達と形は違えど、弱肉強食の世界っていうのは自然の摂理だといわれていますよね…。

そこで、弱肉強食の世界って？

それって本当なの？っていうところを具体的に見ていきたいと思います。

この世は弱肉強食である

今、日本の社会では、弱肉強食が意識されることはほとんどありません。

これは他の動物を捕まえて食べることがないからです。最近では、人間同士の関係では、立場の強いものが弱いものを一方的に食い物にすることは「許すべからず」とされていて、立場が弱いからといって、弱者は救済されるべきである、といわれていますよね。

しかし弱肉強食というものが消え失せてしまったわけでは有りません。

逆にそのシステム、摂理の上で、人間の生活が営まれています。

従って、現在のように社会の基盤が崩れそうになったときには、結果的に弱肉強食となり、「企業」にしかり「個人」にしかり、弱いものが淘汰されてしまう世界だとも言えるでしょう。

どういうことかというと、適者生存の世界というのは真理であり、この真理からはどうあがいても逃れられないんですよね。

現代社会での強者とは？

ただ、弱肉強食というと、力が強いだとか、暴力や力で支配する、あるいはねじ伏せてコントロールするものが強いと思われがちですが、野生動物とは違い、人間の世界はもっと複雑で、知能性が求められていると思います。

現代の世の中での「強者」と言える存在ですが、基本的には、資本主義の中で勝ち抜いてきた、「経済強者」であるといえるでしょう。

人間とは元々「知能」に優れた動物だからこそ、ここまで進化することができたからこそ、「知恵」を有するものが上に立つ仕組みになっています。

つまり、人が知り得ない知識や学を身につけていて、孫の代までいっても安定している経済強者が、強者かもしれません。

そしてかつ何が起きても淘汰されない、生き残れる、サバイバル力があるような人が強物かもしれません。

現代社会での弱者とは？

そして、弱者とは…。

その強者たちに、お金や時間や権利を、喰われ続けるというのが宿命になります。

弱者は強者の糧として生きる必要があり、実は経済力を使った広告や、情報を使い、あるいは搾り取る仕組みを作ることで、弱者は強者に奪われるという形になっています。

第三世界が、先進国に搾取され続けているように、国単位でも、持つべきものが持たないものから搾取するという構造には代わりはありません。

弱者は文句をいいますが、結果的に上には声は届かない。

搾取される運命です。

生きづらいと言われていますが、生きづらくなる仕組みがこの世界の根底に組み込まれていて、今生きづらいと考えている人は「弱者」だからかもしれません。

弱肉強食その中で生きるためには。

弱肉強食のその中で生きているからといって、腕力で他者を屈服させる必要はありません。

私が思うに、ここで生きるためには、「財力」と「知恵」を使いこなして生き抜く必要があると思います。

「私にはとても無理…」そう感じるなら、強者を味方にして、そして生き残るという術があります。

人はいきなり強くはなれませんので、どうすれば自分の身を守れるのか、真剣に考える必要がありますよね。

弱い会社は強い会社と合併をしたり、あるいは弱いからこそ、強いパートナーを選んだり。

負の遺産である毒親は切り捨てましょう。

弱者だからこそ、簡単に『喰われない方法』を見つける覚悟が必要なのです。

なぜなら、それがこの世の容赦ない現実だからです。

今後の時代に必要な考え方とは？

よく、資本主義を、弱肉強食の世界、と表現することがありますが、実は知恵を手に入れたからこそ、今後は「適者生存である」という意見もありますよね。

資本主義経済がまさにそれです。

たとえば、今まさにその時代になっていますが、ウイルスの蔓延や、災害の多発などにより、今まで儲かっていた企業があっという間に傾いたり、経営難に陥ったりしています。

つまり、以前まで体力が有り強かったとしても、環境の変化についていけないものはあっという間に死に絶えてしまいます。

大きな資産を継いだとしても、変化で沈んでしまったり。

環境によって全て失われてしまったり。

新たなシステムを作り出せなかったり。

ピンチをチャンスにできず、経済勝者になり得ない、そういった人は死に絶えるでしょう。

逆に弱くみえ、目立たなかったとしても、環境の変化についていける生き物(企業・個人)は増殖していき、生き延びて、次の時代にもそのバトンを渡すことができます。

たとえば、今の時代でも、強者（＝大企業）がいつまでも強いということはなく、ただ、賢く知恵があるというだけであぐらをかくのではなく、適者、つまり変化に対応できる企業・個人が残るのです。

そう考えると、人が今後生き残る必須条件は、外部の変化に対応をする力であり、さらに一歩進んで考えると先を読む能力などのサバイバル能力ではないでしょうか。

世の中の摂理は、適者生存。

つまりは、どんな時代でも変化が起きてもその変化に対応できる人が本当に強い生存能力を有した個体だと思うのです。

まとめ

弱肉強食ではない、弱いものも強いものも共存するべきだ…という意見もありますが、実は、実際、私もあなたも、全生命が参加するバトルロワイヤルの生存競争で勝ち抜いてきた生き残りです。

太古の昔から、散々、他者を蹴散らし、環境の変化で生き残ってきたからこそ生きていると言えます。

その事実を受け入れることが、弱肉強食、適者生存だと受け入れることが、生きづらい人生を脱け出すヒントだと思います。

弱者だからこそ、簡単に『喰われない方法』を見つける覚悟を。

強者なら、変化にも対応できる能力を。

それが今の時代を生き抜くために必要な力です。是非参考にしてみてください。